今回は、屋外の多肉植物の冬管理と冬越しの準備と寒さ対策について、わたしが実践したことをお話します。
2024年もあっという間に冬。それどころか、すっかり年末になってしまいましたね。
今年も異常気象の連続でしたが、わたしの多肉たちは、かなりの生存率で生き残ってくれました!
ところが、冬の新潟では、屋外で育てている多肉たちをそのままにしておけば、間違いなく完全にダメになってしまいます。
そこで、冬をしのぐための対策が必要になるのですね。それでは、今日のお話にいってみましょう!
【2024年版】屋外の多肉植物の冬管理と冬越しの準備と寒さ対策
わたしの多肉植物は、ほぼ100%屋外で管理して育てています。
イレクターパイプで作った屋根付きの多肉棚、父の工具が入るはずだった工具棚に多肉を置いています。一部は地植えや大きな園芸鉢(プランター)で育てています。
このブログをはじめてから、いろいろ試行錯誤したのですが、屋外で育てるのが一番元気に育ってくれます。
多肉植物の冬管理と冬越しのポイント
多肉植物を冬越しさせるポイントは大きく3つあります。
わたしの暮らしている新潟市の環境で冬越しさせる場合のお話として参考にしてくださいね。
1.とにかく雪・あられに当てない
多肉植物は雪やあられに当たってしまうと、その部分が凍傷のようになったり、あられの粒の形にえぐれてしまったり、ドロドロになってしまったりします。
数日はケロリとした様子だったとしても、急に傷み出してしまうことも多々あるんですよね。(水分が抜けたようになって、バラバラになるとか。)
こうなってしまうと、もう元の姿に戻すことはできません。
応急処置をしようにも、どこから手をつけたらよいのか、手の施しようがなくなってしまうこともあります。汗
ですから、そうなる前に「とにかく雪・あられに当てない」という対策をしておくことが大切です。
2.とにかく霜に当てない
さきほどと同じようなことになりますが、多肉植物は霜に当たってしまうと、その部分が凍傷のようになったり、急に葉っぱから水分が抜けたようにシワシワになってしまうことがあります。
品種によっては、霜に当たっても平気なものもあるようですが、その中でも傷みが出てしまう子もいるんですよね。
ですから「どれなら霜に当てても大丈夫!」とは言い切れません。
それよりは、極力、霜に当てないように対策する方がベターだと思います。
わたしがこれまで多肉植物を育ってきた経験から感じるのは「直接的に外気(霜)に当たらなければ大丈夫」ということです。
ですから、何かしらのカバーがあれば、霜対策は十分なんじゃないかと思うんですよね。
3.寒さに弱い品種には対策をする
最後に寒さ対策です。
多肉植物はある程度の寒さに耐えられるものと、寒さに弱いものがあります。
対策をしていてもダメになってしまうものもあるし、逆に対策が手薄になっていても冬をのりきる子もいるんですよね。
とりえあずの傾向としては、セダム系は寒さに強いように感じます。逆に、カランコエ系や薄葉、毛が生えている系は寒さに弱いように感じます。
エケベリア系は室内に移動した方が絶対に安全です。
対策としては「外気に直接当てない」を意識すれば良いと思います。
以前にも紹介していますが、ホームセンターなどで売っている「衣装ケース」に入れるだけでもよいですし、心配でしたらプチプチなどをプラスするのも良いですね。
2024年の冬越し実践レポート
さてさて、今年の冬越しの準備は、2024年11月30日におこないました。
今年は夏が長くて、10月中旬までは30度に迫る日もあったりでハチャメチャでしたよね。そうかと思ったら、10月末には白鳥が飛来しはじめるのですから、季節も何もめちゃくちゃ。「四季」の感覚はあてにならなくなっているのかもしれません。
冬囲いしてしまう前に、今年の精鋭たちを一部紹介します。
小さなポットを1つから、父が作り上げた「テトラ」です。
たぶん、ポーチュラカと同じような感じで育てられます。父に「伸びてきた先っちょを切って挿しておいて」お願いしたのですが、通年でずーっとやり続けてくれたみたいで
もう一鉢、この規模のものができあがってしまいました。汗
大きすぎて冬越しはさせられないと思ったのですが「じゃあいいよ。別に遊びでやってみただけだし・・・」なんて、寂しいことを言うものだからw
絶対に冬を越してあげたいと思い、多肉棚の中に避難させることにしました。
ルビーネックレスも花苗用の土に植え替えたら、もりっもりに育ちだし、この規模で2鉢に大増殖してしまいました。汗
室内管理のときは、何度やってもダメだったのに、やっぱり自然の力と培養土の力はすごいと痛感させられましたね~
葉挿しや挿し木で育てた多肉たちも沢山あります。
棚に並べるにも、工具棚に入れるにも、ジャストサイズの育苗トレーがみつかったので、最初からトレーで育てるシステムにしてみましたw
秋からは、トレーで育ていた一部の苗を、やっぱり小鉢に分けたくなって、植え替えたりしながら、地味ぃな作業で数日過ごすこともありました。
今年は仕事のストレスがハンパなくて、本当に自分がつぶれてしまいそうになることが多かったのですが、多肉の植え替えやお手入れは、無心になれるリフレッシュタイムとなりました。
なんていうか、作業が終わったときの達成感がたまらないんですよね^^
もちろん自己満足なのはわかっているけど、それでも充実した時間を過ごせました。
作業していると、父が何度も見に来て、結局手伝ってくれるっていう流れも、とても良かったと思っていますw
屋根付き多肉棚の冬囲いは、さすがに父に手伝ってもらいました。
棚全体をビニールハウス用のビニールで包んでしまいます。
この棚には、比較的寒さに強いものと、大きな鉢で育ててしまった多肉たちを入れてあります。何回もやっているので、大体ですが、寒さをしのげるタイプがわかってきます。
父の工具棚には、万が一に備えて、寒さ対策が必要なものと、大事にしたい多肉たちを避難させました。
表はアクリル板のスライドドアで戸締りができるようになっています。
寒さが強烈になると、ダメになるものもあるのですが、8割~9割は無事に冬を越すことができています。
花壇に地植えしている多肉たちは、いちごや野菜が入っているトレーを被せるだけでも冬が越せることが判明しました。
父がいたずらでやっていたのですが、まさかの功績となり、大発見ですw
不安になるくらいですが、実際にこの程度の方法で冬がしのげている事実があるので、これは有効な方法なのだと言わざるを得ません。
ということで、今回は「【2024年版】屋外の多肉植物の冬管理と冬越しの準備と寒さ対策まとめ」についてお話しました。
最近は多肉植物の情報を発信する方がたくさん増えてきましたね^^
専門的なことはわかりませんが、これからも自分なりに多肉を楽しんでいきたいと思っています。
今回の記事がみなさんの参考になればうれしいです^^