多肉植物の冬越しや冬支度の方法。寒さ対策と生存率まとめ【2019年版】

多肉植物やサボテンにとっては、寒さは大敵!

知らずにうっかりしていると、一発でダメになってなってしまうことも多いものです。

まだ、冬対策をしていない方は、どうぞ本記事を参考にしてみてくださいね。

今回は多肉植物の冬越し冬支度)と、わたしがこれまでに検証した、寒さ対策と生存率についてお話します。

多肉植物の冬越しや冬支度の方法。寒さ対策と生存率は?

多肉植物はどんな品種であっても、基本的に寒さには弱いものです。

寒さに負けてしまうと、葉や茎が軟化して半透明(グミ化)になったり、デロデロ、ドロドロに溶けてしまうように傷んでしまうのですね。

【参考】多肉植物の凍傷、冷害は時間差で来る!症状や状態を画像で紹介

こうなってしまうと、どんなに頑張っても元の状態に戻すことはできませんから、多肉植物の冬対策(冬支度)はとても大切になります。

わたしは新潟で暮らしていますが、冬の寒さは何度経験しても寒い!

その中でも、度々、実践してきた寒さ対策の方法と、生存率について紹介しますね。

多肉植物の冬対策はいつから始める?

多肉植物の冬対策は、寒さ対策や霜対策と合わせて12月の上旬くらいまでに行うのがベストです。

最低気温が5度を切るようになると、本格的に試練の冬がはじまります。天気予報の最低気温のチェックして、それまでに冬支度を完了させましょう。

あくまでも、わたしの経験と体感ですが、多肉植物はある程度の寒さに耐えることができます。気温3度くらいまではいけるんじゃないかと思っているんですよね。

ですが、問題は夜間の冷え込みや霜。そして、雪をかぶってしまうことです。(みぞれ、あられも含みます。)

これが致命的な大打撃になることは間違いありません。

多肉植物の冬越しと寒さ対策の方法

多肉植物の冬越しと寒さ対策の方法について紹介します。

わたしは基本的に多肉植物を屋外で管理していますから、それを前提に実践している寒さ対策です。

ひとつの参考としてごらんになってくださいね。

室内・屋内に取り込む【生存率100%】

間違いなく生存率100%な方法は、多肉植物を室内や屋内に取り込む方法です。

玄関に入れてあげるだけでも生存率はぐっと高まります。

雪深い地域では、玄関だと冷え切ってしまって、ダメになってしまうこともあると思います。その場合は、もう少し寒さをしのげるお部屋に移動してしまうのがベターです。

気温が5度を切らなければ、暖房をかけたり、温めたりする必要はないと思います。生活しているお家の中の温度で十分。ですが、縁側などの場合は、想像よりも冷えるでしょうから、一度、気温をチェックしてみることをおすすめします。

発泡スチロールの箱に入れる【生存率100%】

多肉の冬越し【生存率100%】発泡スチロールの箱に入れる

発泡スチロールの箱に入れてしまう方法も、生存率は100%でした。

わたしが実践したのは、発泡スチロールの箱に入れて、フタも閉めてしまう方法です。

この方法で屋外に放置していたのですが、まったく事件や事故が起こることはありませんでした。

空気の入れ替えのために、週に1回くらいは、フタを開けて様子見をしていましたが、それ以外は封印状態。

冬の間に若干、徒長してしまいますが、それでも全員生還!無事に春を迎えることができました。

難点は、やっぱり日照不足になること。本当にその一点でした。

そうそう。発泡スチロールの箱は、ホームセンターで購入することができます。サイズにもよりますが、800円くらいで大き目な箱が買えますよ。

工具棚にビニールをかける【生存率95%】

多肉の冬越し【生存率95%】工具棚にビニールをかける

わたしの実家の屋外に置いてある、親父の工具棚。笑

どういうわけか、この棚に入れておいた多肉の生存率は圧倒的に高いです。

東向きではあるのですが、風や雨、雪を遮るものは一切なく、どうしてここの多肉が冬を越せてしまえるのかは謎が深まるばかり。

上の写真のように、ビニールハウス用のシートを、100均の大きな洗濯ばさみではさんでいるだけ。これで一冬が越せてしまいます。

やはり、寒さによわい品種は、配置によって弱ってしまうこともありますが、このくらいの対策でも効果があるというには、我ながら驚かされます。

衣装ケースに入れる【生存率80%】

多肉の冬越し【生存率80%】衣装ケースに入れる

わたしのブログでも毎年恒例で登場するのが「衣装ケース」を使う方法です。

とってもシンプルで、衣装ケースの中に多肉の鉢をいれて完了です。

寒さ対策という点では、少し不安も残ると思うのですが、それでも多くは耐えることができます。

春までの間に大寒波に見舞わなければ、生存率も80%以上という感じ。ただ、もともと寒さに弱い品種は傷んでしまうこともあります。

夜間の霜や寒冷風の直撃を回避できるだけでも効果は大きいと実感しています。

【冬越し】サボテン愛好家直伝の秘策

多肉植物【冬越し】サボテン愛好家直伝の秘策

ところで。わたしは多肉植物やサボテンの展示会や即売会に足を運ぶこともあります。

そのときに「新潟サボテンクラブ」の愛好家の方に、サボテンの冬越しの方法についてお話をうかがいました。

「こんなにたくさんのサボテン、冬はどうやって越すのですか?」と聞いたところ、「トンネルに入れておくんだよ」と回答を頂きました。

トンネルというのは、農業なんかで見る、ビニールシートをアーチ状にしたものです。

この中に鉢ごと入れてしまって、それで冬が越せるというのですね。

とても信じられません!本当にこの程度のことで新潟の冬がこせるのか!?

ですが、これで何度も冬をこしているというのですから、それは動かぬ事実なんですよね。笑

わたしの衣装ケース案もお話してみると「面白いこと思いついたね。〇〇さんも似たようなこと言ってたなぁ~」なんて会話があったことを思い出します。

トンネルは実践したことがないのですが、ひとつの方法として参考までに紹介しました。

 

ということで、今回は多肉植物の冬越しの方法についてお話しました。

12月に突入して、いよいよ新潟市でも雪が降りだしました。

ところが、多肉植物は冬になると紅葉がきれいな品種がたくさんお店に並ぶようになります。多肉が一番きれいに彩られるシーズンでもあるんですよね。

冬の間は室内でも十分たのしめますから、是非、多肉植物の紅葉も楽しんでくださいね!

今回の記事がみなさんの参考になれば嬉しいです。