多肉植物は手軽にはじめられるインテリアグリーンとしても人気がありますよね。
室内でも育てられるといわれていますが、実際にチャレンジしてみると、なかなかきれいなカタチを保つことができなかったり、腐らせてしまったり、失敗に悔やんでいる方も多いと思います。
ビギナーの方の中には、本やインターネットで調べたのに上手くいかなかったという方もいらしゃいますよね。
わたしもチャレンジして感じたのですが「やっぱりそうだったのか!」という決定打が、2018年8月のNHK「趣味の園芸」で放送されました。
今回は、室内で育てる多肉植物が失敗しやすい理由と改善したい3つのポイントについてお話します。
本やインターネットの情報はウソではありません。
多肉植物を育ててみたことのある方は、育て方を何かしらの方法で調べてみたことがあると思います。
どこを調べてみても、セオリーのように同じようなことが書かれていますが、それらはウソではありません。
ですが、「室内」という環境で育てる場合を想定して書いているかというと、そうとは言い切れませんよね。屋外での育て方や管理の方法がベースになっていると思います。
ですから、室内で育てるとなれば、話が違ってくるのですね。
そう!わたしも室内で多肉植物を育てていたことがありますが、枯れはしないものの、どうしても上手くいかないことが多いです。涙
そんな中、ハッキリと伝えてもらってスッキリしたのは「趣味の園芸」で放送された、サボテンの話を聞いているときでした。
多肉植物の日照、日当たりは室内だと不十分!
多肉植物を上手に育てるポイントのひとつは「日当たり」です。
多くの品種は「日当たりの良い場所」で育てることが大切なのですが、これが勘違いしやすい部分だと思うんです。
室内で育てる場合は、日当たりの良い場所というと「窓辺」「窓の近く」になりますよね。ところが、ここに落とし穴がありました。
室内の場合、窓にはレースのカーテンが設置されていることが多いんですよね。外からお部屋の中が丸見えになるのは抵抗がありますから、わたしもバッチリつけています。
ですが、これが日照不足を招いてしまう原因のひとつなのだそうです。
わたしたちが「明るい」と感じていても、多肉にとって十分な日照になっているかというと、そうではないということです。汗
これは、うっかりしやすいよなぁ~と痛感しました。
夏などは直射日光を直撃させるのは問題が多いのですけど、きれいに育てるためには屋外での日光浴が欠かせません。
わたしも昨年なんかは、思い切って完全屋外チャレンジをしてみましたが、雨にあたっても、風にふかれても、とてもよく育ってくれたものが多かったですよ!
1週間に1回くらいは鉢を回して均等に日に当てる。
とっても日当たりがよくて、どの角度からも均等に日に当たるのであればよいのですが、実際は中々むずかしい話ですよね。
植物はお日さまを求めて伸びて行く傾向があります。多肉植物も例外ではありませんから、特定の方向からだけ日が当たるような場所では、体が傾いていくことも多いです。
ですから、日当たりの方向が決まっている場合は、鉢を回してあげて、多肉全体にお日さまの光が当たるようにしてあげるのもポイントです。
サボテンも日当たり具合によっては、曲がってしまうことがありますから、カッコよく育てるためには、鉢を1週間に1回くらいは鉢を回するとよいそうです。
やっぱり多肉植物には風通しの良さは重要!
多肉植物を育てるときに侮れないのは「風通し」です。
水やりをしたときに、通気性をよくするためとか、そういうことだけではなくて、空気が流れている場所に置いてあげることがポイントだと思うんです。
とにかく空気がこもりがちな室内では、多肉植物がうまく育たないことが多いというのは、十分に実感しました。笑
たとえば、グリーンネックレスやルビーネックレスなんかにチャレンジしてみると、すごくよくわかると思いますよ~。この子たちは吊り鉢で物干しに吊るしてあげると、雨に当たろうが、梅雨だろうが、とても元気に育ってくれます。
テレビ放送では、植物用のラックに並べてあげる場面を紹介していましたが、きれいに魅せるためにではなく、通気性を考慮してのことなんですよね。
ということで、今回は室内で多肉植物を育てるときに失敗しやすいポイントを紹介しました。
室内で多肉植物を育てるときは、水やりの加減を調節することに気をとられがちですが、日当たりと風通しのダブルパンチで弱ってしまうケースも少なくありません。
茎がぐったりしてきたり、葉っぱがうなだれてきたり、具合が悪そうになってきたときには、環境チェックしてあげることも大切ですね。
ただ、今年の夏は、とてつもない破壊力でしたから、ここに暑さの影響も少なからずプラスされちゃいましたよね。汗
今回の記事が、皆さんの参考になればうれしいです。