今回は、多肉植物の冬越し結果報告と、傷んだ多肉の手入れ方法についてお話します。
いよいよ新潟にも春が到来!新潟市は桜が満開になっています。
多肉植物も冬越しから、春の管理に切り替えるタイミングがやってきましたね。
2019年の冬は暖冬でしたが、多肉植物は無事に冬を越すことができたのでしょうか?
多肉植物の冬越し結果報告!傷んだ多肉の手入れ方法
多肉植物の冬越しの終了は、桜の開花の頃を目安にしています。
2020年は桜の開花が例年よりも1週間くらい早まりましたが、わたしは4月1日の桜の開花のタイミングで、冬越しを終了しました。
ですが「花冷え」という言葉があるように、桜が咲く頃であっても、急に寒くなることがありますから、天気予報のチェックは欠かせません。(関東エリアでは、開花後に雪が降りましたよね。汗)
最低気温が5度を切ったり、霜が降りたりするような予報が出ている間は、冬越しの解禁を少し見送ったほうが無難です。
【過去記事】「多肉植物の冬越しはいつまで?解除のタイミングと目安があります。」
さて、2019年から2020年にかけての冬越しは、ほぼ全ての多肉が無事に春を迎えることができました!
傷んでしまった多肉は1つだけ。「福だるま」が寒さに負けてしまいました。
上の写真がそうなのですが、葉っぱがしわしわになってしまいました。
水不足なんじゃないの?と思われるかもしれませんが、そうではなくて、冬の始まりに急激に気温が下がった頃から、どうも怪しげな雰囲気だったのですね。汗
これまでにも何度か同じ経験をしているのですが、福だるまや福娘のようなコチレドン属の多肉は、本当に寒さに弱いです。汗
まあ、新潟の気候や環境は、多肉植物には不利な面が多いですから、仕方ない部分もあるのですけど、やっぱり悔しいなぁ~。
他の多肉は小さな苗であっても冬を乗り切ることができましたよ!
相変わらず、火祭りたちは真っ赤に紅葉して綺麗!姫秋麗さんたちもピンク色に染まってくれていますよ^^
星の王子、南十字星、ルペストリスたちも、グズグズになることもなく春を向かることができました!紅葉もいい感じです。
この子たちは、日当たりのよい場所にいましたから、少し水不足気味かな~
桃美人、月美人、星美人、どれか分からなくなってしまったけど、この子たちは寒さに強いです!
大株もあるのですが、何年もずっと冬を乗り切っています。多肉の生命力ってすごいな~って、あらためて実感させられますなw
傷んだ多肉の手入れ方法
冬の間、寒さに負けてしまった多肉たちには、少なからず傷みが出てきます。
傷み方もさまざまですが、目で見てわかる部分も多いですから、まずは目視でチェックしてみましょう。
よくあるパターンをいくつか紹介します。
- 葉っぱがブヨブヨになっている(グズグズ)
- 水分が抜けたようにグッタリしている
- 枯れたように黒ずんでくる
- 芽の先が溶けたようになっている
もちろん、傷み方の加減も違ってくると思いますが、このような症状が出た場合、残念ですが、葉っぱは元の状態にもどることはありません。
株全体が傷んだ場合は、最悪あきらめるしかないこともあります。
【過去記事】「ビギナー必見!多肉植物の凍傷、冷害、霜被害まとめ。症状や状態を画像で解説します。」
ですが、葉の一部が傷んでいる、房の一部が傷んでいるというのであれば、仕立て直しをして、もりもりにできる可能性がありますよ!
傷んだ部分はカット!元気な部分を残す
多肉植物が傷んでしまったときは「仕立て直ししよう!」と気持ちを切り替えることも大切です。
仕立て直しときいて、難しく考える必要はありません。
ポイントは「傷んだ部分を切り離す」「傷んだ葉っぱを取り外す」ということです。
葉先や葉っぱが傷んでいる場合は、その葉っぱをむしってしまえばよいですし、大きく傷んでいる場合は、傷んだ部分をハサミなどでカットします。
状態にもよりますが、カットした穂先は挿し木にしてみてもよいですし、外した葉っぱも葉挿しにしてみて「もしかしたら」の期待と希望にかけてみるのもありです。
たとえば、今年の寒さ被害にあった「福だるま」さん。
先っちょの方は元気な部分が残っています。丸で示した部分をカットして、挿し木にしてみるという要領で手入れをします。
土に挿す茎の長さを3cmくらい残せると作業がしやすくなります。不要な葉っぱは取り外して、4~5枚葉っぱが残れば十分です。
多肉の品種にもよりますが、カットした株元のほうは、切り口近辺から脇芽が出てくることが多いですから、株が生きていれば捨てずに残してあげてくださいね^^
春は多肉植物にとって、ぐんぐん育つ絶好のシーズンですから、仕立て直しをするなら、このチャンスを逃す手はありませんよ^^
【参考】「多肉植物を挿し木が上手くいかないときはどうすればよい?対処方法とポイントを紹介します。」
多肉あるある「投げておいたら出てきた」
最後に多肉植物あるあるです。
処分しようと思っていた多肉の苗や葉っぱなどを、庭の隅に投げておいたら、そこから新芽が出てきたなんてことが普通に起こり得ますw
上の写真がまさにそれなのですが、多肉の手入れのときに落としていた葉っぱが、こんな感じで地植え多肉となりました!この子は冬の間も雪をかぶったりしながら過ごすことになったのですが、今年の春もご健在な様子w
むしろ、他の多肉たちよりも育ちがよいみたいです。葉っぱもギュっとひきしまり、堅さや弾力もしっかりしています。寒さに弱いはずなのに冬を乗り切るなんて、本当に不思議ですよね。汗
今回は、多肉植物の冬越しの結果報告と、傷んだ部分の手入れの方法について紹介しました。
2020年は予期せぬことの連続ですよね。世の中も気持ちが滅入るようなニュースの連続。季節も暖冬からはじまり、春も1ヶ月くらい前倒している感じがします。
今年も気候がよめませんが、これも勉強だとおもって、多肉ライフを満喫していきたいと思っています。
今回の記事がみなさんの参考になれば嬉しいです。