多肉植物は霜に弱い!ブヨブヨにしない霜対策の方法

多肉植物を育てるときに気をつけたいのが霜。

霜は油断ならぬ大敵で、あまく見ていると葉っぱがブヨブヨになったり、全体が傷んでしまうこともあります。

新潟で多肉を育てている私は、秋の終わり頃から冬にかけて、霜対策が必須だと感じているのですね。

そこで今回は、わたしが実践している多肉植物の霜対策と方法についてお話します。

多肉植物は霜に弱い!ブヨブヨにしない霜対策の方法とは

多肉植物にとって、事件が起こりやすい季節のひとつが冬です。

夏の暑さも大事件になりやすいのですが、雪国といわれる新潟の冬も大変な大山場なんですよね。

多肉植物は猛烈な寒さ、雪、霜にあたってしまうと、茎や葉っぱがブヨブヨになったり、ドロドロに溶けたりします。

とても悲しいことなのですが、ブヨブヨ、ドロドロになった部分は、ほぼ回復することがありません。最悪の場合は、株全体がダメになってしまうこともあるのですね。

ですから、そうなる前に対策をしておくのがベターだと思っています。

多肉植物の大敵「霜」って何?

さて、冒頭から霜(しも)という表現が出てきましたが、そもそも、そんな現象のことを指しているのでしょうか?

霜とは、空気中の水蒸気が地面や物体にふれて、その表面で氷の結晶になる現象のことをいいます。(うっすらと白く表面が凍るような感じです。)

霜は私たちが寝静まっている「夜間から明け方」にかけて、こっそりやってくることが多くて、「朝晩めちゃくちゃ冷えるなぁ」(ガチで寒い)と感じるようになったら、霜の到来に警戒しておいて丁度よいと思います。

ですから、多肉植物の霜対策は、朝晩の冷え込みの時間帯への対策がポイントになってきます。

多肉植物の霜対策の方法

多肉植物の霜対策で大事なポイントは「多肉を外気に直接さらさない」ということです。

このポイント守れば、多少のことがあっても霜にやられる確率は低くなると思います。

それでは、具体的な方法をお話しますね。

1.室内にとりこむ(一番安全)

多肉植物の霜対策で一番安全なのは、室内に取り込んでしまうことです。

朝晩だけでもお部屋の中、玄関などに避難してあげるだけで十分。暖房で暖める必要はありませんよ。

霜対策のポイントは「外気を遮断して多肉に直接ふれさせないこと」です。何だかんだ言って、建物の中は一番安全です。これは間違いありません。

2.段ボール箱をかぶせる

段ボール箱をかぶせてしまうのも、霜対策としては効果があります。

「段ボール箱に入れる」でもよいと思いますが、これを勘違いして失敗する方も多いようなのですね。

具体例をひとつあげますと「息ができなくなると悪いから」と気を利かせて、段ボールのフタを全開にしたままにしたというのです。気持ちは分かりますが、それでは意味がありませんよね。汗

先ほどもお話しましたが、霜対策で大切なのは外気を遮ること。

段ボールをかぶせてしまう感覚で設置して、簡易的なシェルターのように使うのがポイントです。

3.ビニールをかぶせる

ビニールをかぶせるのも、霜対策としては効果ありです。

わたしはスーパーの袋を上からかぶせるようにしたこともありますし、ビニール風呂敷を掛けたこともあります。

とても不安に感じると思いますが、いまのところは被害を出したことはありません。(雨が降ったりしなければ、100均などで購入できる不織布を使うのもアリです。)

そうそう。これらは雨や雪をしのぐための方法ではなく、あくまでも霜を凌ぐための方法です。寒さ対策とは違いますから誤解しないでくださいね。汗

冬の間ず~っとそのままにしておくことはできませんが、一時的な対策としては有力だと思っています。

4.簡易温室(簡易ビニールハウス)

ホームセンターなどで購入できる簡易温室、簡易ビニールハウスも霜対策には有効です。

さすがに商品化されていることはあって、やっぱり効果はありますし、憧れてしまう方も多いですよね。笑

雨も風もバッチリ対策できますし、霜対策もバッチリ。サイズもいろいろありますから、ベランダに設置することもできます。

普段は多肉棚として使っておいて、冬越しのタイミングでビニールをかぶせるのもありですよね。

ところが、わたしはこの簡易温室(簡易ビニールハウス)で大失敗をしてしまいました。この失敗談は過去記事で紹介していますから、是非、購入前にお読みになってみてくださいね。

【参考】:簡易ビニール温室で大失敗!冬越し以前の問題点を激白

5.衣装ケースにいれる

今年もくじけずにアピールしていきたいと思っています。笑

多肉植物の冬越しや霜対策におすすめなのが「衣装ケース」を使う方法です。

ホームセンターで売られているもので十分ですし、特別な機能などがついている必要もありません。引出しタイプでもOKですし、両サイドでフタを止めるタイプでもOKです。

衣装ケースはとっても優秀です。

これまでにも、わたしのブログで何度も紹介していますが、失敗があっても、やっぱり優れた対策グッズだと思うのですね。

雨除けや風よけにもよいですし、霜対策であれば十分に効果を発揮してくれます。

何よりも嬉しいのは、多肉を効率よく移動できますし、サイズも豊富で使いやすい点ですよね。わたしはホームセンターの安売りを狙って購入したものを使っていますよ~。

霜対策に天気予報が欠かせない!

秋の終わりから冬にかけては、本格的に寒さを感じることも多くなりますよね。

季節の変わり目には、天気予報や気象情報にも注目してみることが大切だと思っています。

お天気だけではなく、最低気温や最高気温、霜注意報なども、きちんと教えてくれることが多いですよね。

気温が10度を切って、一桁代に入ってきたり「農作物の管理に注意してください」というフレーズが聞こえてきたときには「霜」に警戒が必要です。

そんなにビクビク怯える必要もありませんが、ちょっとした日常のひとコマから、季節や暦を実感することも多肉の醍醐味だと思いってます。

天気予報を聞いて、夜に急きょ実家の多肉保護に向かったこともあるくらいです。後で思い返すと、なんとも可笑しみがあってよいものですよ。笑

ということで、今回はわたしが実践している多肉植物の霜対策と方法について紹介しました。

今回の記事がみなさんの参考になればうれしいです。