多肉植物、春萌

10月12日の記事で紹介した「訳あり多肉植物」くん。その中のひとつ「春萌」さんは、とても売り物とは思えないくらいの状態でした。

葉や茎はハリがまったくなく、無抵抗という言葉がぴったりなほどに、ぐにゃんぐにゃん。汗 こんな状態の多肉植物には出会ったことはありませんでした。

ですが、仕立て直しをすれば、元気な新芽が育って、復活再生できるはず!そして、再生、復活の第一歩が確認できました。

今回は、春萌さんが届けてくれたうれしい報告を紹介します。

もはや末期的。気が付いたのは購入後でした。


わけあり多肉植物、徒長

多肉植物は、育てるときに手間がかからなくて、簡単に育てられるといわれていますよね。

たしかに、水やりも頻繁にする必要はありませんし、放っておいても勝手に育ってくれる、たくましさもあります。笑

10月12日に購入した多肉植物くんたちは、育つときに茎の部分が伸びすぎたり、葉が落ちてしまったりしたものばかりです。(→ 過去記事で紹介しています。「わけあり多肉植物が半額以下で買えます。」)

ですが、その中のひとつ「春萌」という名前の多肉植物は、とてもひどい状態でした。葉も茎もグッタリ状態。そして、触ってみると今までに感じたことのない感触。

汁は出ないものの、ぐったり、ぐにゃぐにゃ、ブヨブヨした感じ。

多肉植物は、品種によりますが、元気な状態だとハリがあって、しっかり実が詰まっている感じがするものです。


これは、ちょっと無理かも・・・。あきらめた方がいいかも・・・。


そう感じたことを覚えています。

もっと衝撃的だったのは、元気な部分だけをカットして、挿し木(挿し穂)にしようとしたときのことです。

カットした切り口は、形を維持できずに、少し時間がたつと株側も、カットした先も水分が抜けるようにしおしおになっていきました。汗 こんなに短時間で、切り口がしおれていく様子を目の当たりにしたのも初めてです。

結局、カットした挿し穂はダメになってしまいました。汗

望みをかけた葉挿しが上手くいきました。


望みをかけた再生方法は「葉挿し」という方法です。

これは、多肉植物ならではの再生方法といった感じ。葉っぱを丁寧に茎から採って、土の上に転がしておくだけ。本当にこれだけです。

初心者の方でもチャレンジできます。もしも、多肉植物を育てるときに、葉っぱがとれてしまったときにも、使えるテクニックですよ。


話をもどしますね。


春萌さんは、葉も茎もブヨブヨ状態で、なかなか葉っぱが取れませんでした。汗

それでも、これはわたしへの挑戦状だ!と勝手盛り上がって、夜な夜な葉っぱ外しに夢中になっていました。

夜中にこういう作業って、理解できませんよね?笑 そう思うでしょ?だけど、やってみて!これ、結構ストレス解消になるくらい夢中になれるから。プチプチつぶすのに似ているかもしれません。笑


葉っぱを外すことに成功したあとは、発根、発芽を願って、放っておく。

でも、気になるから、毎日、毎日、仕事から帰ってきては、ひとつひとつ様子見をしていました。

そして、ついに、この日がきました!



根っこが出たー! 確実に出てるーーーーー♪

わっせろーい♪わっせろーい♪



なんだか、ずいぶん時間がかかったような気がしましたが、実はそうでもなかったですね。

トップの画像が、今回、発根した春萌さんです。こんな感じで、多肉植物は取り外した葉っぱから根っこがでて、新芽が出て、どんどん増えていきます。

こうなったら、あとは、薄く土を敷いたプラスチックトレーで、ほんとに軽く根っこに土をかぶせて春を待ちます。

今回は、まだ、根っこが出ただけなのですが、芽が出てくれれば、仕立て直し(再生)は順調といえそうです。

こういう些細なことでも、仕事と家の往復だけの毎日の中では、とても新鮮でうれしい刺激を受けることができますよ。この後どうなっていくのか、すごく楽しみです。
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