店頭にはポインセチアが並びだしました。まだ10月末なのにポインセチアをみると、クリスマスを意識しまいますよね。
ポインセチアといえば、真っ赤な葉っぱが花のように見える鉢植えをイメージしてしまいますが、最近では、白色のポインセチアも見かけるようになりました。
店頭に並ぶポインセチアは、ディスプレイのされ方ひとつで、とてもよく見えてしまうのですが、購入するときには、慎重に選んでもらいたい植物のひとつです。
今回は、長持ちするよいポインセチアの選び方と7つのポイントを紹介します。
ポインセチアは放っておいても赤くなりません。
ポインセチアはクリスマスシーズンに向けて、いろんな場所で目にしますよね。赤と緑のコントラストがとてもきれいです。
ポインセチアの赤くなる花のような部分は、花ではなく葉っぱなのですが、(←むずかしい話は省略)、季節がくれば赤くなるかというとそうでもないのです。
店頭にならぶポインセチアは、商品用に葉の色が赤くなるように育て方を調整しています。ですから、自分で育てるときには「色が付かない」「赤くならない」という声が多く聞こえてくるのですね。
ポインセチアがきちんと色づくためには、暗い時間を長く認識させることが大切です。日の当たり方とか、気温などの影響がないとはいえませんが、「暗い時間=光の当たらない時間」がスイッチになると言われています。
大げさにいうと「日が短くなった」、「夜がながくなった」と感じたときがポイントです。暗闇の状態が12時間以上になると色づき始めるといわれています。
ポインセチアを通年で育てている方や専門的なことを学ばれている方は「短日処理」という方法を紹介しています。
段ボールなどをかぶせて、意図的に光を遮ります。これで、光の当たらない時間を調節して、葉っぱを色づかせるスイッチをいれるのですね。
自分でできないことはありません。チャレンジしてみてもよいと思いますが、ポインセチアは育てる楽しみよりも「見て楽しみたい!」というのが本音ですよね♪
季節や行事を感じながら、植物を楽しむことはとっても大切だと思います。
よいポインセチアの選び方
店頭にならんでいるポインセチアですが、いざ購入するとなると、ぱっと見の印象で選んでしまう方が多いのではないでしょうか。
気に入ったものを選ぶにこしたことはないのですが、わたしは売り場でヒヤヒヤしていうことが結構あるのです。(←余計なお世話ですよね。笑)
よいポインセチアを選ぶときには、次の7つのポイントをチェックしてみましょう。
・しっかりきれいに色づいているもの。
・色づいている部分と緑の葉のバランスがよいもの。
・葉っぱの育ちがよく枚数が多いもの。
・下の方の葉っぱのすき間が少ないもの。
・全体的に鉢からあふれるように茂っているもの。
・フィルムでラッピングされていないもの。
・冷気にさられていないもの
ポインセチアは旬を楽しむための一鉢。「これから色づきますよ」は、要注意です。
例えば、母の日のカーネションも季節になると、鉢植えが店頭にならびます。つぼみの多いものを選んで買っても、つぼみはつぼみのまま。咲くことはなくシーズンが終わってしまった・・・。こんな経験をしたことがあります。涙
ポインセチアを自分で色づかせるには、先ほどお話したような対処方法が必要になりますし、2、3日で効果が出てくるものではないのです。もっと期間が必要です。
ですから、購入の段階で、色づきがよく、葉が茂っているポインセチアを選ぶようにしましょう。
ラッピングされているものは、それだけでもゴージャスに見えてしまうので要注意です。
鉢の中が見えませんから、葉の生え方や下葉の変色、傷みがわからないこともあります。よいものを選んでから、ラッピングしてもらえばよいのです。
鉢花類はとくに、購入時にベストな状態を選ぶのがコツです。
ポインセチアはお部屋の中でも、その存在感を十分にアピールしてくれます。寒さに気を付ければ、数か月は楽しむことができますよ。
大きな病気もそれほど心配しなくてもよい植物ですから、ぜひ、あなたのお部屋にも一鉢のエッセンスをそえてみてくださいね!
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