茜の塔、クラッスラ属の多肉植物

今日は、とっても面白い育ち方をする多肉植物を紹介します。

塔が立つように育っていく「茜の塔」。アコーディオンを広げたような姿でお日さまを目指して伸びていきます。

だけど、育てているうちに、ぐにゃんと倒れてしまうこともあるのですね。

最近購入したばかりの茜の塔は、すでに倒れ掛かっているものもあるのですが、よ~く見てみると、倒れてしまった理由が分かりました。

今回は、茜の塔育て方と倒れてしまう嬉しい理由についてお話します。

茜の塔はまっすぐ育たない?倒れてしまう理由がわかったかも。

今回の主役、茜の塔。塔っていうくらいですから、まっすぐ伸びて育ちそうなイメージですよね。

もちろん、名前からの期待を裏切らないように、立派な塔が立つこともあります。

ですが、育ててみると時間とともに、ぐにゃんと倒れかかってくることがあるのですね。

ポキっと折れてしまうのではなくて、元気がなくなって頭が下がってくるような姿になるのです。

はじめて見たときは「トラブル発生!?」と思って、ちょっとドキドキしてしまいました。笑

だけど、よ~く見てみると倒れてきた理由に気づくことができました。

茜の塔、クラッスラ属の多肉植物

ほら!葉っぱの下あたりに、ちっちゃい脇芽がたくさん出てきていますよね。

節々からどんどん芽が出てくる、元気いっぱいなわんぱくアピールがすごいでしょw

たぶん、この脇芽のせいで、茎が曲がってきてしまうのだと思っています。

曲がってしまった茎は、アーチ状になったり、地面に這うようになったりしますが、アコーディオンを広げたような感じになって、とってもよい味を出してくれるんですよ。

はじめは、う~ん・・・なんて思っていても、見ているうちに惹きこまれてしまうから、とっても不思議なんですよね。笑

茜の塔の育て方とポイントを紹介します。

茜の塔はクラッスラ属のひとつ。葉っぱのつくりなんかを見てみると、星の王子や南十字星によく似ています。

最近、ひしひしと感じるのですが、クラッスラの仲間は、思っているよりも育てやすいなぁ~と感じることが多くなりました。

まず、何よりも大事なのは日当たりです。

クラッスラ属の多肉植物は、日当たりが悪くなると、葉っぱの様子に変化がでやすいように感じています。

見た目にもハリがなくなってきたり、触ってみるとしんなりしてきたりするのですね。

次に、水やりです。クラッスラは、比較的お水を欲しがるような気がするのですが、頻度が多くなってしまうと、ぐんぐん茎が間延びするように育ってしまいます。

ですから、季節にもよりますが、水やりのタイミングを調節してあげましょう。

雨や曇りが多くなってくると、その後の晴れの日をきっかけに、黒い点が出てしまうこともありますから、気になる方は気をつけておくとよいと思います。

塔の茜は、風通しのよい場所で育てることが大切なポイントになります。

育ち方の特徴でもあるのですが、葉っぱが密集して、何重にも重なったような姿に育っていきます。

空気の流れがないような環境でそだててしまうと、カビなどにやられてしまったり、蒸れて株元や茎が傷んでしまうことがあります。

風通しって、なんとなく、忘れられがちな気がするのですが、とっても大事なんですよね。

最後に、茜の塔は紅葉を楽しめる多肉植物です。

多肉植物の紅葉は、室内育ちだと、なかなか色付かせることがむずかしいと思います。

以前に、多肉植物の紅葉について書いた記事がありますから、よかったらご覧になってみてくださいね。

過去記事:「紅葉が鮮やかな多肉植物。きれいに紅葉させる育て方の3つのコツ

 

ということで、今回は茜の塔(あかねのとう)の育て方についてお話しました。

多肉植物って、本当にいろいろありますよね。売場もいろいろあるのですが、是非、屋外の花苗の販売コーナーもご覧になってみてくだい。

多肉植物は、屋外用の苗があって、大き目で元気な苗が200円以下で購入できたりもするんですよ。

本格的な梅雨に突入する前の方が、状態のよいものを購入できますから、お時間のあるときにでも、ぶらりしてみてくださいね。