2020年に入って、ずっと気になっていた多肉植物「令和の桃太郎」「令和の桃子」。
今年の2月頃から、花木のイベント会場などでちらほら見かけていたのですけど、見た目のインパクトがすごい!
まるで桃!ほんのり桃色をした実の部分をみていると、昔話の桃太郎が出てきそうな感じがしますよね♪
さぁ、この珍しい多肉植物の正体は何なのでしょうか?
桃みたいな多肉植物「令和の桃太郎」「令和の桃子」の育て方と失敗談についてお話します。
桃みたいな多肉植物「令和の桃太郎」「令和の桃子」の育て方と失敗談
令和の桃太郎、令和の桃子は、2020年になってから、急に名乗りをあげてきた多肉植物です。
桃のように見えるピンク色の部分は、塗料で塗られているのではなく、紅葉のように色付いています。実物はうっとりするくらい綺麗なんですよ~。
桃太郎のほうは、大きな実がど~んと構えていて(※トップ画像)、桃子のほうは、小さな実が群がっているような感じ。
この子たちは大きな括りで「メセン」と呼ばれる多肉の仲間です。(リトープスとか、コノフィツムとか)
桃太郎は「帝玉」に似ていますし、桃子は「コノフィツム」と呼ばれる多肉に似ていますよね。
わたしもメセンをいくつか育てていますが、この手の多肉はちょっと難易度が高いように感じています。
メセンの育て方のポイント
メセンは、このブログで紹介している多肉とは、ちょっと違った特徴があります。
まずひとつは、脱皮をするように育つという点です。
季節にあわせて起こることことなのですが、表面の皮が剥けるようになったり、実が割れていくように育つようになったりします。
そして、わたしも厳密に線引きをしているわけではないのですが、「冬型」とよばれる多肉の管理方法が適しています。
冬型の多肉植物をざっくりと説明すると、秋→冬→春が育つ時期。夏に休眠するというサイクルで一年を過ごしていくのですね。ですが「寒さに強い」というのは間違い!むしろ、寒さへの対策をしてあげないと負けてしいますから注意が必要です。
体感としては、育ち方の速度は決して早くなく、むしろ、ほとんど変化が分からないなんて時期も長く続いたりします。でも、かわいいお花が咲いたりしますから、そういう点では楽しみもあるんですよね。
そうそう!桃子のほうは、上の写真のように、株元から子株が出てくるみたいです。
「下手に切ったりしないで、そのまま育ててみてください」とアドバイスを頂きましたよ♪
【参考】ハートの形のコノフィツムが可愛い!根腐れや徒長対策と冬を乗り切る育て方
メセンの置き場所や水やりの頻度は?
メセンは、基本的に日当たりのよい場所に置いてあげるのがベストです。
日照不足になると、割れた実から伸びてくる芽がヒョロヒョロ伸びたり、何だか不格好になったりしがち。徒長してしまうと、仕立て直しも難しいと思います。(どこで切っていいのか分かりません。汗)
休眠期は直射日光にガンガン当てたりせずに、明るい日かげくらいの場所へ移動しておくのがベスト。休眠期に水やりをすると、腐ったりして失敗しやすいですから、その点も気をつけないといけません。
水やりについては、秋は他の多肉と同じように水やりをして大丈夫だと実感しています。
冬などは、室内管理をしていますから、頻度は10日に1回くらい。様子をみながら、間隔を調整してあげるようにしています。
今くらいの時期からは、少しずつ休眠モードに入っていくところでしょうから、長雨にあたったり、水やり直後の高温で蒸れたりしないように気をつけましょう。
【参考】多肉植物メセン「魔玉」に初挑戦!多肉愛好家から教わった育て方のコツを紹介
令和の桃太郎、令和の桃子の難点は?
令和の桃太郎、令和の桃子、どちらも桃色がとっても大事な魅力だと思うんですよね。
ですが「この桃色はずっと維持できるのか?」これがとても気になっていました。
わたしは、今年はじめて遭遇した多肉ですから、いろいろ調べてみたのですけど、やはり、桃色の部分は色が褪めてしまうことがあるようです。
いくつかの失敗談を拝見しましたが、大きく3つのポイントがありました。
- 長雨や曇りが続いてしまった
- 水やりの加減がわからなかった
- 気を使い過ぎて日照不足にしてしまった
どの事例でも、桃色だった部分は黄色っぽくなってしまったり、場合によっては、ブヨブヨになってしまったそうです。
「ブヨブヨ」という表現が気になったのですが、中心部分が傷んでしまっている場合は、おそらく株がダメになっていると思います。
以前に育てていたアルギロデルマは、全体的にしわくちゃになって、最後はダメになってしまいました。汗
それと、桃子の場合は群生しますから、とにかく蒸れないように工夫することが大事ですよね。(←新潟だと特にコレが難しい!)
令和の桃太郎、令和の桃子の値段がヤバイ!
ところで!多肉植物のお値段って、お店によっても違っているんですよね。
ですが、令和の桃太郎、令和の桃子、どちらも、急激に値上がりしていてビックリしました。
2020年の2月頃は850円で購入できたのですけど、4月末の段階では、1,200円~1,600円くらいの設定になっていたんですよね。汗
たしかに、もともとのお値段が高いことはあるのですが、短期間でここまで販売価格が変化することって初めてです!
多肉市場に変化があったのかなぁ、、、なんて。
ということで、今回は令和の多肉植物を紹介しました。
4月末は久しぶりに多肉植物と関わる時間がたくさんとれました!おいおいブログで紹介したいと思います^^
今回の記事がみなさんの参考になれば嬉しいです。