2023年も11月下旬になりました。
つい先日は、28度を超えるような暑い日があったのに、18日は猛烈な悪天候で新潟市でも雹(ひょう)やあられが降りました。
「まだまだ凍えるような季節ではないと」油断していたので、多肉たちに大被害が出てしまいました。汗
今回は、冬の前に知っておきたい、霜、雹、あられでの多肉被害と対策や対処方法についてお話します。
初霜、雹、あられで多肉被害続出!
多肉植物の最大の最凶といえる季節が冬です。
新潟市で暮らしている私にとっては、何度もひどい目に遭ってきたシーズンなんですよね。
多肉植物は、屋外管理であっても、ある程度の寒さには耐えることができます。
もちろん、寒さに強い品種、寒さに弱い品種があることも確かなのですが、とにかく注意すべきなのは「霜、雪、あられ、雹」です。
これらが、ダイレクトに多肉に当たってしまうと、ほぼ確実に事件・トラブルが発生します!
では、どんなことが多肉植物に起こるのかお伝えしますね。
1.トラブルは時間差で発生する
多肉植物に、霜、雪、あられ、雹などが当たると、すぐに何かが起こるわけではありません。
むしろ「やばい!」と思って、多肉をすぐに屋内へ取り込んだとしても、その瞬間は何事も無かったかのような表情をしています。
ですが、数日後(2~3日)には、徐々に異変があらわれてきます。これは、誰が見たって分かるような症状が出てくるのです。
2.葉っぱがシミだらけになる
多肉植物が霜、雪、あられ、雹などにあたると、数日後には葉っぱに「凍傷」の症状が出てきます。
パッと見た感じで、「水滴の跡」「シミ」のような斑点が出てくるのですね。
グズグズになっているわけではないので「あれ~?どうしたんだろ?」くらいに感じると思います。運がよければ、ここで症状はストップします。
ですが、こわいのはこの後なんですよね。
3.傷跡が変色、カサブタ状になる
これが一番ショックな瞬間です。涙
これまで、シミや斑点のように見えていた部分が、傷跡のような感じになったり、カサブタみたいになったりします。
下手をすると、成長点がやられてしまうこともあるんですよね。
こうなってしまうと、枯れることは無いものの、傷が癒えることもなく育っていくことになります。
時間が経てば、経つほど、意外と広範囲に症状がでてきます。ですが、慌ててカットするようなことをせずに、少し様子見をしてみてください。
対処方法はどうする?
多肉植物が凍傷被害にあったときは、残念ながら手の打ちようはありません。
ですが、葉っぱに傷はできているものの、きちんと成長してくれるのが救いです。
傷の大きさにもよりますが、葉挿しをすることもできますし、カットしてきれいな脇芽(新芽)を出すことができれば、きれいな葉っぱに育ってくれます。
わたしは、来春に本格的な仕立て直しをすることにしています^^
あくまでも、わたしの体験・体感ですが、多肉植物がダイレクトに雪や雹、あられに当たらなければ、このような被害は心配無用です。
例えば、屋根付きの多肉棚に入れてあげるのは、とてもよい対策になると思います。
霜対策としても同様で、例えば「多肉を衣装ケースの中にいれておく」のように、朝晩の外気に触れないように対策するのも非常に有効です。
冬トラブルは多肉あるある!
ということで、今回は、秋の下旬から冬にかけての、霜・雪・あられ・雹に関する被害と対処方法、対策についてお話しました。
季節ごとに起こるトラブルやアクシデントは、多肉あるあるのようなものです。
多肉植物を育てていると、誰もが一度は通過する道ですから、あまり深刻に抱え過ぎないようにしてくださいね。
わたしも失敗は多いですが「良い勉強になった!」と思うことにしています。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
今回の記事がみなさんの参考になれば、うれしいです。