ここ数日、雨風が強く外で管理している多肉植物はダメージを受けたと思います。それを狙ったわけではないですが、ホームセンターのガーデニングコーナーで多肉植物が半額以下のわけあり商品になっていました。
黒ポットに入った苗が1つ78円。大破格です。初めて見ました!
あくまでも、わけあり商品です。このような多肉植物は嫌厭されがちですが、狙い目ですよ。自分で仕立て直しをすればよいのです。
今回は、多肉植物が値下がりした理由と、この植物の原型は何だったのか。そして、仕立て直しの方法を紹介します。
多肉植物が徒長し過ぎ。葉っぱはブヨブヨしています。
トップの画像をよくご覧ください。もはや原型をとどめていない多肉植物です。完全に徒長しきっていますよね。これが、今回の値下がりの理由だと思います。
徒長は、日当たりが悪かったり、水やりの管理が上手くいかなかったりすると、全体がひょろひょろと間延びして育ってしまう症状、状態のことです。
どういう育て方をするとここまでになるのか、ちょっと想像がつかないですね。そして、葉っぱもしおれるようにぶら下がったりしています。落ちてしまった葉っぱが多いことも、茎の部分のポツポツを見ればわかります。
だけど、ポットの中には、根っこや芽の出た葉っぱがはいっていました!やったね~♪
そして、とても気になることは「下葉にむかって、葉っぱがブヨブヨしている」ということです。多肉植物は、葉やけしてしまったり、長雨にさらされたりすると、葉っぱがブヨブヨになってしまいます。
だけど、範囲が広すぎるから、ちょっと、根腐れしているかもです。(汗)
茎も株元に近づくほど、柔らかいものもあります。もしかして、根腐れ気味?土が湿っているのも気になります。
つまり、そういうことなのです。売り物としては、難ありの多肉植物がわけあり価格になっていたということです。
ここがポイントです。「現状は徒長している」多肉植物ですが、仕立て直しをすれば、きれいな姿形にすることができます。苗は枯れてはいないのです。
徒長した多肉植物の仕立て直しの方法は?
仕立て直しの方法は「挿し木」と「葉挿し」です。きっとうまくいくと思います。先の方の茎と葉は、とてもしっかりとした感触です。触ってみるとわかります。ブヨブヨになっている部分は半分以上かもしれません。
ですが、生きている部分はカットして「挿し穂」にします。そして、いらない葉の部分は、取り外してしまいましょう。多肉植物は、くりくり坊主にしても、新たに芽を吹きます。
取った葉は、ブヨブヨなのが気になりますが、奇跡を信じて、葉挿しにして新芽が出ることを祈りましょう。葉挿しといっても、土に挿すわけではありません。乾燥した、多肉植物用の土の上に転がしておくだけです。
気を使って土に埋めたりしないでくださいね。土にうめるようなことをしないのが、多肉植物の葉挿しなのです。
以前に書いた記事でも、仕立て直しに挑戦しています。よかったら参考にしてくださいね。(→「多肉植物を買うなら黒ポットがおすすめ。ポットの中にお得が詰まっています。」)
徒長した多肉植物の原型は何ていう種類なのか。
今回購入した、多肉植物ですが、原型は何だったのでしょうか。
左から順に、秋麗、春萌、乙女心、ブロンズ姫です。(笑)徒長すると形が崩れるといわれています。本当に、原型がわからなくなっていますよね。
乙女心もブロンズ姫も人気のある多肉植物です。徒長はしていますが、葉はわりと大きく肉厚なので、葉挿しもうまくいきやすいと思います。葉が小さいと、根や芽が出る前にしおれてしまい、そのまま黒く干からびてしまうことも多々あります。
是非、ネットで原型のきれいな様子を画像をチェックしてみてください!きちんと育つと、とてもきれいな姿で楽しませてくれますよ。
多肉植物のわけあり苗を購入するときは、ポットの中(株元)が腐っていたり、変なニオイがしたりしないかチェックしてから購入しましょう。このような苗で、葉挿しや挿し木の練習をしてもよいと思います。
はじめてのチャレンジでも、そんなに大騒ぎするような事件はおこりませんから、安心して取り組んでみてくださいね!
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