• このエントリーをはてなブックマークに追加
観葉植物多肉植物をはじめ、植物を育てていれば、必ず遭遇するのが「根腐れ」です。

葉の状態に変化がでてきたり、植物全体的に元気がなくなったりすると、すぐに「根」が原因と決めつけてしまいます。

根腐れは水のやり過ぎが原因だといわれています。それなら、なぜ水耕栽培なら根腐れが起こらないのでしょうか。稲はどうしてきちんと育つのでしょう。

今回は、根腐れの誤解と、水やりの方法について紹介します。

根腐れの原因といわれても水は必要。


根腐れとは、まさに、植物の根っこが腐った状態のことをいいます。根が傷んでしまうと、植物が弱ってしまうのは確かなことです。場合によっては枯れてしまうこともあります。

根腐れの原因は水のやり過ぎだと聞いたことはありませんか?だけど、お水をあげないと植物は育ちません。

どのくらいがあげ過ぎで、どれくらいが足りない状態なのでしょうか。

水やりが原因といわれてしまったら、怖くて何もできなくなってしまいますよね。だけど、根腐れの原因は、本当に水だけが問題なのでしょうか?

根腐れの原因は、次の4つが考えられます。

・水
・土
・空気
・菌

それぞれについて、ざっくりとお話ししますね。

水やりの目的は2つあります。 


植物が育つためには、どうしても水が必要です。普段、なんとなくやっている「水やり」には2つの大きな目的があります。

1. 水分を与えるため
2. 空気を送るため

植物が生きていくためには、人間と同じように、空気と水分が必要になります。水やりは、土の中に空気を送る役割ももっています。

植物の根っこには、水分だけではなく、空気も必要だということです。

土は粒と粒の間に空気を入れていますから、水のあげ過ぎで根が腐ると言われているのは、根っこが水に浸った状態が続いてしまえば、窒息してしまうからと考えるとわかりやすいと思います。

だから、びちょびちょになるほど、土中に水を貯めこんではいけないのです。

土の水はけも大問題です。


水やりは何mlくらいあげればよいですか?という質問をよく目にします。

きっと、植物をそだてるときに、根腐れを警戒してのことだと思います。

だけど、この植物だから100mlとか決めてしまうのは、おかしな話ですよね?だって、植物の大きさだって違うだろうし、鉢の大きさも、みんなそれぞれに、違っているはずですよね。

水やりは、水の量だけが問題ではありません、土の水はけが大いに関係しています。

たとえば、多肉植物の土は、とても水はけがよいです。だから、水をあげるときは「鉢底から水が抜けるくらいにたっぷりあげる」とか表記されているのです。

土の状態が、泥だったらどうでしょう?
水はけが悪いですから、水たまりになってしまうことが容易にイメージできます。それでは、根っこが窒息状態になりやすくなります。

水はけが悪い土なのに、たっぷりお水をあげてしまうのは、最悪といえますね。

菌の繁殖が根腐れを起こしていることもある。


土の中の菌が、根腐れを促進していることも考えられます。土の中に菌が全くいないのは逆に問題ありです。菌のはたらきで成長への恵みがある部分もあるからです。

どの菌が、ということについてはよくわかりません。だけど、土が湿っていて、水はけが悪くて、たまった水も悪くなってしまうとなれば、何かしらの菌が繁殖してもおかしくありません。

菌の繁殖は、植物の根にとって、よくない状況になってしまいます。

水耕栽培、稲などが根腐れしない理由



水耕栽培や田んぼなどでは、どうして根腐れを起こさないのでしょう?

水耕栽培やハイドロカルチャーで育てる植物の苗は、流水の中でポット管理をしています。この流水は、ろ過したり、ポンプで空気を入れたりしながら流しているので、空気と水質を良い状態を整えているのです。

稲は、植物の構造自体が、空気をとりいれやすい状態になっていて、水につからない部分からも空気をとりこめるのだそうです。きちんと理由があったのですね。


それでは、今回のお話をまとめておきます。


根腐れの原因とポイント


・根腐れは、水のやりすぎだけが原因とはいえない。
・土の水はけも重要な要素。
・いつまでも土の中に水が溜まらないように気を付ける。
・空気とお水のバランスを大切に!



もちろん、室内で育てている植物、屋外で育てている植物によって、水やりのタイミングは変わってきます。だけど、本などに掲載されている情報は、土がきちんとしていること前提です。

みなさんの土は、水はけが悪くなったり、固くなったりしていませんか?ときどきはチェックしてみることをおすすめします。