小人の祭り

とってもステキな多肉植物に出会いました!

売場に入ってすぐに、吸い込まれるように引き寄せられたのは立派な「小人の祭り」です。

小人の祭りって、秋にかけて店頭に並びやすくなるのですが、ちいさな苗しかみたことがなかったので即買いしてしまったのですね。

秋から霜が下りる直前まで、とっても綺麗な紅色に染まって、小人たちがキャンプファイヤーをしているみたいに見えるんですよ。

だけど、この多肉植物は育て方がとてもむずかしいといわれています。

今回はわたしの失敗を含めて、小人の祭りの育て方と増やし方が難しいと言われている理由をお話したいと思います。

小人の祭りにはアエオニウム属ならではの困りごとがあります。

小人の祭りは、パッと見ると「虹の玉」のようにも見えるのでセダムだと思わることもあるようです。

だけど、黒法師と同じアエオニウム属のひとつなのですね。

アエオニウムって、秋から冬にかけて元気が増してくるような気がしています。

夏は暑さに挫けてしまうものもありますので、半日陰くらいで育てたほうが無難。

冬に向かっては元気になるのですが、霜にあてると終わってしまうという本当にマイペースな傾向があります。

極端な暑さ、寒さにあてないようにして風通しよく育ててあげるのがコツです。

そして、アエオニウムは葉挿しで増やすのは不可能に近いと思います。だから、挿し木で増やすようにしていくのですね。

ですが、新芽が出てくる気配がなくて、カットすることに抵抗がある方が多いのではないかと思います。

あくまでも、わたしなりの経験則なのですが、花が咲くようになると花茎が伸びてきます。

そのタイミングで花茎を切ってあげると少しボリュームがでてくるような気がしているのですね。

すべてがそのようになるかと言われると自信はないのですが、花を咲かせてしまうと枯れ込んでしまうものもありました。

だから、わたしは花が咲きそうな雰囲気がしてきたら、ハサミの準備をするようにしています。笑

小人の祭りの育て方のポイント!これはちょっと自信ありです。

小人の祭りを元気に育てる絶対のポイントは日当たりだと思います。

これはかなり自信があるのですが、通年で日光浴をさせてあげることが大切です。日照が不足してくると弱ってきます。

暑さや寒さの対策で屋内にとりこむこともあるのですが、日照不足になると、一気に弱っていきますから、室内でも日当たりの良い場所においであげてください。

それから水切れにも注意が必要です。

アエオニウム属の多肉植物は、全般的に「断水気味」「水やりは控えめ」といわれることが多いと思います。

だけど、そのとおりにしていると水切れ気味になって弱ってしまうこともあるのですね。(育てる環境によって、本などに書いてあるとおりにはいかないことが往々にしてあります。)

わたしは表面の土が乾いて、鉢が軽くなったかな?と感じたらお水をあげるようにしています。

季節によって乾き方は違ってきますから、いつも同じ周期でというわけにはいかないのが難点ですね。汗

夏と冬は、春秋に比べると水やりするときのお水の量は軽めでよいと思います。

それから、小人の祭りは風通しの良い場所で管理することが大切です。

これは、可能な限り絶対にそうしたほうがよいと思います。それが、今回のハイライトです。

小人の祭りは育てるのが難しいと言われている理由は虫害。

小人の祭りは特にそうだと思うのですが、虫害で悩まされやすい傾向があるように感じています。

実は、わたしも過去に唯一虫害でダメにしたことがあるのが小人の祭りなのですね。

そのときは、ワタムシが大繁殖してしまって、手がつけらなれい状態になってしまいました。

ワタムシは、遠目に見ると「ふわふわの白い毛」なのですね。よく言えば綿のようです。

だけど、近づいてしっかり見ると、蚊のような、コバエのような、明らかに虫ってわかる姿をしています。

気が付いたときには手遅れ状態。残念ですがその鉢は処分することになりました。涙

多肉植物には、意外と虫害があったりします。アブラムシとかカイガラムシとか、それぞれ環境によっても違いがありますよね。

虫害が出てしまったら、やっぱり薬品を使うのが一番よいのかもしれませんが、どうしてもそこに踏み込めないわたしがいます。

いまのところは、品種によって、水やりのときにざざ~っと上から水をかけるようにしてあげるくらいの対策しかできていません。汗

なにか良い虫害対策がないか探してみないといけませんよね。

ということで、今回は小人の祭りについてお話をしました。

8月も残すところ10日になりましたね。わたしのよく行くお店では、秋冬の営業時間のお知らせが掲載されるようになってきました。

今日はわたしの町内をお祭りの神輿屋台が練り歩いていました♪

わたしがこどもの頃から聴いている祭りの音色は、今も変わることがなくて、それがとても心地よい午後でした。