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多肉植物繁殖させるとき、増やすときの方法のひとつに「挿し木」という方法があります。

多肉植物の寄せ植えを作るときにも、知らず知らずのうちに挿し木をしていることが結構あります。

挿し木をするときには、育った茎の部分をはさみで切ってしまうのですが、一発勝負になりますから、初めて挑戦するときには勇気が必要ですよね。

ところで、挿し木のためのハサミ入れは、どの位置で切ればよいのでしょうか。そして、切った後はどうしたよいのか、今回は、多肉植物の挿し木の方法を紹介します。

挿し木をするとき、茎を切る位置はどこ?


多肉植物が成長して大きくなってきたときや、徒長して間延びしたようになってしまったときは、挿し木で仕立て直しをしましょう。なんてことが、よく言われています。

挿し木は、茎をハサミで切って、切った先「挿し穂」を土に植えます。植えるといっても、土に挿すだけです。

そこで問題になってくるのが、「どの位置で切るのか」ということですね。

多肉植物の場合は、挿し木で増やせる種類であれば、それほど神経質になる必要はありません。「ここを切ってはいけない」という部分も気にしなくて大丈夫です。

だけど、切り口を斜めにしてしまわないように注意してください。切り口の面積が大きくなってしまうと、その部分から傷んでしまうことがあります。真横からスパっと切るようにしましょう。

下の画像のような状態であれば、赤いラインで切って大丈夫です。↓↓

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考え方としてしては、茎を切って土に植えますが、切った先(挿し穂)は、土に埋まる部分が最低でも2~3cmくらい必要になるということです。

地表に出る葉の部分が土に乗っかるような状態ではいけません。水やりのときに、湿気でダメになってしまいます。

だから、地表にも茎が少し見えるようにします。どうしても、葉っぱが土に接する場合は、下のほうの葉っぱを取り除いて(外して)茎の状態にしてしまいます。

挿し木をするときは、多肉植物用の土に植えつけますが、この土は想像以上にパラパラです。挿し穂の頭が重いと、挿しても倒れてしまうことがありますから、茎の長さとバランスが大切です。

挿し木はすぐに植えてはいけません。


挿し木をするときは、挿し穂の切り口が乾いてから植えるようにします。人によっては、切り口が乾いたあとも放置しておいて、根っこが出てから植えつける方法をとることもあります。

わたしの場合は、ハサミで切ってから2、3日は挿し穂の切り口を乾かします。切り口がカサブタのように、ちょりちょりになったら土に植えてしまいます。

植えてからすぐに水やりをしてはいけません。最低でも10日~2週間くらいは土に挿したままで放置します。

その間に、下のほうの葉っぱが萎れてきたり、変色したりしますが、不安がらないでくださいね。必要な水分を葉っぱから使っているので、そのようになってしまうのです。

根が出てくれば、きちんと成長しますから、辛抱の時間です。水やりも急ぎすぎると、切り口から傷んでしまいますから、こっちも我慢してくださいね。
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