多肉植物の楽しみのひとつは、葉っぱで増やせることです。
葉挿しと呼ばれる方法で、誰でも簡単にチャレンジできる方法なんですよね。
2019年は葉挿しで「初恋」の大収穫に成功しました!
今回はわたしが実践した、多肉植物の葉挿しの方法と、失敗しない土選びや成功のコツをお話します。
多肉植物の葉挿しで初恋が大収穫!失敗しない土選びと成功のコツ
2019年は本当に天候、気候がよみづらい一年でしたね。今年は夏の多肉被害も大きくて、かなりの数の多肉がダメになってしまいました。
ですが、昨年の冬に葉挿しした初恋たちが、ほぼ100%の確率で発芽・発根してくれて見事に成長してくれましたよ♪
上の写真が葉挿しから成長した「初恋」という多肉です。
この子たちは、昨年の秋、11月の山野草のフリーマーケットに出品されていた苗を購入して、全部葉っぱをむしりとって葉挿しにしたものなんです。笑
もちろん、ためらいはありましたが、一度は挑戦してみたかっただったので思い切ってみました。
その時の様子は過去記事で紹介していますので、よかったらご覧になってくださいね。
【参考】多肉植物が安く買える!フリーマーケットの多肉で大量繁殖に挑戦
それでは、わたしの体験をもとに葉挿しの方法やコツについて紹介します。
多肉植物の葉挿しを成功させるコツ
多肉植物の葉挿しの方法は、とっても簡単です。
基本的には、葉っぱを土の上に転がしておくだけ。たったそれだけなんですよね。笑
ですが、わたしは「葉挿し」というくらいですから、土に葉っぱを挿してしまうことが多くなりました。(上の写真は初恋を葉挿しにした様子です。)
深く挿しすぎる必要はありません。葉っぱのつけ根だった部分を、ナナメになるように軽く土に挿すようにしています。
わたしなりに色々試しているのですが、その中から葉挿しを成功させるポイントを3つ紹介しますね。
1.2週間くらいは水やりをしないこと
葉挿しをするときには、水やりや霧吹きは不要です。
多肉植物の葉っぱには、十分に水分が含まれていますし、そう簡単に干からびることもありません。
むしろ「水がほしいなぁ」と思わせることが大事!
葉挿しにした葉が水を欲するようになると、根っこが伸びてくるようになりますよ。
2.半日陰くらいが丁度よい
深刻になり過ぎる必要はないのですが、葉挿しは半日陰で管理すると成功率が高いです。
ガンガン直射日光を当てるよりも、明るさを感じられるくらいの場所に置く方が上手くいきます。
季節にもよりますが、暑い時期や雨が多い時期などは野ざらしにすると、せっかく芽が出ても環境に馴染めずダメになってしまうこともありますから注意が必要です。
3.しっかり土に根付かせること
ぶっちゃけ多肉植物の葉挿しは、気が付いたら新芽が出ていたというケースも多いものです。笑
ですが、少しでも手をかけて成功させるならば、しっかりと土に根を張らせることがポイントだと思っています。
葉挿しで発根したり発芽したりすると、品種によっては葉っぱが反り返ってしまうことも多いものです。本当に放って置くと根っこが地表にむき出しだになってしまうこともしばしば。
根がでてきたら土に挿すか、粒の細かな土を根にかけてあげる感じにしてあげると、その後も上手く育ってくれます。
これがなかなか手間がかかるので、わたしは葉っぱを土に挿してしまっているんです。笑
根っこが枯れてしまわないように気をつけてあげれば、初めてチャレンジする方でも成功率が高まりますよ。
葉挿しに使う土は何がよい?
わたしのところには、ときどきメールでのお問い合わせがくることもあります。
「葉挿しをするときには、どんな土をつかえばよいですか?」というメッセージも何通か頂戴いたしました。
結論からいってしまうと、どんな土でも大丈夫です。
ですが、花壇につかうような花木の土ではなく、市販の多肉植物の土やサボテンの土なんかは手に入れやすくて使いやすいと思います。
今回の記事で紹介している初恋の葉挿しには、わたしのオリジナルブレンドの土を使っています。
土の配合は「赤玉土:1、鹿沼土:1、軽石:3」です。
赤玉土だけでも上手くいきますし、鹿沼土だけでも上手くいきした。
わたしは新潟市で暮らしているのですが、多肉を育てるには気候がどうしてもネックになります。
いろいろ試した結果、鹿沼土や軽石の配合を多くして、水はけをよくしたほうが後々の管理もしやすいので、上の配合で育てています。
そうそう。赤玉土や鹿沼土などは、粒の大きさもいろいろありますが、わたしは細粒や極小の粒の細かい土を好んで使っています。
【参考】多肉植物の葉挿しはどれくらいの期間で芽や根が出るのか画像で解説。
葉挿しにチャレンジしてみよう
今回は多肉植物の葉挿しについて紹介しました。
多肉植物の葉挿しは、とれてしまった葉っぱを使ってチャレンジすることもできます。
どの季節でも比較的うまくいくのですが、真夏や真冬は成果がでにくいもの確かです。春や秋であれば失敗は少ないです。
今回紹介した葉挿しの事例は、昨年11月末からはじめて、新潟の冬も越しましたし、猛暑の夏も乗り越えて、2019年の冬を迎えようとしています。多肉の生命力ってすごいですよね。笑
今回の記事がみなさんの参考になればうれしいです。