挿し木や挿し芽、寄せ植えなどで育てている多肉植物。気が付いたら、葉っぱが開き過ぎてしまったり、反るように丸まってしまったりしていませんか。
多肉植物を株から切り離して育てたものは、時間がたつにつれて、見た目にも変化がでてきます。
はじめは、とても整った形をしていたのに、だんだん形が崩れてしまうのには、理由があるのです。とくに、冬の寒さ対策、冬越しでは起こりやすい現象ですから注意が必要ですね。
今回は、多肉植物の葉っぱが開き過ぎたり、反るように丸まってしまう原因と対策のポイントをお話します。
葉っぱの形が目に見えて変わってきたら要注意!
多肉植物は、手がかからなくて丈夫というイメージがありますよね。ですが、ほどほどに構ってあげること、気にかけてあげることも大切です。
とくに、葉っぱの形や様子が見た目に変わってきているときは、何かしらの合図だと思って見てあげたほうがよいです。
もしかしたら、ヘルプサインかもしれませんよ。
な~んて、少しカッコつけてしまいましたが、真面目にお話しますね。
多肉植物の葉っぱが開いてしまたり、丸まってきたりしているのは、どんな場所に置いている多肉植物でしょうか。
まずは、置き場所をよく確認してみましょう。
とくに、冬越しのために室内へ移動させたものや、もともと室内で育てているものではないでしょうか。
もしくは、屋外に置いてあるものでも、季節が変わってから、このような状態になってしまったりしていませんか?
多くの場合、このような変化が出てくるのは、日照不足が原因です。
お日さまの光に当てる時間が短かったり、日当たりが悪い場所だったりすると、多肉植物は葉っぱを最大限に広げて、光を取り入れようと頑張るのです。
室内に置いている場合でも、屋外に置いている場合でも、まずは、日当たりがよい場所へ移動させてあげましょう。
完全にカタチが崩れて、育ち出してしまったものは、もとのカタチに戻すことは難しいと思います。ですが、変化が出始めて間もないのであれば、もとの健康な状態に戻ってくれることもありますよ。
多肉植物の健康状態は、葉っぱや茎に出やすいですから、様子に変化があったように感じたときは、注意して見てあげることが大切なのですね。
多肉植物の葉っぱが反る、丸まるのは水切れが原因かも。
これは、いろいろな意見が出るところだと思います。
多肉植物の葉っぱが反ってしまったり、丸まってしまったりする原因のひとつは、やや水切れ気味なのではないかと思います。
それでも、多肉植物は毎日水やりをしたりするものではありません。そして、水不足になっても、しばらく生き続けられるといわれています。
だから、どちらかというと、水やりの頻度は少な目で育てている方が多いのです。だけど、多肉植物だって水を欲するタイミングがあります。
ビビらなくても大丈夫。適度な水やりは必要なのです。
ところで、多肉植物の葉挿しをすると、茎から取れてしまった葉っぱ部分は、丸まってチョリチョリになっていきます。
これと同じように考えてみるのはどうでしょうか。水が不足していて、植物が弱ってきている状態であると。
このときは、水やりをして、屋外に置くか、日当たりのよい場所に移動してあげましょう。
ですが、すべてが水不足と断定することはできません。状況や植物の状態によっても、別のことが理由になっていることもあるのです。
このあたりのデリケートさが、多肉植物ならではの世界観を感じさせてくれますよね。笑
今回は、葉っぱの変化から対策を練ることの大切さについて紹介しました。
やむを得ず、室内で育てることになった多肉植物は、環境の変化にうまく適応できなかったりもします。
とくに、冬越しの対策として「室内に取り込んだも」のは、できるだけ、日当たりと風通しのよいところへ移動してあげるのが、一番の対策です。
冬は屋内で暖はとれても、日照は確保しにくいですから、工夫しながら育てないといけないのですね。
ところで、寄せ植えで育てた多肉植物にも、水、日照、風通しが大切です。
インテリアとして飾るのもよいですが、多肉ちゃんたちは生きていますから、ぜひ、大切に育ててあげてくださいね。
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