2週間くらい前のことになります。
いつも花木総合センターをぶらりしていたときに、ビックリするくらいクールな多肉植物と出会いました。
遠目に見ていても、いつも見ている多肉植物とは、まったく違った、心を魅かれるような蒼色が目に飛び込んできたのです!
自然と引き寄せられるように足が向いてしまいました。
この子は「蒼星」という多肉植物。グラプトペタルム属のひとつです。
ところで、グラプトペタルム属の多肉植物は育てるときに「ある事」をしてしまうと、一気に葉っぱが落ちてしまうことがあるのです。
今回は、グラプトペタルムの特徴と育て方についてお話します。
グラプトペタルム属には有名どころがいっぱい!
多肉植物の仲間分けをしてくときのグループのひとつに「グラプトペタルム属」があります。
グラプトペタルム属には、多肉植物でも有名どころの「ブロンズ姫」「秋麗」「朧月」などがあります。
この3つは、多肉植物の売り場があるとすれば、ほぼ確実に店頭に並んでいるくらいに流通しています。
ブロンズ姫は、多くの方が育てていて、秋になるとキレイなブロンズ色に紅葉してくれるんですよ♪
わたしのところにも、ちいさいけれど姫さまがおりまする。笑
過去記事:「多肉植物のおてんばお姫様。ブロンズ姫を綺麗に紅葉させるコツと育て方。」
グラプトペタルムの特徴と育て方。
グラプトペタルム属の多肉植物は、肉厚なでギュット締まった葉っぱがつきます。
葉の表面は粉がふいているのとはちょっと違うのですが、うっすらと白くなっているものが多いように感じます。
パッと見た感じは、お花のような形に見えるのも特徴だと思います。
この子たちは、1つだけが単独で育つのではなく、群生するように育ちますから、とっても盛りだくさんに見えてよい感じになってくれるんですよ。
寒さにも強いものが多いですから、秋もしっかりと屋外で育ててあげるようにすると、きれいに紅葉させることができると思います。
育て方は、日当たりのよい場所に置いてあげるようにしましょう。
グラプトペタルムは、日照不足になってしまうと、色があせたようになってしまったり、無駄に茎葉が間延びしたようになってしまいます。
育ちがとてもよいですから、どんどんお水をあげたくなります。
だけど、お水のあげ過ぎには十分注意してくださいね。グラプトペタルム属は、お水のあげ過ぎに要注意なのです。
多少、蒸れに弱い一面がありますから、土がいつまでも湿ってしまわないように、風通しの良い場所に置いてあげることも大切です。
といっても、それほど深刻に考えすぎなくて大丈夫です。笑
この子たちは、地植えされているケースも結構あって、そのくらい丈夫で強い子たちなのです。
わたしは、これまでに失敗もたくさんしているのですが、日当たりが一番大事だと実感しています。
グラプトペタルムの葉っぱが一気に落ちる事件。
グラプトペタルム属の多肉植物は、一見、涼しい顔をしていて、しっかり育っているように装っていることがあるのですね。
今日も元気だなぁ~なんて思って、ちょっと触ってみたら、ボロボロ葉がとれてしまうことがあるのです!
1枚、2枚の話ではなく、ごっそり取れてしまって、ハゲ散らかるくらいなんです。汗
これは大事件だぁ~!!と、大慌てしてしまったり、理由が分からず心を痛めている方も多いのではないでしょうか。
実は、わたしもその一人でした。
わたしも理由がわからず、ただ目の前の現実を受け止めるしかない、悲しい思いをしたことがあるのですね。
ところが、つい先日、不意にとある多肉好きのおじさんからお話が聞こえてきたのです。
この方は、園芸店にくるお客さんの一人なのですが、いっつも「うんちく」がウンウン、チクチクしているので、わたしは迷惑に感じていたのですねw
だけど、そのおじさんが話していた武勇伝の中に、ためになる話があったのです。
「コイツら(グラプトペタルム)は、なんでかはわからないが、水をあげ過ぎると根腐れしていなくても葉っぱが落ちるんだ」
おぉ!おじさん、やるじゃん!! そういう話をしてあげて~(笑)
わたしも、根腐れを疑って、何度も掘り起こしたことがあるのですが、根は腐っていなかったのです。
紅葉するからというのもあるのですが、グラプトペタルムは、水やりは「控えめ」とか「乾かし気味に」とアドバイスを受けることが多いように感じています。
ちょうど冬が終わって、春になりましたから、お水をガンガンあげたくなりますが、やや控えめくらいの気落ちでチャレンジしてみようと思います。
ということで、今回はグラプトペタルムについてお話しました。
多肉植物は、基本的にあまり手をかけなくても育つ品種が多いと思います。
だけど、日光浴と水やりがポイントになっていることが多いですから、そこだけは気にかけてあげてくださいね!
今回の記事が、みなさんの参考になればうれしいです。
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