春の園芸店や園芸コーナーには続々と観葉植物が並びはじめます。
気分転換に花木総合センターをぶらりしていると、観葉植物のフィカス・プミラが店内のあちらこちらに置いてありました。
プミラは、斑入りの葉っぱと、育って広がる姿が和らかな空間を作ってくれる観葉植物です。
観葉植物の中でも丈夫で強い品種ですから、はじめての方でも育てやすいと思います。
プミラはとっても素直な印象がある観葉植物で、良くも悪くも素直なのですね。(笑)
今回は、観葉植物のプミラの育て方のポイントと、よくあるトラブルへの対処方法についてお話します。
フィカス・プミラの特徴と育て方のポイント。
プミラは「フィカス・プミラ」と表記されていることもあります。
フィカスには、いろんな種類があって、その中のひとつがプミラなのですね。
多肉植物でいうところの「ペペロミア」のようなものです。
プミラは、本当は緑色の葉っぱをしているのですが、お店に並ぶものは「斑入り」といって、白い模様の入ったものが多いと思います。
プミラは比較的に強くて丈夫な観葉植物といわれていて、育ちっぷりもなかなか良いのですね。
つるが伸びるように育っていきますから、適度にカットしてあげる楽しみもあるんです♪
カットしたつるや茎は、土に挿して増やすこともできますから、嬉しいおまけつきって感じです。
そんなプミラなのですが、上手に育てるには3つのポイントあります。
うっかりするとトラブルにつながりやすいことがありますから、そこをピックアップして紹介しますね。
プミラはお日さまに当てると良く育ちます。
観葉植物は、基本的に室内で育てやすい種類が多いと感じています。
そのときの指標のひとつに「耐陰性」というものがあるのですね。「耐陰性があるから、どんな室内でも育つ」というのは、ちょっと違っているのですね。
日照不足になってしまうと、ヒョロヒョロに徒長してしましますから、それは避けたいところです。汗
過去記事:「観葉植物の選び方。耐陰性があれば日陰で育つは間違いでした。」
プミラは、お日さまの光に当ててあげると、とてもよく育ちます。
大きく成長するというのもあるのですが、葉の色や状態がとてもよくなるのですね。
観葉植物は室内でも育ちますが、基本的には日光浴させてあげることが大切だと感じています。
ですが、強い直射日光に当ててはいけません。
日当たりを気にし過ぎるが故にやってしまいがちなのですが、強い日差しに当ててしまうと「葉やけ」してうのですね。
葉やけを起こしてしまうと、その部分は変色したり、枯れこむようになってしまったりします。
こうなると、その部分が健康に復活することはありませんから、注意してくださいね。
レースのカーテン越しに日光浴をさせてあげるくらいのイメージが丁度よいと思います。
プミラは乾燥に弱いので要注意です。
プミラは、乾燥に弱い一面があります。
葉っぱの質感というか、感触でも何となくわかると思います。是非、葉っぱをよく見てみてくださいね。
プミラは、春から秋の時期はとくに、水切れをしないようにしましょう。
水切れっていうのは、お水が不足して、ぐったりしてしまう状態のことです。
プミラは、とても素直な子ですから、水切れを起こしてしまうと、葉っぱが一気に枯れこんでしまうことがあるのですね。
水やりは土の表面が乾いたらあげるようにします。毎日とかで決めるのではなくて、土の状態を見てあげるようにしましょう。
はじめはタイミングがよくわからないかもしれません。
お水をあげるかどうかで迷ったときには「葉水」をしてあげるのがおすすめです。
葉水は、霧吹きで葉っぱに水分を与えるだけでOKですよ。とっても簡単ですw
プミラの枯れた下葉はこまめに取りましょう。
プミラは、株に近い部分の葉っぱ「下葉」が枯れやすいです。
これは、育て方が悪いとかではなくて、たぶん特性のようなものだと思います。
観葉植物を育てている方は、結構、敏感な方が多くて、葉っぱが枯れだすと大慌てしがちです。
わたしも、わりと大騒ぎするタイプかも。(笑)
だけど、ビビる必要はありません。枯れた葉っぱは、こまめに取ってあげましょう。
そして、株元が蒸れてしまわないように、風通しをよくしてあげることが大切です。
それでも、枯れこみが進むようであれば、根っこに問題が起こっているかもしれませんから、植え替えを検討しましょう。
ということで、今回はプミラの育て方についてお話しました。
プミラには「あなたはわたしを元気づける」という花言葉があるそうです。
なんだか照れくさくなるようなメッセージを秘めているプミラ。ぜひ、一度、お店などで探してみてください。
比較的、みつかりやすい観葉植物だと思います。春は観葉植物に挑戦するのにも良い季節。
グリーンインテイリアとしての一鉢を探してみるのもおすすめです。