多肉植物の凍傷、冷害でやれやれと思っていたら、いよいよ事態の深刻さが目に見えるようになってきました。
冬の寒さでの凍結や霜被害は、そのときは、あまりのショックで精神的にも、ぐらんぐらんのガッタガタ。
ちょっとでも、生き残ってくれることへの期待から「これは大丈夫。」って信じたいのですね。
だけど、現実とは残酷なもの。大丈夫だと思っていたものも、やっぱりダメだったものが数個みつかりました。
今回は、多肉植物の凍傷、冷害について、時間差で見てきた現状を画像付きで紹介します。
凍傷、冷害を体験したことのない方は、是非、参考にしてくださいね。
多肉植物の凍傷や冷害は後から惨事が押し寄せる。
「冬が近づいたら、多肉植物にも冬対策をしましょう。」
なんとなく、軽い気持ちで流し読みしてしまうような内容ですよね。
第一、観葉植物などを育てるとしても、植物にとっての冬ってあんまり意識しないことかもしれません。
これから、多肉植物に挑戦しようと思っている方。多肉植物の寄せ植えをインテリアとして購入した方。
是非、この記事を参考にして「お外に放置」に潜む影の部分を見逃さないでくださいね。
秋の終わりから、冬にかけては、昼間の寒さよりも「夜の寒さ、冷え込み」に十分、注意が必要です。
多肉植物は強いといわれていますが、霜や凍結にあってしまうと、一気に傷んで、ダメになってしまうのですね。
わたしがやってしまった大失敗。1月28日現在、とても、悲惨なことになっています。
それでは、画像付きで惨事の状況を紹介しますね。
多肉植物が凍傷、冷害にあうと葉っぱがブヨブヨに。
多肉植物が冷害、凍傷、凍結などにあうと、すぐにわかる状態のひとつは「葉っぱがブヨブヨになる」ということです。
これは、わたしのペンデンスという多肉植物です。元気なときの姿は過去記事でご覧くださいまし。
過去記事:「ちょっとクサイ!ペンデンスの育て方。つるが伸びる熊童子みたいでおもしろい。」
葉っぱが水をはじくどころか、内部の水が滲んでいるような状態です。
葉っぱはブヨブヨで、時間がたった今は、多少乾いている部分もあるのですが、軽くさわってみると、ブヨブヨなのには変わりありませんでした。
これは、このまま放っておいても、組織が破壊されてしまっているので、腐るようになるか、完全に枯れていくかのどちらかになります。
ゴールデングローは、葉も芯も凍傷でブヨブヨ。
大事にしていたゴールデングロー。時間差で凍傷になっていたことが発覚しました。
「葉っぱがおかしいかな?」と思って触ってみたら、やっぱりブヨブヨ。
画像をみてもわかるとおり、時間がたって、多少のハリは取り戻しましたが、この状態から、きれいに再生することはありません。
濡れたまま冷え込んでしまったり、雪をかぶって湿った部分が、傷んできたようです。
無念であります。元気な頃の姿は過去記事でご覧くださいませ。
過去記事:「植物のフリーマーケットは宝の山!珍しい多肉植物やハオルチアが激安購入できます。」
ハムシーやツキトジ(月兎耳)も凍傷になっていた。
「ツキトジやハムシー(花の司)は大丈夫でした!」って報告したばかりなのに、やっぱり、一部はダメージをくらっていました。
画像ではわかりにくいかもしれませんが、葉の色が水を吸ったような色のまま戻らないのですね。
おかしいなぁと思って、触ってみると、やっぱりブヨブヨ。涙
ミロッティーと同じように、外葉がぐったりしてきたもの、芯の部分がぐったりしてきたもの、さまざまです。
でも、一部分だけですから、切ってしまって様子見しようと思います。
多肉植物の凍傷、冷害で葉っぱが変色して枯れた。
多肉植物が冷害、凍傷にあうと、葉っぱが変色してしまうこともしばしば。
時間がたつと、一気にパラパラ落ち出し、枯れてしまうこともざらにあるのですね。
