多肉植物を大きく育てる方法を紹介します。
多肉を育てているのに「小さいままで大きくならない」とか、「多肉は大きくならないもの」と思っている方も多いのではないでしょうか。
多肉植物を育てるときには「どんな土で育てるか」ということも大事なポイントになります。
ずっと気になっていたのは「花や野菜の培養土を使ったらどうなるのか?」「肥料をつかったらどうなるのか?」ということです。
今回は、私が春からチャレンジしてきた、花・野菜の培養土や肥料を使って多肉を育てた結果を紹介します。
多肉植物を大きく育てる方法
まず、多肉植物を育てるときには「日当たり」「風通し」「水やり」が大事なポイントです。
それに加えて「土選び」も重要で「どんな土を使うか」で管理方法や育ち方は違ってくるのですね。
市販されている「多肉植物の土」「サボテンの土」を使うのも良いと思います。
実際に土を見てみると、粒のしっかりとした土、軽石、砂などを中心に構成されていることが多いですよね。
水やりや水の管理で失敗しないように「水はけのよい土」になるように、トラブル少なく育てられるようになっています。
その反面、栄養分というところでは手薄になりがち。
ですが、心配しすぎる必要はありません。多肉植物は、肥料がなくても育ちます。
むしろ、わたしは肥料を使わないで育ててきました。
すごく大きくなったりはしないのですが、キュっと引き締まった姿で、少しずつ育っていく感じです。
では、肥料や花・野菜の土で育てたらどうなるのでしょうか?
これが今日のハイライトです。
「花や野菜の培養土」を使ったらどうなるのか?
多肉植物に「花や野菜の培養土を使ったらどうなるのか?」ということが、ずっと気になっていました。
簡単に言ってしまえば「普通の土」では育たないのか、ずっと疑問だったんですよね。
昔のことを思い出すと、「根腐れする」「腐る」「ダメになる」という情報に怯えてしまって、手を出す勇気が持てませんでした。
ですが、2023年の春に思いきってチャレンジ!
道の駅で買った「たい肥入り培養土」で多肉を育てたらどうなるのか実験を始めました。
上の写真の「たい肥入り培養土」を使うことにしました。
土は牛さん由来の培養土で、もみ殻や何かの繊維のようなものも入っていて、軽くてふかふかな感じです。
かき混ぜると「しっかり肥やしだな」って感じ。まさに、根生って感じがします。笑
ただ、これをそのまま100%使うには、水持ちがよすぎるかなとおもったので、日向土や鹿沼土をあわせて3割程度混ぜることにしました。
実験開始の様子(2003/4/29)
さぁさぁ!いよいよ実験開始です。(2003/4/29)
いきなり全部の多肉の土に使う勇気はありませんでしたから、秋麗、ウィンクレリー、玉つづり、名前の分からなくなったヤツで挑戦です。
どれも水を好むタイプの多肉たちだと思うので、あとは栄養分の有り無しでどのくらい大きくなるか楽しみ!
約3ヶ月後のようす(2003/8/4)
4月末から約3ヶ月後の8月上旬の様子です。
見てください!めっちゃ大きくなってます!!
秋麗さんは大暴走です。笑 でかくなりすぎwww
鉢からはみ出すほどの大暴れ状態です。ステキ過ぎます。
ウィンクレリーさんは、順調でピョンピョンと脇芽、子株が伸びてきました。
もともとの大きさから、ぐんとひと回り、ふた回りも大きくなっています^^
玉つづりは、もっと大きくなると思っていたのに、意外と地味です。
それでも確実に大きくなっていますよね!
もっとゴリゴリに育つと思っていたのですが、まぁ順調ということで~
名前を忘れてしまった、何年も生きておる多肉は、ワシャワシャ茂っておりまっす!
実は、この子は雪の下になっても、春になると生えてくる生命力のカタマリです。
もうダメだとおもっていた苗を花壇の隅に投げておいたら、根付いてしまったという多肉あるあるな子w
実は、他の子たちにも培養土をブレンドして植え替えしていたのですが、めっちゃ大きくなったのは意外にも「桜吹雪」「恋心」さんたちです。
育てているとわかるのですが、桜吹雪は、がっちりと大きく確実に大きくなっています。今年は花芽も良く上がります。
恋心は、葉っぱがでかくなりすぎて形が崩れてきていますが「そりゃあそうだよな~」と納得しておりますw
約5ヶ月後のようす(2003/10/14)
相変わらずの秋麗さんは、ますます大きくなっています。
他の子たちも、順調にそだってくれている感じです。どこまで大きくなるのかしら…
そっちの方が、だんだん心配になってきました。
まとめ
多肉植物を大きく育てるために「花や野菜の培養土」を使った結果は「大きく育つ」となりました。
苗が小さいうちは、花の培養土などをブレンドして、多肉を育てても良いと思います。
ですが、水やりは、ちょっと手加減が必要です。
多肉の土のように、土の乾きがよいわけではありませんから、ジャブジャブ毎日あげたりすると、きっとトラブルが起こると思います。
土の乾き方や多肉の状態を、ある程度様子見しながら、お水をあげるようにすることが大切です。
今回紹介した多肉たちは、屋外で雨ざらしで育てていますが、梅雨の時期もダメになることはなく過ごせました。
ちょっと心配なのは「きれいに紅葉するか」という点です。
きっと、色が変わり出すのは、そうなると思うのですが、もしかすると、きれいな発色とはいかないかもしれません。
以前にも当ブログで紹介しましたが、きれいに紅葉させるためには「水やりと肥料を控えることがポイントになる」と、生産者さんから教わりました。
さぁ、秋がどうなるのか、これからも楽しみがいっぱいです!
ということで、今回は、多肉植物に花・野菜の培養土を使ってみた結果についてお話しました。
土の配合は、その時々で流行があります。
みなさんも、自分の環境にあった土えらび、土のブレンドで、多肉を楽しんでみてくださいね!
今回の記事が、みなさんの参考になればうれしいです。