新潟も梅雨明け宣言から数日たちました。セミの鳴き声も聞こえてきて、いよいよ夏本番です。

この時期になると、多肉植物の夏対策が話題にあがります。暑さ日差し対策に使う遮光ネット寒冷紗はどれを選べばよいのか迷われる方も多いですね。

今回は、わたしの体験を含めて多肉植物の夏対策(2018年版)をお話しようと思います。

多肉植物は夏が苦手って本当?

多肉植物は夏が苦手なのではないかと心配される方が多いようです。

確かに、暑さに弱いといわれている品種もありますが、心配しすぎる必要はありませんよ。

そういった品種であれば、1日中ずっと炎天下に晒されるような場所ではなく、軒下などの日陰になる時間帯がある場所へ移動してあげるとよいです。

ほんの少しの気遣いをしてあげれば、それで十分です。そんなものなんです。笑

それと、これも品種によるのですが、夏の間は休眠期になるものもあります。休眠期に入った多肉植物は、水やりがほぼ不要です。

夏は人間でも暑くて挫けそうになりますから、多肉にも水やり多めの方がよいのではないかと思ってしまいがち。ところが、過度な水やりは失敗の原因になることが多いです。この点は要注意ですよ。

「断水する」という説もありますが、わたしは断水をしません。10日~2週間に1度くらいのペースで、さ~っとお水をあげるようにしています。

日中の暑い時間帯を避けて、涼しい時間にあげるのが失敗しないためのポイントです。

強い日差しで多肉が変色することがある。

夏に気をつけたいのは、日中の強い日差しです。

多肉植物は基本的に日光浴が大好きなのですが、なんでも「過ぎる」のはよくありません。場合によっては、葉焼けして変色することがあるのも事実です。

ですが、これも突然起こるわけではなく、日々の積み重ねです。変化に気づくのは、概ねこんがり焼きあがった後になることが多いんですよね。汗

葉っぱの色が変色してしまったものは、元の状態にもどすことは困難。見ていると心配でたまらなくなる気持ちもわかります。

だけど、葉焼けで多肉植物が枯れてしまうというようなことは、極々まれ。だから、刈り取ったりしないであげてくださいね。

遮光ネットや寒冷紗の遮光率はいくつがよい?

2018年は梅雨明けも例年よりうんと早く、暑さは40度越えなんて話も聞こえてきました。

こんな話が聞こえてくると、暑さ対策や日差し対策をしなければいけないという気持ちになってしまいますよね。

対策をするときには、遮光ネットや寒冷紗を使います。ホームセンターの園芸コーナーや農業用品のコーナーなどで、1,500円くらいで購入できると思います。

わたしは、昨年、遮光ネットをつかって日差し対策をしました。その時のことは過去記事で紹介していますので、よかったらご覧になってみてくださいね。

過去記事:「遮光ネットや寒冷紗で多肉植物がぐんぐん徒長!遮光率はどれくらいがよいのかを考えてみた。

さて、遮光率なのですが、わたしは30%で様子見をしてみるのがよいと思います。遮光率が高すぎると、今度は日照不足気味に育ってしまうのですね。汗

多肉植物を育てている環境によって、日あたりの具合も違いますから、すべてのケースに当てはまるとは思っていません。

それと、昨年の体験をふまえてお話すると、まったく遮光をしていない多肉植物もありました。だけど、葉焼けをすることもなく、変色もなく、とっても元気にで立派に育ってくれたのも確かなんです。

だから、めっちゃくちゃ日当たりがよくて、一日中、日光が直撃するような場所でなければ、無理に遮光ネットなどを使わなくても大丈夫なんじゃないかなぁというのが正直なところです。

ただ、遮光ネットなどは、日差しでの地温や鉢の温度の上昇を緩和する効果もあると思っています。こっちのほうが今年は課題になりそうな予感です。汗

ということで、今回は多肉植物の夏対策として、遮光ネットや寒冷紗についてお話しました。

わたしの体験をもとにして、お話している部分は昨年の新潟での過ごし方です。ひとつの事例として見て頂ければ幸いです。

そうそう!遮光ネットや寒冷紗での夏越しを経験されたことがある方がいらっしゃれば、是非、遮光率などの情報を教えてくださいね!

今年の夏はどうなるのか、まだまだ未知数。それと、私たちも屋内外で作業するときには、本格的に熱中症に気を付けないといけませんよね。汗

みなさんも熱中症には気をつけてくださいね!それにしても、今年の夏は異常な暑さだなぁ~。