寒い冬になると多肉植物はシーズンオフと思っている方も多いと思います。
ところが、冬になると多肉植物が盛り上がりを見せる場面が実は多いのですね。
多肉植物は寒さに弱いというイメージが強いのですが、寒さに耐える品種もあります。
その代表といっても過言ではないのがセンペルビウム。新潟の冬、霜や雪にも耐える強靭な多肉植物なのです。
今回は初心者の方でもチャレンジできる、センペルビウムの冬の管理と育て方についてお話します。
センペルビウムってどんな多肉植物なの?
センペルビウムは多肉植物の中でも、とっても不思議な品種のひとつです。
サボテンのように刺はないのですが、育ち方はゆっくり。葉っぱがとても固かったり、糸を貼ったりする個性のかたまりのような存在です。笑
わたしは花木総合センターやフラワーランドという大きな園芸店によく足を運ぶのですが、細かな砂利の中に寄せ植えされている姿なんかは、本当に立派でステキなんですよ!
センペルビウムは梅雨や夏のように、蒸れやすい(蒸し暑い)環境では、傷見やすくなる傾向がありますが、それ以外の季節は放置していてもしっかり育ちます。
ランナーで子株をポコポコつけるものもありますから、親株自体は、大きくなったりしなくても本当に収穫しながら楽しむことができます。
わたしは6つ育てていたのですが、今年、ダメにしてしまったものは1つだけ。むしろ収穫できた子株は20個くらいになりました。(まだ、親指の先っちょくらいの大きさです。
センペルビウムは、100均の多肉植物コーナーでも販売されていますから、是非、売り場探索してみてくださいね。
過去に書いた記事でも紹介しています。ご覧になってみてくださいね。
過去記事:「センペルビウムのランナーから子株の収穫祭!根っこは出ないんじゃなくて隠れています。」
センペルビウムはとにかく寒さに強い!
センペルビウムの特徴で、わたしが本当に驚かされるのは寒さに強いということです。
これまでに、わたしは「寒さに強いはあてにならない!」ということをお話してきましたが、この子に限っては例外です。
本当に寒さに強くて、新潟の冬もばっちり乗り切るしたたかさを秘めているのですね。
もちろん、カッチカチになるほど、雪に埋めたり、氷に閉ざしたりすれば、ダメになってしまうでしょうが、玄関先(多少、屋根がある軒下)のような場所に置いていても冬を乗り切りますよ。
ただ、積極的に極寒の中に置く必要はありませんから、ちょっと屋内に入れてあげるとかするのもありです。
冬の間の水やりはどのくらいのペースであげるの?
センペルビウムは寒さに強い多肉植物だとお話しましたが、冬の活動は活発ではないと感じています。
たとえば、子株ができてきたり、大きくなったりするのは、春から秋なのですね。
冬は休眠気味になっているのではないかなぁ?というのが、わたしの実感です。ぐんぐん育つ感じはしないです。
ですから、冬の水やりは多くても月に1回くらい。屋外の場合、わたしは水やりをしません。自然にゆだねます。
たっぷりお水をあげるではなくて、軽くジョウロを傾けて土を湿らせる程度で十分です。
余談ですが、わたしが冬の水やりペースに切り替えるのは、気温が5度くらいの日が続きだすか、12月の第2週を目安にするかのどちらかです。
スタッドレスタイヤ(冬タイヤ)に変えるタイミングと大体一緒くらいになるのですね。
・・・って、お話したかったのですが、冬タイヤって、履き替えない地域もあるっていう事実を知ったのは、ごくごく最近で衝撃的でした。汗
新潟って、車がないと移動に困るし、冬は雪で困るしで、結構大変なんです。涙
冬は多肉植物の寄せ植えが盛り上がる!
多肉植物は品種ごとに購入することもできます。
ですが、年末から年始にかけては、クリスマスや新年にむけての寄せ植えで店頭がにぎわいます。
寄せ植えはこれまでのシーズンよりも、ちょっと豪華な感じに仕上がっていたり、入っている品種の数が多くなっていたりすることもあります。
入れ物がおしゃれでお値段が高めになりがちですが、インテリアグリーンとして置いてみるのも素敵ですよね。
絶対にとは言い切れないのですが、多肉のクリスマスリース作りとかの体験会とか教室のようなものが開催されることもあります。
冬の園芸店は、すごく華やかで、いい匂いのするお花も多いですから、休日を利用してぶらりしてみてくださいね!
大当たりの掘り出しモノに出会えるかもしれませんぞ♪
ということで、今回は寒さに強い、センペルビウムについてお話しました。
冬の多肉植物の管理方法のポイントは、できるだけ日光浴させることと、迷ったら水やりしないことです。
少しくらい水やりのタイミングが遅れたとしても、冬は水やり自体少なくてよいですから、心配しなくて大丈夫!
初心者の方も、水やりは月1回を守れば根腐れなんて心配しなくて大丈夫ですよ♪
今回の記事が、皆さんの参考になればうれしいです。