これは、イチョウギっていう多肉植物です。
はじめは変色だけが気になっていたのですが、時間が経つにつれて、どんどん葉っぱが落ち出したのです。
こうなってしまうと、再起もなにも気力がわいてきませぬ。涙 あきらめた方がよさそうですね。
葉っぱの水分が抜けて、一気に枯れこみます。
多肉植物が雪や霜にあたったあと、時間差で洗われる症状としてよくあるのが、「水分が一気に抜けて枯れこむ」という症状です。
サルメントーサっていう多肉植物。この子は、わりと強いといわれるタイプで、どんどん大きくなって増えていきます。
だけど、このありさまです。どうも、こうもありませんよね。
はじめは、しおれたような感じだったのですが、時間が経つとともに、一気に枯れこみました。
オルビキュラリスも凍傷で全滅。一気に枯れました。
大事にしていたオルビキュラリスくん。
春になったら、子株をどんどん増やしてくれるはずだったのに、一瞬の出来事で台無しになってしまいました。
びょ~んとのびた触覚も、チョリチョリになってしまいましたのん。
元株も結構傷んでしまったから、これは、再生不能だよね。きっと・・・
元気な頃の姿はこちらです。
過去記事「冬の多肉植物をまとめて断捨離!寄せ植えを作って小鉢を片付けることに成功!」
乙女心は凍傷で全滅。玉葉のセダムは被害続出!
大切にしている乙女心。日に日に、手の施しようがない状態になっていきます。
一部、カットしてみたのですが、余計にわるくなってしまいました。
切り口からの傷みが半端ないのです。水もなかなか止まりません。うわぁぁぁん。涙
これは、一番つらいかもです。
ビアホップの先っちょも、時間がたったら、水分が抜けてたようになってしまいました。
先っちょが傷んでしまうと、成長するための芽もダメになってしまうのですね。
さぁて、どうしようか。傷んだ部分だけ、切ってみるか?
でも、乙女心と同じになったら困るしなぁ・・・
火祭りも残念、無念。葉っぱが変色してじっとり。
実は、昨年のはなのあは「火祭り畑」にあこがれていたのです。
徒長した苗を買ってきて、挿し芽で仕立て直しをしていたのですが、色付かせることに失敗したのですね。
無茶をしない程度に外にだしていたのですが、ようやく、色づき始めたところで事故にあいました。涙
ちっくしょーーーー!この無念は、今年、絶対に晴らしてみせようぞ。
君たちの分まで、きれいな火祭り畑をつくってやるわい!やっぱ、畑は無理かもだけどなw
多肉植物の葉っぱが軽くなる!スカスカ現象。
多肉植物が冷害、凍傷にあうと、時間差で洗われる症状として、スカスカ現象があります。
これは、一見、何の事故もおこっていないような感じなのですが、さわってみると、わかるのです。
多肉植物の葉っぱがもっている、水分を含んだずっしりとした感触がまるでないのです。
水分がぬけてしまったように、葉っぱが軽くなりますし、軽くつまんでみても、ヘチマや寒天の乾燥した繊維質をさわっているみたいな、感じがするのです。
これは、この後どうなるのか、ちょっとわからないのですが、初めて気づきました。汗
たぶん、何かしら、成長への支障がでるはずです。
と、いうことで、多肉植物の冷害、凍傷などの被害報告でした。
多肉植物の育て方や水やりも大切なのですが、季節ならではの事故についても、知っておくことは大切ですね。
むずかしいことは好まないという方も、損はしないと思います。
時間差で出てくる症状もさまざまですよね。同じ轍はふまぬぞよ。
今回の記事が、みなさんの参考になれば、うれしいです。
P.S. はなのあ。憂さ晴らしに出かけたら、ちょっと嬉しい出会いがありました!次回、お話しますね。
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