パキフィツム、紫麗殿

ついに手に入れました!土から生えた多肉の花「パキフィツム」です。紫麗殿(しれいでん)と呼ばれることもあります。

土から生えたプリプリな肉厚の葉が、花びらのように育っていく姿がとても魅力的です。葉の表面は、うっすらと白い粉で覆われ、季節がくると紅葉する、多肉マニアにも大人気な品種のひとつですよね!

たくさん増えるというよりは、ちいさな鉢ならば、この子1つで鉢を占拠するように、ひとつひとつを大きく育てて楽しむタイプの多肉ちゃんとも言えます。

「パキフィツム(紫麗殿)」は、寒さにとても強いことが特徴的です。この子を育てる難しさは、寒さ以外のところにあるのです。

今回は、パキフィツム(紫麗殿)を大きくプリプリに育てるポイントを紹介します。

冬の寒さに強いパキフィツム。育て方を簡単に紹介。


先ほども少しお話しました。パキフィツムは、冬の寒さにも動じない大きな器の持ち主です。雪がふらいな地域であれば、冬でも屋外で育てることができます。

「冬の寒さ」を、具体的な数字で表現すると、マイナス1度~2度くらいにも耐えることができるというのです。多少の霜にあたっても平気で、とても頑丈な一面の持ち主です。

少しくらいの雨なら、あたっても問題ありません。ですが、花のような形に葉っぱがモリモリしてきますから、水滴が中央に集まらないようにすることは大切です。

そのまま、太陽の光を浴びてしまうと、水滴がレンズの効果を果たしてしまい、多肉植物にとってはダメージをうけることになってしまいますから注意しましょうね。

これは、わたしの感覚なのですが、全体的に白っぽい品種ほど、水にぬれると色味が汚くなってしまいます。雨や水やりには気を付けた方がよいです。後から何とかしようと思っても、どうにもできませんでした。汗

基本的には、お日さまの光が当たる、風通しのよい場所に置いてあげることが大切です。屋内で育てると、日照不足になりやすく、葉っぱが落ちてしまったり、徒長したりの原因になってしまいがちです。

土の上に咲く、花型の多肉植物は湿気に弱い!


これは、わたしが勝手に思っていることなのですが、土の上に咲く花型の多肉植物は湿気に弱い点が大問題です。

多肉植物の葉っぱが土の上に乗っかるような育ち方をします。ですから、土が湿気を帯びたままだと、下葉が湿気でやられてしまい、傷みやすくなるのです。

運が悪いとカビが繁殖して、土の表面や、植物の表面にどんどん広がってしまいます。ですから、予防のためにも、日当たりや風通しはとても重要なのですね。

そして、できることならば、土は水はけがよく、通気性もよい多肉植物の土を使うことが環境づくりには有効ですね。

水やりで大事件!やり過ぎると葉っぱが割れてきます。


わたしは、まだ、目の当たりにしたことがないのですが、パキフィツムを育てるときには、事前に心得ておかないといけないことがあるのです。

それは「水やりをし過ぎると葉っぱが割れる(裂ける)」ということです。

この子たちは、葉っぱに水分をため込み過ぎてしまう傾向があります。梅雨の季節や夏場も葉っぱが割れやすくなります。

肥料が多すぎても同様の現象がおこります。多肉植物には肥料は必要ないと思うのですが、与えている方は葉割れに気を付けてください。

ですから、パキフィツムは施肥は少な目、乾かし気味に育てることがポイントになります。

この育て方をすると、全体的にきゅっと締まった姿で、葉っぱはぷっくり育てることができますよ♪もちろん、日当たりと風通しも忘れてはいけませぬよ。

エケベリア、ゴールデングロウ

パキフィツム(紫麗殿)は、エケベリアと同じくらい人気がある多肉植物です。エケベリアも、一鉢を大きく育てていくような楽しみ方をする方が多いですよ。

エケベリアは、花びらが集まったようなカタチに育つ種類の多肉植物で、紅葉してきれいに色が変わる品種が多いのも特徴です。

屋外で育てれば、型崩れすることも少ないですから、はじめて多肉に挑戦する方にもおすすめの一鉢といえますね。ぜひ、お店で本物をながめてみてください!

とっても、ほっこりした気持ちになれると思いますよ♪
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