冬です。完全に冬の寒さです。何かの間違いであってほしいです。まだ11月なのに、都心の方では見事に初雪が降りました。
冬の季節になると、暖房とともに活躍するのが加湿器です。暖房機器をつかうと、どうしてもお部屋が乾燥しがち。乾燥は、目、のど、鼻にもダメージが出やすいですから、何とか対策したいものです。
ところで、観葉植物をお部屋の中に置いておくと、乾燥対策になるという話があります。室内で植物を育てると「天然の加湿器」といわれているのです。
だけど、本当に乾燥対策になるくらいの過湿効果はあるのでしょうか?
今回は、わたしの体験をもとに、多肉植物を室内に置くと、加湿効果があるのか。乾燥対策になるのかについてお話します。
植物を室内に置くと過湿効果がある!
植物をお部屋で育てていると、確かに過湿の効果はあります。これは本当です。
植物は根っこから水を吸い上げると、その水を葉っぱから少しずつ放出しています。蒸散という言葉で表現されていますね。
このサイクルの中で、空気を潤す効果があるといわれているのです。
実際に、わたしのお部屋で観葉植物を育てていた時には、確かに過湿の効果がありました。
わたしの部屋には、湿度計がありますから、数字できちんと示されたのです。過湿効果が数字で出た以上は、根拠がまったくないとは言い切れませんよね。(乾燥対策になるかどうかは別です。)
だけど、一般的に言われている過湿効果にはとても疑問があるのです。
植物で乾燥対策?加湿効果には疑問があります。
植物をお部屋に置いていると、確かに過湿効果はありました。これは間違いありません。
ですが、過湿効果を発揮するには、とても偏った環境や条件があるのです。
わたしがお部屋で育てていた観葉植物は、当時、マグカップより少し大きいくらいのサイズの鉢で10個以上は育てていました。(棚にた~くさん並べていましたから。笑)
ですから、たった1つでは、過湿の効果があるとはいえないと思います。(多肉植物1つでは、何の効果も無いに等しいですね。)
もちろん、両手で抱えるくらいの大きな木のようなもので、葉っぱがわっさわっさ茂るようなものならば話は別ですが。汗
わたしが育てていた観葉植物は、枝葉がひろがるようなタイプのものをたくさん並べていましたから、それも過湿しやすい条件のひとつになっていたと思います。
これだけでも、一般的にいわれている話とは、少しイメージが違っていると思うのです。
過湿効果があがるタイミングは水やり後のみ!
もうひとつ、わたしが感じていたことがあります。加湿効果があがるのは「水やり後のみ」という点です。
植物は、たしかに葉っぱから水蒸気のようなものを放出していますが、湧き水のように放出し続けられるわけがありませんよね。どこかから、水を得なければ、植物自体が枯れ果ててしまいます。汗
お部屋の湿度計が示す数字は、少し大げさにいうと10%くらいの変化がでます。ですが、これは、水やりの後のみなのです。梅雨の時期なんて最悪なほどに湿度が高かったです。汗
ですから、植物が働いていることは間違いないと思うのですが、もしかすると「湿った土が加湿効果を発揮していたかもしれない」とも思えるのです。
だって、濡れたタオルを掛けて、乾燥対策をすることもありますし。笑
これらの体験があったからこそ「過湿の効果はあるけど、疑問も残る・・・」ということになったのです。
これは、わたしの個人的な意見です。
植物を置くことで加湿効果はあると思います。
ですが、乾燥対策になるほどではありません。多肉植物に加湿器のような期待をしないであげましょう。
乾燥対策をするならば、加湿器くんに任せた方が確実です。
それでも、植物の浄化作用、潤い効果はうれしい♪
さぁさぁ。ここまでは、「ちょっと違うと思いま~す」というお話でしたが、そんなことよりも大切にしたいことあります。
それは、「植物には空気の浄化作用や、潤い効果があるんだって♪」という、プチハッピー効果です。
毎日一緒に暮らしていて、お部屋に癒し効果をくれる植物くんたち。この子たちが、わたしたちの生活にプラスの効果をもってきてくれるという、喜びやワクワク感が何よりもうれしいですよね。
生活の中で自然な付き合いをしていくとき、ちょっと力を貸してくれているっていう「上品さ」がとても素敵だと思うのです。
カテゴリー
タグ