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多肉植物を繁殖、増やす方法に「葉挿し」という方法があります。葉挿しは、多肉植物の葉っぱを使った、繁殖方法のひとつです。

以前、寄せ植えづくりに挑戦したとき、外した葉っぱをとっておいて、葉挿しにしたのですが、見事に新芽と根っこが出てきました。わーい!(笑)

今回は、わたしがどんな風に葉挿しをしたのか、やり方や方法と、途中の水やりはどうしていたのかについて紹介します。

多肉植物の葉挿しの方法、やり方を紹介します。


多肉植物は、毎日手をかけなくても、かってに育ってくれる植物です。水やりの頻度もひと月に1回~3回くらいで十分育ちます。

わたしが育てている多肉植物は、鉢植えにしています。大切な多肉ちゃんが、雨や風でやられてしまわないように、ベランダに出したり、室内にひっこめたりという、プチお引越しをしながら育てています。

多肉植物をお世話していると、うっかり手が当たってしまって、葉っぱがとれてしまったり、寄せ植えをするときに、元気な葉っぱでも取り除いたりすることがありますよね。

この葉っぱを捨てないで「葉挿し」に使うようにします。

葉挿しといっても、多肉植物の葉っぱを土に挿すわけではありません。むしろ、土に挿してしまってはうまくいかないと思います。

方法は、とてもシンプルで簡単です。


用意するもの


・多肉植物用の土(川砂でもできます。)
・イチゴなどのプラスチックトレー

多肉植物の葉挿しの方法


1.多肉植物用の土を、プラスチックトレーに1~2cmくらい敷きます。
2.土の上に、多肉植物の葉っぱを置きます。
3.明るい日陰くらいの場所で管理します。窓際でなくてもよいです。


本当に、たったこれだけです。

はじめて挑戦する方は、本当にこれで大丈夫なのか不安になると思います。わたしもそうでしたから、気持ちはよくわかります。

ここで気を付けてもらいたいことは、土をかぶせないということです。

土をかぶせずに、葉っぱを放置しておくだけでよいのです。少し日がたつと、葉っぱのつけ根部分が乾燥してきます。こうなってくれれば、第一段階はクリアしたのも同然です。

葉っぱがしおれてきますが、水やりは不要です。

葉っぱに蓄えられた水分で十分発芽できます。下手に水やりをしてしまっては、葉っぱがグズグズになって終わってしまいます。

話をもどしますね。

さらに放置しておくと、大体1か月のうちに芽や根がでてきます。ぜひ、毎日、観察してみてください。乾燥した葉っぱのつけ根部分から、ポツンと何かの先っちょが出てきます。(笑)

先っちょが、とんがってきたら確定です!新芽がでます。根っこもでます。わたしの葉挿しに成功した多肉ちゃんは、こんな感じになりました。↓↓

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ちょっと見にくいかもしれませんが、ちゃんと芽がでていますよね。根っこもでてきていますよ♪

根っこがしっかり伸びてきてたら、根に土をかぶせて育てていきます。ここの部分については、また、別の機会にお話しますね。

葉挿しに成功する葉っぱの見分け方と取り方


葉挿しをしたときに「うまくいく葉っぱ」と「そうでない葉っぱ」があることに気が付きました。

葉挿しが上手く行かなった葉っぱは、どんどん萎びて、変色していきます。何の音沙汰も無いまま、このような状態になってしまったら、半分以上あきらめムードですね。

だけど、上手くいく葉っぱは、何となくですが、見分け方があります。

「葉っぱがポロっと取れた」ときの切り口は、葉のつけ根部分をよく見たときに、芯のようなものが残ります。これは、かなり期待がもてる葉っぱです。

「ブチっと引きちぎったような取れ方」をした葉っぱは、葉のつけ根が残っていないこともあり、切り口に芯のようなものは残りません。

意図的に葉っぱを外して、大量に葉挿しするならば、少しずつ力を入れるようにして、葉っぱを左右に細かく揺するように外すと、切り口に芯が残ってくれます。へし折るような取り方をしてはいけませんよ。

それでは、ここまでのお話をまとめてみますね。


多肉植物の葉挿しの方法


・基本的に葉っぱを土に転がしておくだけ。

葉挿し中の水やり


・土を湿らせる必要も、葉っぱを濡らす必要なし!

管理する場所


・日なたではなく、明るい日陰で十分。


多肉植物の葉挿しは、成功しやすい種類とそうでない種類があります。でも、取れた葉っぱにも、新芽が出る可能性があるって、何だかロマンがあっていいですよね。

黒ポットで売られている、屋外用の多肉植物は、ポットの内側に新芽の出ている葉っぱがごっそり入っていることもあります。黒ポットに出会えたら、中をチェックしてみてくださいね。
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