新潟もすっかり梅雨明けして、夏本番となりました。今年の梅雨は猛烈な暑さと雨、ジメジメ感で満たされましたね。
梅雨や梅雨明け後は、多肉に事件や事故が起こりやすいものです。今年は大丈夫かな?と思っていたら、やっぱり事故りました。
多肉の葉っぱがバラバラになる現象再来です!
今回は、多肉バラバラ現象と原因や対処方法についてお話します。
多肉の葉っぱがバラバラになる原因や対処方法は?
わたしは多肉植物を屋外管理しています。
屋根つきの棚に入っているものもあれば、雨ざらしの環境で育てているものもあるんですよね。
梅雨や雨の多くなる時期に「多肉を雨に当ててはいけない!」という意見もあります。
わたしも最初は同意見だったのですが、ここ数年でわかったことは「少しくらい雨に当たっても平気」ってことです。
エケベリアのようにお花のような姿の多肉(葉っぱが込み入っている多肉)は、雨ざらしになる場所に置かない方が安全です、それ以外の多肉たちは、むしろ雨で水をもらえると、大きく育ちやすいと感じています。
ところが、雨にあたっていようが、雨に当たっていまいが起こるのが「バラバラ現象」なんですよね。
とくに、梅雨の間の晴れ間や梅雨上げ後に起こりやすいですから、ちょうど今頃に時間差で出てくることもあります。
それでは、このバラバラ現象の症状や原因、対処方法について紹介します。
多肉バラバラ現象の症状
多肉バラバラ現象は、突如起こります。
「あれ?なんか葉っぱが開き気味だな~」と思って、触ってみると、ぜ~んぶの葉っぱがバラバラっと落ちてしまうのです。
予兆や前兆があるわけではないのが怖いんですよね。
今年の場合は、葉っぱ1枚が「あれ?なんか色が悪くなっているかな?」って感じで、さわったらバラバラになったり。「葉の付け根(中心)が白っぽくなってるかな?」と思って触ってみたらバラバラになったり。
とにかく、触ってみると、崩れるように葉っぱが落ちてしまうんです。
多肉植物を始めたばかり方は、相当ショックだと思うのですが、これは毎年必ず起こる恒例行事くらいに考えておかないと心がもちませんね。悲しいですけど。汗
多肉バラバラ現象の原因は?
多肉バラバラ現象は、これといった決定的な原因がつかめていません。
ですが「こういう状況」で起こりやすいという傾向はあるので、みなさんにシェアしたいと思います。
1.雨が続いたあとの晴れ間の後
基本的に、雨が降っている最中に多肉が腐りだすということは、ほとんどありません。
むしろ、雨にあたっている間はイキイキとしていたり、ぷっくりと肉厚になってくれたりと、表情豊かに楽しませてくれるほどです。
ですが、雨が上がった後の晴れ間が問題なんですよね。
春先や秋などの、わたしたちが「過ごしやすい」と感じる季節は大丈夫なのですが、梅雨や夏などの「暑い」と感じる季節にトラブルが起こりやすいです。
一気に蒸しあがるような環境になると、多肉植物は全般的に傷みやすいですし、何かしらの変調がでてきます。
多肉のバラバラ現象は、晴れ間の瞬間ではなくて、ちょっと時間がたった後(数日後)に、涼しい顔をしている子たちが、突如バラバラと崩れてしまいます。
とっても不思議なのですが、集団でゴッソリと現象が起こることは少なくて、ほんの一部の数個がバラけてしまうという感じ。
だから「多肉が全滅するんじゃないか」なんて不安は抱かなくても大丈夫ですよ。
2.急激な気温の変化の後
急激に暑くなったり、急な気温変動があるときにも、多肉のトラブルは起こりやすいものです。
多肉バラバラ現象は、どちらかというと「急に暑くなった日の後」に症状が出やすいと実感しています。
急に寒くなったりするときは、どちらかというと「葉っぱがしょぼくれる」みたいな感じだったり、しわしわになりやすいように感じるんですよね。
わたしは新潟市在住ですが、我が家の多肉植物はある程度の気温の変化には順応できています。
真夏の猛烈な暑さ、冬の寒さにもある程度は耐えることができているのですけど、急激な気温の変化が出たときは話が別ですね。
こればっかりは、自然とのつきあいですから仕方ないことかな。なんて。
3.腐れ菌の影響?
過去記事で紹介しているのですが、腐れ菌にかかると多肉バラバラ現象がおこるようです。
ですが、わたしのバラバラ現象は、腐れ菌とは違うように思うんですよね。
他の苗に感染が広がるわけでもないし、どちらかというと「多肉あるある」のひとつで、日常的によくあることのひとつなんじゃないかなぁと感じています。
多肉バラバラ現象の対処方法
多肉バラバラ現象が起こったときの対処方法についてお話します。
まずは、落ちる葉っぱを落としきってしまうことがポイントです。
どうせ葉っぱを残しても、バラバラになるのであれば、見つけたときに揺すって落としてしまったほうが良いです。
そして、落ちた葉っぱは、トレーに隔離して放置してみましょう。葉挿しができるくらいに根が出たり、芽がでたりするものもありますよ。
茎の部分は、傷んでいるようならば、思い切ってカットします。
明らかに、グズグズとか、水分が抜けたみたいになってたり、黒く変色していたり、見た目で「変」と感じたならば、わたしは切ってしまいますね。
ですが、とくに傷んでる様子もないのであれば、丸坊主になっても、そのまま様子見してみましょう。隔離などはしなくて大丈夫です。
意外と新芽が出てくることもありますから、すべてをあきらめる必要はありませんよ。
今日のまとめ
今回は、多肉バラバラ現象について紹介しました。
季節の変わり目は、何かと問題が起こりやすいものです。
ですが、これもひとつの勉強とおもって、今年も多肉ライフを満喫していきましょう!
今回の記事がみなさんのさんこうになればうれしいです。