多肉植物の増やし方、多肉植物を葉挿しで増やす成功のコツを紹介します。
多肉植物を増やす方法のひとつは葉挿しです。葉挿しはとても簡単で「取れた葉っぱを転がしておくだけ」と言われていますね。
ところが、葉挿しをするときには、ちょっとしたコツのようなものがあります。
今回は、今年の春(2022年)に実践した体験をもとに、葉挿しのコツについてお話しますね。
【実践】多肉植物を葉挿しで増やす!成功のコツを紹介します。
多肉植物を増やすときには「葉挿し」「挿し木」のどちらかの方法をとると上手くいきます。
とくに「葉挿し」は、お手入れをしているときや、育てている間に取れてしまった葉っぱを使うこともできますから、早いうちに知っておきたい方法のひとつです。
多肉植物を育てている方からの声には「転がしておいたら勝手に生えてきた」のようなことを聞きますが、これは本当なのです。笑
下心なく育てていると、気が付いたら小さな芽が出ていたという幸運が舞い込みやすいと実感しています。
ですが、多肉植物を増やすためにチャレンジするならば、ちょっとしたコツがありますから、ぜひ、参考にしてみてください。
それでは、わたしの体験をもとにお話ししますね。
葉っぱを外す瞬間が超大事!
葉挿しは、取れた葉っぱを使うのが理想的だと思いますが、徒長した多肉などは、葉挿しで仕立て直してみるのも楽しいものです。
茎にくっついている葉っぱを、意図的に外す(取る)ときには、無理やりむしり取ってはいけません!
葉っぱを丁寧に取り外す必要があるのですね。
葉っぱを外すときには、ゆっくり葉っぱを揺らすようにします。
ことのときに、とれた葉っぱの先っちょ(茎とくっついていた部分)にポツンと点が残っていることが大事です。
多肉植物の種類にもよりますが、赤い点やピンク色の点のように見えていればOKです。
この部分から、芽や根がでてきますから、葉っぱがちぎれてしまった場合は、何にもでることなく、葉っぱがチョリチョリに枯れて終わりになります。
葉をとる前の水切りがポイント!
多肉植物の葉っぱは、予期せぬときに取れてしまったりするものですが、葉挿し用に、茎から葉を外す場合は、事前に水やりをストップしておくことがポイントです。
水やり直後や、水を吸ってイキイキとしている状態では、葉っぱが外れにくくなり、ちぎれてしまいがちなんですよね。
虹の玉のように、触ればポロっと取れるようなものならば、あまり心配する必要もありません。ですが、エケベリアなどの葉っぱが込み入っているものに手を入れる場合は、水やりを止めてから、最低でも3日くらいは時間をおいてから、葉っぱを取り外すとうまくいきます。
わたしが意図的に葉をはずすときには、最後の水やりから5日~1週間くらい時間を空けて、取り外しにかかります。(それでも、なかなか外れてくれないこともあります。汗)
葉挿しする前に乾燥は必要?
葉挿しをするときには、葉っぱを取り外した後、しっかり乾燥させるというのが、多肉植物のセオリーのようになっていますよね。
わたしも、はじめて多肉植物の葉挿しをしたときには、そのとおりに実践していました。
ですが、今では葉を乾燥させてから、葉挿しにすることはありません。
むしろ、葉っぱを外したら、すぐに土に挿してしまいます。それが原因で、大きく失敗するようなことは、ないんですよね。(←あくまでも、わたしの経験の話です。)
多肉植物を購入するときに、鉢やポットの中に、落ちた葉っぱから芽が出ている光景もよく目にしますから、あまり手をかけすぎなくても良いのではないかと思っています。
あと、庭の隅に投げておいた葉っぱから、芽が出て育つのも、別に乾燥させたり、何かしたりしているわけではありませんよね。笑
葉挿しするなら土に挿す
多肉植物の葉挿しは、土の上に葉っぱを転がしておくだけでも良いと思います。
ですが、本当に放置したままだと、葉っぱから根っこが出る頃には、葉っぱ自体が反り返ってしまって、根っこが土に届かないことも出てきます。
ですから、わたしは、最初から葉っぱを土に挿すようにしているのですね。
まっすぐ土に挿すこともありますが、葉っぱを横向きにして、斜めに挿すようにするのもおすすめです。
横向きに挿しておくと、葉っぱが反ってきても、半分は土に挿さっていますから、根っこがきちんと土に根付いてくれます。
せっかく出てきた根っこが、チョリチョリに乾いてしまっては、残念な結果になってしまいますから、根がでてきたら、霧吹きなどで湿り気を与えると、うまく育ってくれますよ!
今年は、多肉増殖をねらって、たくさん葉挿ししています^^
上の写真は、今年(2022年)の4月末の様子です。順調に育ってくれることを祈っていたのですが、6月には猛烈な暑さの日々が続いてしまいましたよね。汗
この子たちがどうなったのかは、次回以降のブログで紹介しますよ~
葉挿しはスイッチが入ると早い!
多肉植物の葉挿しは「葉挿そう!」と意気込まなくても、取れた葉っぱで気軽にチャレンジすることができます。
葉っぱを鉢の受け皿に入れておくだけでも、勝手に発根したり、発芽したりすることも珍しくありません。そのくらい簡単にできます。
目安としては、1週間から10日くらいで動きがでるのですが、すべてが一律に育つわけではなく、多肉植物の種類によって、成長速度もさまざまです。
そうそう!葉挿しは春や秋に始めるのが安全だと思っていたのですが、梅雨時期や夏でも大丈夫です。むしろ、2022年の春(4月)に葉挿ししたものは、梅雨っぽくなってきたり、暑くなりだしたりしたタイミングで、急に動きがでてきました。
もしかすると、気候や気温などが、成長のスイッチになっているのかもしれません。これは、本当に新たな発見でした。
ということで、今回は、多肉植物の葉挿しのコツとポイントをお話ししました。
つい最近も、購入してきた多肉植物を増やしてやろうと、葉挿しを実践したばかりですw
今年は多肉植物をいっぱいに増やしたいと思っているので、これからどうなるのか楽しみにしています。
最後までお読み頂きまして、ありがとうございました!今回の記事がみなさんの参考になればうれしいです。