多肉植物にとって、生死をかけた大難関の季節。

今期もわたしの多肉植物は、凍傷冷害にあってしまいました。そこで、思い切って新潟市の多肉名人に冬を乗り切るためのコツやポイントを聞いてきました!

細川洋蘭農園さんは、新潟市の中でも大きく多肉植物を取り扱っているお店のひとつです。多肉名人がここにおられるのです。

今回は、わたしがずっと疑問に思っていた、新潟の冬を乗り切る多肉植物の育て方や管理方法について教わったことを紹介します。

冬の多肉管理で気になる3つのこと。

多肉植物の育て方は、全国各地の気候や環境によって違いがでてきます。これは確信をもって、そうだと言えることのひとつですね。

だから、本やインターネットで調べても、状況があてはまらないことも多いです。

わたしは新潟県の新潟市で多肉植物を楽しんでいます。新潟県は縦に長いので、スキー場が栄えるような地域よりは、冬は過ごしやすいはず。

それでも、多肉植物を寒さでダメにしてしまうことがあるのです。(情けない話ですよね。汗)

わたしが冬の多肉管理で困っていること、疑問に思っていることは3つあります。

1.多肉植物が寒さを乗り切れる温度は?

2.冬の水やりは断水がよいのか、あげるべきなのか?

3.万が一、冷害や凍傷になって溶けた場合の対処方法は?

これらの加減がイマイチ自信をもてずにいたのです。

そこで、断られることを覚悟で、細川洋蘭農園の多肉名人のおじさんを訪ねてみました。すると、グッドタイミング!狙ったとおり、おじさまだけがお店番をしていたのです。

このチャンスを逃すわけにはいきません。もちろん、お買い物をして、それとなく聞いてみたら、ハウスまで案内してくれて、バッチリ教えてくださいました!

多肉植物が新潟の冬を乗り切れる気温や温度は?

今年初めて細川洋蘭農園さんを訪ねてみると、冬とは思えないほどたくさんの多肉植物が元気にお出迎えしてくれました!

その光景にわたしは大感動!凍傷だ、冷害だと騒いでいた自分がバカらしくなるくらいの景色です。うっひゃ~♪多肉いっぱ~い♪って感じですw

案内されたハウスは、すごく暖かいというわけでもなく、むしろ息は白く見えるくらいなのです。

そこで、多肉名人に聞いてみました。

「冬は何度くらいあれば、多肉をダメにせずにすごせますか?」

多肉植物は、思っているよりも寒さに耐えられるので、3℃~5℃あれば大丈夫なのだそうです。

ここで超重要なのは「夜間の温度管理」。夜間の冷え込みにさえ気をつければ、昼間はそれほど心配しなくてもよいそうです。

そして、すごく意外だったのは、サンセベリアが一番危ないくらいで、ほかのものは一律、同じ環境で大丈夫だよとおっしゃっていました。

やっぱり!わたしが思っていたとおり、夜間と明け方の冷え込みに外気に直接ふれさせないようにするのは正解みたい。

これを聞けただけでも、こころが救われたような気持ちになりました♪

そして、冬の間は寒さに耐えるためにも、水やりに気をつけることが大事なのだそうです。

多肉植物は冬の間は完全断水して大丈夫?

冬の他肉植物の管理でよく聞くのが断水ですよね。

新潟の冬は、本格的に冷え込みますから、完全断水したほうがよいのかを聞いてみました。

完全断水は無理!水やりは月に1回、品種問わず一律にさ~っとあげるくらいでよい」とのことです。

寒さに耐えるためには、水やりは控えたほうが良いのですが、完全断水では多肉がもたないのだそうです。そして、間違っても、たっぷりの水やりをしてはいけないと教えてくれました!

やっぱり!わたしが実践していたとおり、完全断水ではなく、少しばかりの水やりが正解だったようで、これもまた、本当にうれしい!

なんだかんだで、専門家ではないけれど、試行錯誤してきた結果が良い方向につながっていただなんて「やったぜぃ!」って感じです。

なんだか、多肉愛が報われたような気持ちになりましたw

多肉植物が凍傷や冷害で溶けたときの対処方法

細川洋蘭農園さんに「多肉植物が溶けてしまったときの対処方法」についても聞いてみました。

これは本当に大切なポイントになりますから、是非、参考になさってくださいね。

まず、多肉植物がぶよぶよになったり、溶け出したりした場合は、早めに傷んだ場所を切ってしまうのがよいそうです。

※株自体が生きていれば、茎が1cmくらい残るだけでも春には新芽が期待できるそうです。

そして、溶けたり、ぐずぐずになってしまった葉や茎が、元気な部分に付着してしまうと、そこから溶け出してしまうことも多いですよね。

これも、そのとおりで、傷んだ葉や茎は周囲に付着しないように取り除くことが重要とお話してくださいました。

傷んでしまった部分は、元通りにはなりません。放置しておいても悪化するだけなら、早めに処置してあげたほうがbetterですよね。

ということで、今回は細川洋蘭農園の多肉名人のおじさんに教わったことを紹介しました。

細川洋蘭農園さんの多肉植物は、とってもきれいに紅葉していて、私の家のものとは別物のようにきれいでしたよ♪

やっぱり、温度管理と水管理がカギだったのですね。気温を3℃くらいに保てるようにするには、やっぱり発泡スチロールの箱がいいかも。

採光性はなくなるけど、寒さへの耐性は抜群に高いことは実証済み!もうひと工夫できれば、新潟の冬を乗り切る栽培方法がみつかるかもしれません。

そうそう!すっごくおもしろい多肉をゲットしましたから、次回の記事でしょうかいしますね♪久しぶりの一目惚れですw

今回の記事がみなさんの参考になれば、うれしいです。