多肉植物の本でこんなに大感激した一冊はあったでしょうか。
わたしが絶対におすすめしたい本『12ヶ月の多肉植物寄せ植えレシピ』(黒田健太郎)を紹介します。
すでに多肉植物を育てている方やビギナーの方から「おすすめの本はありますか?」とお問い合わせをいただくことがあります。
インターネットで調べればわかることであっても、わたしはやっぱり本が好き。
本を手にとる感触や、ページをめくるワクワク感。こういうものは残っていてほしいと願っています。
ただのノウハウ本や知識本であれば、紹介するまでもないのですが、この本はそういったものとは違いすぎるのですね。
今回は、わたしがこの一冊を絶対に手放せない理由をお話したいと思います。
多肉植物にも四季がある!季節の寄せ植えは必見です。
多肉植物は、たくさんの種類があって、一年中お店に並んでいます。
そのせいもあって、サボテンやアロエなども含めて「変化のすくない地味な植物」と思われがちですね。
ですが、多肉植物にも旬な季節、四季を感じる瞬間があります。お花が咲いたり、紅葉したりと、わたしたちにプチハッピーを届けてくれているのです。
『12ヶ月の多肉植物寄せ植えレシピ』では、1年を12ヶ月に分けて、それぞれの月にピッタリな多肉植物を紹介してくれます。
寄せ植えを作る方、作らない方、どちらの方にも見てもらいたいのは「春夏秋冬、それぞれの月に、どんな多肉植物が選ばれているのか」ということです。
さらに、寄せ植えレシピでは、代用として使える多肉植物も教えてくれるのですね。
ただの多肉図鑑とは全然違っていて、それぞれのシーズンに最適な多肉植物、一緒に組み合わせたい理由やポイント、きれいに魅せる方法がきちんと書かれています。
とてもやさしく丁寧に語られていますし、ここまで詳しく紹介されている本に出合うことって、本当にまれだと思っています。
多肉植物を選ぶセンスや感覚がぐんとアップ!
多肉植物を選ぶときの「良い株、悪い株の見分け方」。こういう情報は、本当にありがたいですし、勉強になりますよね。
ですが、多肉植物を選ぶセンスや感覚を身につけるための方法って、なかなか教えてもらう機会がないと思うのです。
『12ヶ月の多肉植物寄せ植えレシピ』は、季節ごとにピッタリな多肉植物を紹介しているだけでなく、器の使い方や、どの品種を選べばよいかのヒントがたくさん詰まっています。
大きさや背丈で選ぶコツや、色の組み合わせで選ぶポイント、多肉植物の個性を生かした使い方など「多肉植物を見る角度や切り口」が自然に広がっていくのですね。
ページをめくるだけでも十分に楽しめるように、きれいな写真が豊富につかわれています。とっても見やすいレイアウトになっていますから、さら~っと眺めてしまえるのですね。
わたしが注目したいのは、ちょっとした一言やコラム。
よく目を通してみると、とっても奥深いことが書かれているのですね。ですが、この肝心な情報を見落としてしまう方が多いのではないでしょうか。
はっきり言ってしまうと、気づきにくいのです。そこが本当に勿体ないですよね。
季節ごとのお世話のポイント解説に大感動!
『12ヶ月の多肉植物寄せ植えレシピ』は、多肉植物の品種図鑑ではありません。品種ごとの詳しい説明というよりは、魅力や楽しみ方を重視した本です。
ところが、この本のすごいところは、寄せ植えのコツを切り口にしながらも「季節ごとの水やりやお世話のコツ」がしっかりと書かれていることです。
「えー!!多肉植物にこんな方法が使えるの!?」「やっぱり!市販の〇〇は●●だったんだ!」など、わたしの知りたかったことがきちんと書かれていて、思わず声がもれてしまうくらいに大感激です!
こんなに突っ込んだところまで書かれているなんて信じられません。
それなのに、やっぱり多くの方が読み飛ばしたり、見落としてしまったりしているのですね。
繰り返しになりますが、この本は、大事な部分がスルーされてしまうような構成になりがちなのです。本当にそれが残念!
まとめ
今回紹介した『12ヶ月の多肉植物寄せ植えレシピ』(黒田健太郎)は文句なしの星5つな1冊です。
だけど、大事な情報やお役立ちポイントが、気づかないくらいに謙虚に書かれています。
ページをめくるだけでも楽しめる本なのですが、楽しみながらも書かれていることをよ~く読んでみてくださいね。きっと、みなさんの力になってくれるはずです。
本屋さんにお立ちよりの際は、是非、手に取ってみて下さいね♪
今回の記事が、皆さんの参考になればうれしいです。
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