多肉植物 セダム 乙女心

多肉植物を育てていると、うっかり葉っぱに触れてしまい、ポロッと取れてしまうことがありますよね。

取れてしまった葉っぱは、捨ててしまわずに、土の上に転がしておくと、芽や根がでてきて繁殖させることができます。これを葉挿しといいます。

ところで、いかにも葉挿しで増えそうなセダムの中で「乙女心」は葉挿しで増やすことができないと言われていますが本当なのでしょうか。

今回は、わたしが「セダムの乙女心では葉挿しができないって本当なのか検証してみた結果」を報告します。

絶対に増やしたい多肉植物「乙女心」の紅葉がキレイ!


セダム属の乙女心は、ホームセンターのガーデニングコーナー、園芸コーナーでも買うことができます。

なんともやわらかな色味、ま~るいラインがとてもかわいいですね。このままでも、わたしは十分魅力的だと思っています。

乙女心は秋の寒さを感じ出す頃になると、葉の先の方から、うっすらとピンク色に紅葉します。この感じが、まさに「乙女心」という名前にぴったり!絶対に写真にとっておきたくなるくらいに綺麗です。

こんな乙女心ですから、絶対に増やしたくなります。わたしもその一人で、葉挿しで増えるのだろうとふんで、苗を1つくりくり坊主にしてしまったのです。

セダム「乙女心」は葉挿しできないのか検証してみた


ここからが本番。乙女心から採り外した葉をつかって、葉挿しで増やす作戦開始です。(葉挿しでの成功例はコチラ→「多肉植物の葉挿しに大成功した方法を解説。」)

ところが、乙女心は葉挿しで増やすことができないと言われています。

セダムの仲間ですから、葉挿しで増えるのは当然!それなのに、何でこんな伝説があるのだろう?と思ったことが、今回の検証のはじまりです。

乙女心の葉挿しは、うまくいくに違いないと確信していたのですが、実際は見事なまでにマズい結果が見えてきました。

乙女心の葉はやわらかくて、葉挿しのために土に転がしてから10日~2週間をくらい過ぎた頃から、だんだんゼリー状になってきます。

はじめは、色が黄色っぽくなるのですが、だんだんゼリーのように半透明になってきます。こうなると、あとは、一本道なのですね。

全体的にしおしおになってきて、数日でチョリッチョリに乾燥し、そのまま枯れ果てます。


こ、こ、これは・・・ 無理です。


葉挿しにしようにも、芽や根が出るまで、葉っぱが持ち堪えることができません。汗

きっと、芽や根が出始めたとしても、ちょっと時間がたりなさすぎて、育てるところまでたどり着けないと思います。

多肉植物の葉挿しは、多くの種類でうまくいくと思っていたのですが、やってみるとそうでもないことがわかります。

乙女心のように、多肉の葉の部分が、黄色っぽくって半透明感がでてくる種類のものは葉挿しに向かないのですね。


このような場合は、挿し木にするとよいのです。

伸びた茎を切って、挿し穂を作ります。切り口が乾いたら土に挿して繁殖させる方法ですね。

後から調べてみてわかったのですが、やはり、乙女心は葉挿しではなく、挿し木で増やすようです。

葉挿しで一気に数を増やそうというのは、考えがあますぎでしたね~。涙


それでは、今回のお話のまとめです。


セダム「乙女心」は葉挿しで増やせるのか?


→検証の結果、葉がゼリー状になってしまい発根、発芽までもたない。

・葉に黄色っぽい半透明感がでる品種は、挿し木がむいている。


今回の検証は、あくまでもわたしのケースです。中には、葉挿しで上手くいっている方もいるのですが、成功の確率は「まれ」なんだそうです。

この記事を読んでくださった方の中で、乙女心の繁殖に成功したよ!って方がいましたら、是非、コメントくださいね。

いつか、家族をびっくさせるくらい見事な多肉ガーデンをつくってみたいな~と思っています♪
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