生活不活発病

今日の朝、HNKあさイチで取り上げられていた生活不活発病。あまり聞きなれない言葉ですから、思わず「なんだろう?」と見入ってしまいました。

生活不活発病とは、生活全般が不活発な状態になって、心身ともに機能が低下する病気なのだそうです。

「生活全般」というのがポイントで、1日を通しての行動や活動量が少なくなってしまったり、動くきっかけがなくなってしまったり、というのが原因につながります。

そんな生活不活発病ですが、何か予防や対策になることはないかと、テレビの話を聞いているうちに、お花や植物を育てること。園芸ガーデンニングがとても有効なのではないかと思ったのです。

園芸やガーデンニングには、不活発状態の解消にとても有効なポイントがあるからなのです。

行動のきっかけを失うことが何よりもまずい!


あさイチを見ていて分かったことは、高齢になれば、なるほど、生活全般が不活発になりやすいということです。

もちろん、年齢とともに、体の自由がきかなくなってきたり、疲れやすかったりというのは出てくると思います。これも生活全般が不活発になる原因のひとつです。

そして、役割の変化というのもありますよね。例えば、これまではお仕事で動き回っていたけれど、お仕事を辞めてしまったら、1日の大半をどうすごせばよいかわからなくなってしまった。

他にも、周りの方が協力的で、日常生活の中でも、自分でやらなければいけないことをどんどん手伝われてしまう。(仕事や役割をとられてしまう。)ということも、行動のきっかけを失うことにつながってしまいます。

行動のきっかけがつかめなくなると、行動できなくなってしまいます。

この事実を、本人がなかなか自覚できません。これが、生活不活発病のこわいところなのです。

これは、年配の方に限ったことではないように思うのです。若い方でも、あてはまることが十分に考えられますよね。

テレビCMではありませんが、なんとなく「だるおも~」とかって感じていることが慢性的になってくると、紹介したようなことが起こり得ないとは言い切れませんね。

さぁ。そこで、何か対策や予防をしなければいけないのですが、園芸やガーデニングはとても有力なのではないかと思うのです。

生活不活発病に園芸やガーデニングが有効な理由は?


生活不活発病の対策として、大切なことのひとつは「生活の中に季節を感じること」なのだそうです。これは、生活の衣食住に関することでもあります。

食事であれは、調理につかう食材に季節の旬ものを取り入れてみること。季節の行事に合わせてお料理を準備すること。器を工夫することなど、いろいろできます。

お花や樹木など、植物を通して、季節を感じることもできますね。景色を眺めて感じるだけでなく、園芸やガーデニングを通じて体感することも有効です。

植物を育てるということには「役割」が発生します。「やること」をつくることができるのです。これが、苦痛であってはいけないのですが、できる範囲を調節すれば「楽しみ」になるに違いありません。

そして、園芸やガーデニングは、やってみるとわかるのですが、結構な運動量があります。立ったリ、しゃがんだりもしますし、物をもって移動することもあります。水やりもよい運動になりますね。

適度な運動をすることは、不活発状態の予防・対策になります。

園芸やガーデニング、植物に関するイベントや催事に参加してみる、見にいってみるというのも、行動範囲を広がりますから、とてもよいですね。お花や苗木を買いにでかけるというのもよいでしょう。

自分の中だけのことでなく、周囲とよく関わりながら行動が広がることが大切なのですね。

過去の記事でも、園芸やガーデニングの効能について紹介しています。

⇒「園芸やガーデニングの楽しさとメリット6つのポイント

⇒「非売品の植物ミルクに心と体を癒す効果があります。

⇒「ストレス解消に植物や園芸が効果的!


「植物のある暮らし」は、庭がなければ始められないということはありません。スペースが限られていても、そこに合った大きさのものを置いてみるだけでもよいのです。

ちいさなグリーンが毎日の生活の中で、わたしたちに心地よい刺激を与えてくれますよ!どうぞ、試してみてください。^ ^