簡易ビニール温室、ビニールハウス

昨日、今日と、ものすごく寒かったですね。朝起きるとノドの調子がおかしかったり、風邪気味だったりで体調管理にも気を付けないといけません。

この2日間は極暖ヒートテックくんにお世話になりましたが、それでも寒かった~。

そして、初雪の情報も聞こえてきましたね。そろそろ、観葉植物多肉植物が冬を越せるよう、本格的に冬越しの準備をしなくちゃいけない季節です。

植物の冬越し対策というと、必ず目にとまり、気になってしまうのが「簡易ビニール温室」。わたしも、ホームセンターで毎年見入っていまします。

ところが、この簡易ビニール温室は、とても雰囲気のよい商品ですから気を付けてもらいたいのです。

今回は、わたしの体験ををもとに、勘違いしやすいポイントについてお話します。

これから購入しようと思っている方は、是非、今回の記事を参考にしてくださいね。

簡易ビニール温室で大失敗!冬越し以前の問題点を激白

観葉植物でも、多肉植物でも、お世話や管理に気を付けなければいけない季節のひとつが冬です。

寒さが厳しくなりますから、とにかく、霜や雪にあたらないように十分に気を付けなければいけません。これが一番の生命線だと思っています。

そこで目に止まるのが、簡易ビニール温室ですよね。

これひとつで、自分のグリーンスペースはうんとグレードアップしたような気になります。そして、なにより、「植物やってるぜ!」って感じがぐ~んと強まり、モチベーションもアップしますね!

わたしは、まさにこのタイプです。笑 これひとつ手に入れて、植物くんを避難させれば、冬対策も万全だと安心しきっていました。

ところが、それが大間違いの勘違い!気持ちだけ高まっていても、現実はともて厳しいのです。心底、強烈なダブルパンチをくらいました。

買う前には考えもしなかったことが、使ってみるとみえてくるのですね。

一体、どんなことが起こったというのでしょうか。

屋外では要注意!風よけのはずが被害になりました。

これは、いまでも忌々しい事件です。自分の浅はかさを反省しています。

簡易ビニールハウスはいろいろなサイズ用意されています。組み立てや設置も簡単なので、とても助かります。女性ひとりでも、十分にらくらく移動できるくらいです。

これが大問題だったのです。

簡易ビニールハウスは、とても軽い素材でつくられています。強風にあおられると、あっという間にメチャクチャにめくられてしまいます。そして、棚ごと転倒することさえあるのです。

わたしのビニールハウスは、わずか数日で役目を終えてしまいました。風にあおられ、ビニールがめくれて倒れて終わってしまったのです。今でも苦い思い出のひとつです。涙

鉢が入れば、その重さで固定できるかというと、その程度の重さでは話になりません。しっかり固定しておかないと、結構危ういことが多いものですよ。

簡易ビニールハウスは、雨除けや風よけの役割を十分に果たしてくれます。

だけど、風にめくられてしまったり、飛ばされてしまったりへの対策は、設置する側のわたしたちが、十分に気を付けなればいけないことなのです。

寒さ対策にはほとんど効果なし!むしろ別の問題が浮上

簡易ビニール温室は、寒さ対策に有効なイメージが強いですよね。外気を遮断して、採光はできるという最高の条件を作れるような気になります。

ですが、これは大間違いなのです!

室内でも、屋外でも簡易ビニール温室の中と外の気温はたいして変わりません。置いておくだけでは、寒さを防ぐ効果はほとんど期待できないのです。

わたしたちだって、真冬の寒い時期、素肌にビニール袋を1枚まとって外へ飛び出したらどうでしょう?答えは想像できますよね。汗

この温室効果は、わたしたちに危機よりも、安心感を与えてしまうので注意が必要なのです。

寒さ対策のはずが、サウナ効果で全滅の危機。

これは、本当に盲点でした。思い出しても情けなくなります。

簡易ビニール温室は、寒さ対策のつもりで設置したのですが、晴れた日中のことを全く考えていませんでした。

ビールハウスのようなものですから、採光性は十分にあります。お日さまの光は植物に当たるのです。

だけど、今度は、ビニール温室内の温度が上がり過ぎるのです。本当にその日の条件にもよるのですが、温室内がサウナ状態になって、植物が大ダメージを受けてしまうことがあります。

寒さに配慮して、バッチリ外気を遮断し過ぎるため、空気が密閉された状態をつくってしまうのもよくありません。

ビニール温室は、空気の入れ替えができる程度の通気性を確保仕手おく必要があるのです。

簡易ビニール温室内の蒸れに要注意!

ビニール温室はある程度の通気性を考えて設置しないと、密閉状態に近い環境になってしまいます。

空気の流れをある程度、確保しておかなければいけないのですね。

観葉植物も多肉植物も蒸れには弱い品種が必ずいます。うっかりすると、蒸れでダメにしてしまう可能性があるのです。

そして、もう一つ考えておきたいのが「水やり」です。

ビニール温室の中はサウナ状態になることがあります。水やりの後に鉢の中の温度が上がれば、根が蒸れて、根腐れのような状態になることもあります。

わたしは、根腐れさせた経験はないのですが、失敗談としてはよく聞こえてくるお話です。

多肉植物であれば、冬場は断水気味に育てるのが有効ですね。

と、いうことで、今回はわたしの体験をもとに簡易ビニール温室についてお話しました。

簡易ビニール温室は、決してそれ自体が悪いものではありません。

あくまでも簡易的なものなので、「温室」の施設と同じように考えない方がよいと思います。例えば、温度管理するための暖房装置や機能もありませんよね。

室内で使う場合も、思っている以上に寒さ対策にはならないと思います。むしろ、湿度の管理など他の問題が出てくることも想定されます。

簡易ビニール温室を購入するなら、よくよく検討してからにした方がよいと思います。

今回の記事が参考になればうれしいです。

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