先日、わたしのブログをご覧になっている読者さまからメッセージをいただきました。
簡単に紹介すると、「多肉植物にあげる肥料は何がよいでしょうか?」というご質問です。
多肉植物は、小さな鉢の中の限られた土と水で育っていますよね。そうなると、どこから栄養を得るのかということです。
今回は、わたしなりの回答として、多肉植物にあげる肥料と、あげるタイミングについてお話します。
多肉植物に肥料を与える方法は2つあります。
多肉植物に肥料をあげるとき、どんな風に与えるのか、タイミングや方法を先に知っておくとよいと思います。
ひとつは、植え替えのときに肥料を与える方法です。
植え替えのタイミングで、植え替え先の新しい土に、あらかじめ肥料を混ぜてしまうというのですね。
これは、元肥(もとごえ)といって、園芸活動をしていると、たびたび遭遇する言葉です。
そして、もうひとつは、後から肥料を追加するように与える方法です。
こっちは、みなさんがイメージしやすいと思います。すでに育てている多肉植物に、肥料を足してあげるように与えます。
多肉植物は、もともと、そんなに肥料が切れを意識しなくても十分育ってくれます。
たとえば、市販されている「多肉植物の土」を使っていれば、元肥に必要はないと説明書きに明記されていたりもしますよね。
多肉植物の肥料をブログで書かなかった理由。
わたしのブログでは、多肉植物や観葉植物のことを書いているのですが、水やりのことは書いてあっても、肥料のことについては、ふれることがなかったのではないかと思っています。
肥料は、園芸コーナーに行くと、山のようにたくさんの種類が並んでいて、どれを見ても、すばらしい効果があると紹介されているのですね。
はじめて植物を育てる方や、純粋に植物を楽しんでみたい方は、極力、肥料に手をださない方がよいと考えているからです。
肥料のことを考えると、有機肥料、無機肥料、即効性、緩効性、粒の大きさ、与える分量、使ったときのニオイや育てている環境など、むずかしくなってしまうことが、たくさん出てきてしまいます。
そして、選び方を間違ってしまうと、植物が肥料に負けてしまったり、多肉植物の色づきが悪くなってしまったりもするのです。
万が一を考えると、わざわざ事件を引き起こす可能性に突っ込んでいく必要はないのではないかなぁと思ってしまうのですね。
だけど!ちゃんと、紹介しますよ^^
不器用なわたしでも失敗せずに与えることができる肥料があるのです。
多肉植物には緩効性肥料やメネデールがおすすめ。
わたしは、メネデールという活性剤を与えることが多いです。メネデールは「目根出る」が語源かなぁって思っています。笑
メネデールは、発根や発芽を促すといわれています。ハイドロカルチャーだと、外から根っこを目視できますから、確実に根っこの張り方は違ってきているのがわかります。
多肉植物も、観葉植物も、根っこが元気に育ってくれれば、本体も元気に育ってくれます!
メネデールは、肥料とは違うのですが、試しに使ってみるなら安全でよいのではないかなぁと思います。
水やりのタイミングで、メネデールを混ぜて与えればよいので、難しく考えなくてもよいところもおすすめです。
わたしは、多肉植物のほかにも、ハイドロカルチャーで観葉植物を育てています。
ハイドロカルチャーは、それこそ、水だけで植物を育てる水栽培ですね。
ハイドロカルチャーでは、植物に液体肥料(液肥)を与えるときに、指定されている水の量の2倍の量で薄めるようにして使うと安全・安心ですよと教わりました。
例えば「10mlの液体肥料を500mlの水で薄める」場合は、「10mlの液体肥料を1000mlの水で薄める」ようにして使います。
メネデールもはじめは、指定されている水の量の2倍で薄めて使ってみると安全ですよ。
わたしは、ときどき、ハイドロカルチャー用の液肥を、多肉植物にも同じ配分で使っています。笑 意外と元気に育ってくれていますよ。
※ 液肥は即効性のものが多いですから、多肉にはむかないといわれています。使うときは、薄めてあげてくださいね。
さてさて。多肉植物に与える固形肥料であれば、緩効性肥料を選ぶようにします。
サボテン用の緩効性肥料などもお店で売られていますし、お店の方に相談してみるのもよいと思います。
そのときに「強すぎないものを探しています。」と、必ずお伝えくださいね。
わたしは、植え替えのタイミングで元肥として、マグアンプをおすすめします。
マグアンプを使うときは、粒の小さいものを指定量よりも少な目にして混ぜてしまいます。
メキメキ大きくなることはないですが、マグアンプは根っこにふれても大丈夫というのが安心できますね。
強い肥料が根っこにダイレクトに効いてしまうのは避けなければいけません。
と、いうことで、今回は、多肉植物の肥料についてお話しました。
肥料を与えるタイミングで注意しておきたいのは「冬、夏、梅雨の時期にはあげない」ということです。
この時期は、過激なお手入れやお世話をしてしまうと、一発KOで試合終了になってしまうことが多いように感じています。
施肥するのならば、春や秋を待ってチャレンジしてみてくださいね。
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