今回は、多肉植物の冬越しと寒さ対策についてお話します。
わたしが暮らす新潟市でも、いよいよ冬の気配を感じるようになりました。
新潟の冬は、本当に寒さが厳しくて身に沁みます。もちろん、多肉たちを屋外で放置というわけにはいきません。
そこで、2023年版「はなのあ流の冬越しと寒さ対策」として、つい先日に済ませてきた冬囲いの内容を紹介したいと思います。
多肉植物の冬越しと寒さ対策はいつから始める?
わたしが暮らす新潟市では、11月の中旬から下旬にかけて、必ず一度くらいは、みぞれやあられが降るものです。
天気予報で「週末は雪になりそうです」なんて話題が聞こえだし、みんなが慌ててタイヤ交換をはじめ出す頃が、冬囲いのタイミングになります。
新潟市で多肉を楽しんでいる私は「多肉植物はある程度、寒さに耐えられる」いう体感なのですが、さすがに、あられやみぞれに当たってしまうとアウトです!
過去記事:多肉植物の凍傷、冷害は時間差で来る!種類を問わず出る症状と状態を画像で紹介。
ですから、11月の中旬頃までに冬対策を済ませておくのがベスト。遅くても11月下旬までには冬囲いを済ませて、冬越しに備えましょう!というのが毎年のルーティンです。
屋外管理はもちろん、ベランダの軒下で管理している場合も同じように考えてもらって良いと思います。
多肉植物の冬越しと寒さ対策はどうする?
多肉植物の冬越しは「とにかく霜や雪に当てない」というのが一番大事なポイントです。
これを喰らってしまうと、多肉は一発アウトなんですよね。
仮に生き残ったとしても、葉っぱが変色したり、傷跡が残ったりして、それを目の当たりにしたときのショックは大きいものです。
ですから「とにかく外気が直接あたらないように対策する」のが大事な一手になります。
ベランダなどの限られたスペースで多肉を育てている場合は、衣装ケースの中に入れてしまうのも一策です。
過去記事:多肉植物の冬対策。衣装ケースで積雪や寒波を乗り切れるのか検証した結果を報告!
そして、置き場所や管理環境によりますが、気温が氷点下を維持するような場所でなければ、ある程度は多肉たちも耐えてくれます。
もちろん、そもそもが寒さに弱い品種もありますから、冬対策をしても、ダメになってしまう多肉が出てしまうのは「仕方ないことだ」と思っておいた方が、気持ちが楽です。
はなのあ流、多肉の冬越しと寒さ対策【2023年版】
わたしは、つい先日に多肉の冬越し準備が完了しました。
普段から屋外管理しているのですが、その多肉たちを「いかに収納して外気から守るか」を基本方針として対策を進めることにしました。
まずは、父の工具棚を改良した「多肉棚」に可能な限り収納していきます。
この棚は、これまでの数年間の経験上、冬越しの勝率が圧倒的に高くて「神領域」と呼んでいます。笑
以前に紹介しましたが、この棚の前面には、父がアクリル板でスライドドアを作ってくれました!中の様子も見れるし、空気の入れ替えもできるしで、言うことなしです。
断熱効果が高いわけではないと思うのですが、日中はお日さまも当たるので日照も程よく確保できます。
かなり詰め込むので、奥の方にあるものは徒長気味になるのですが、寒さでグズグズになるよりは何倍もマシ!と思うことにしています。
イレクターパイプで作った多肉棚は、全体をビニールハウス用の資材で囲ってしまう作戦です。
コメリやムサシなどの、ホームセンターで資材購入はできるのですが、青い止め具が問題なんですよね。
パッカーというらしいのですが、イレクターパイプの直径が28mm。パッカーは22mm、25mm、32mmのサイズしかありませんでした。
仕方ないので25mmのものを力を込めてはめ込んでいます。かなり力が必要になりますから、チャレンジする方は、軍手などで手を守ってあげてくださいね。
この棚には、大きな鉢で作った多肉丼や、猛烈に増えたセンペルビウム、父が増やした謎の多肉たちが、わんさか詰まっています。
比較的、寒さに強い多肉たちを選んで置くようにしました。
雪の下になっても、春には元気に復活してきた多肉たちを中心にしていますから、このくらいの風よけ、雪よけができていれば、大丈夫じゃないかな~と思っています。
2023年、最後の手入れと記念撮影
2023年は、ここ数年で衰退気味だった多肉たちの活気を取り戻すために奮闘した1年でした。
色々チャレンジしたり、実験したりしている中で、モリモリ増えてくれた多肉ちゃんたち。すごくいい感じです!
冬囲いの前に、挿し木にしたり、カットして形を整えたり、寄せ植えのように植えこんだり、6時間くらいが あ~っという間に過ぎてしまいました。(笑)
年内の大掛かりな多肉の手入れは、これで打ち止めになりそうです。もちろん、ちょこちょこは触ってしまうと思うのですけどもw
ということで、今回は【2023年版】多肉植物の冬越しと寒さ対策についてお話しました。
いよいよ冬本番です。本当に困ったときは「とりあえず家の中に入れる」って作戦もありです!
霜や雪は夜中~明け方が一番あぶないですから、雪国以外にお住いの方も、十分に気をつけてくださいね。
今回の記事がみなさんの参考になればうれしいです。