多肉植物を元気に育てるためには、日当たりのよい屋外での管理がおすすめです。
屋外で育てていれば、当然、雨にあたってしまうこともありますよね。
ここで困るのが、「多肉植物は雨に当てるとよくない」ということです。
自然の中で育っていれば、雨が降ることくらいでビクビクする必要はないように感じますが、そうとも言い切れないのが実情なのですね。
今回は、多肉植物を育てるときに雨対策は必要なのか。雨に濡れると、どんなトラブルやデメリットがあるのかについてお話します。
多肉植物はできるだけ雨に当てない方が管理しやすい。
多肉植物を屋外管理するときに気を付けたいポイントのひとつが「雨対策」です。
わたしなりの結論を先にいってしまうと、雨対策は必要です。
多肉植物を育てるときには、できるだけ雨に当てない方が管理しやすいのですね。
ですから、「絶対に雨にあててはいけない」というわけではありません。
一言で「雨」といっても、いろんな雨がありますよね。
例えば、しとしと降る雨。風をともなうような横殴りの雨。ゲリラ豪雨のような雨。いろいろあります。
少なくとも、多肉植物は強風つきの雨、ゲリラ豪雨のような雨には当てないほうがよいですね。
そして、静かに降るような雨でも、1日中降っていたり、何日も降り続いたりと、長い時間雨が降り続ける場合も、雨対策をした方が無難です。
ここまでは、「ちょっと、雨に敏感になり過ぎなんじゃない?」って感じる方もいらっしゃるかもしれません。
だけど、極論をいうと「梅雨の時期」と「夏」!
ここで雨に当てるわけにはいかないのです。この時期は、多肉植物の墓場。多肉植物にとっての地獄のような試練の時期になるからです。
多肉植物をすでに育てている方なら、誰でも知っているくらいに、多肉植物が傷んだり、腐ったり、枯れたり、ダメになったりしやすいのです。
これは本当のことなんですよ。汗
多肉植物の雨対策ってどうすればよいのか。
多肉植物の雨対策って、具体的にどんなことをすればよいのでしょうか。
突然の雨だからといっても、できることとできないことがありますよね。
だけど、世の中には、多肉植物を育てている方はたっくさんいます!だから、その分だけ知恵もあるのですね。
具体的な雨対策としては、次のようなことを実践されている方が多いです。
・軒下に移動する。
・車庫などに移動する。
・ビニールシートなどをかぶせる。
・ビニール傘で雨をしのぐ。
・波板などで屋根つきの雨よけ棚をつくる。
・虫の飼育ケースをかぶせる。
いろんな方法がありますね!どの方法も多肉愛を感じて、なんだかほっこりとした気持ちになります。
ここで、少し気持ちをゆるめてもらいたいのは「完全に雨を防げなくても大丈夫」ということです。
多肉植物が、直接、雨にうたれないようにすればよいので、多少は濡れたりすることもあります。
そのくらいでは、事件は起こりませんから、あんまり思いつめないでくださいね。
ベランダで多肉植物を育てている方は、ビニールシートなどで対策する方や、多肉棚の奥の方に移動するなど、置き場所を工夫して対策している方も多いです。
わたしは、多肉植物ようにイレクターパイプを組んで棚をつくっています。汗
屋根はホームセンターで購入した波板(なみいた)をカットしてもらって、結束バンドで止めてある感じです。
だけど、風の向きが悪いと雨がふきこんでしまうので、わたも完全には雨を防げていません。
だけど、多肉ちゃんは枯れたり、傷んだりしていませんから、やっぱり効果的なのだと思います。笑(←自己満足かも。)
多肉植物が雨にあたるとよくない理由
多肉植物は雨に濡れるとよくないのでしょうか?
わたしは、雨に濡れてもよいとは思うのですが、品種によっては、デメリットの方が大きいと思うのです。
雨に当てない方がよいと思っている品種は、見た目でわかりますから、参考にしてみてくださいね。
花のような形の多肉植物は、水がたまると傷みやすい。
エケベリアのように、多肉植物の葉っぱが花びらのようになるものは要注意です。
中心の部分に水滴がたまりやすくて、意外と放っておいても流れ落ちないのですね。
そうなると、水滴のたまった部分から、傷んだり、腐ったりしやすいです。水やりの際にも「上から水をかけないようにする」といわれていますね。
群生する多肉植物は蒸れに弱いの要注意
多肉植物には、小さなものが群れを成すように成長するもがあります。茂るような感じに育つタイプの子たちです。
このような子たちは、蒸れに弱いことが多いですから、暖かい季節の雨は効果てきめんです。汗
リトルミッシーなんかも長雨にあたると、いじけてしまう子が出てくることがありますね。
多肉植物の寄せ植えはとくに、雨にあてないようにしています。何かあっても嫌でだから。汗
他にも過去記事で紹介していますから、よかったらご覧になってみてくださいね!
過去記事:「多肉植物の雨の日対策。雨に濡れるとよくない種類があります。」
多肉植物は雨の後に葉っぱが落ちやすくなる。
多肉植物は、水やりの頻度が多かったり、長い間雨にあたったりすると、葉っぱが落ちやすくなるように感じています。
これは、以前にもお話したのですが、多く方から共感のメッセージを頂戴しました。
明確な理由はわからないのですが、どうやら間違いともいえない現象なのだと思います。
このことについての過去記事はこちらです。→「クールな青色の多肉植物、蒼星がカッコイイ!知らないと葉が落ちるグラプトペタルムの育て方」
多肉植物は雨の後、快晴になると黒点ができやすい。
これは、あくまでも参考としてです。
多肉植物は、雨の水滴がついたまま快晴に恵まれると、水滴がレンズのような効果を発揮して、葉っぱに黒点ができやすいといわれています。
雨ばかりが原因ではないと思うのですが、多肉植物を育てると、誰もが一度は遭遇する「黒点」。
わたしは、ほとんどできたことがないのですが、それは「積極的に雨にあてないから」というのも関係しているのかなぁと思っています。
こちらも過去の記事で紹介していますから、よかったらご覧になってみてくださいね。
過去記事:「多肉植物の葉っぱトラブル続出する春夏!葉っぱの変色、黒点、黒斑への予防の対策とは?」
ということで、ここまでのお話をまとめてみますね。
・多肉植物は積極的に雨にあてないほうが管理しやすい。
・多肉植物は雨が原因で傷んでしまうこともある。
・多肉植物の雨対策は、直接、雨に当てない程度でも効果あり。
今回は、多肉植物の雨トラブルと雨対策についてお話しました。
みなさんは、多肉植物の雨対策をしていますか?それとも、雨は歓迎ですか?笑
いろんな意見や事例を聞いてみたいと思っています。よかったら、コメント欄で教えてくださいね♪
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