水挿しで育てていたポトス根っこがしっかりしてきたのでハイドロカルチャーで育てることにしました。

ハイドロカルチャーとは水栽培、水耕栽培のことです。土で育てるように、大きくはなりませんが、土を使わないので衛生的であるというメリットがあります。

ハイドロカルチャーをはじめるとき、実際にやり方や作り方はどのようにしたらよいのでしょうか。今回は、わたしが実際に作るところ、やり方を紹介します。

ハイドロカルチャーに必要なものをそろえましょう。


ハイドロカルチャーは、土を使わずに植物をそだてます。必要な資材・材料は100均でも十分なものがそろえられますから、高価なものを準備する必要はありません。

まずは、この4つをそろえましょう。


・植物の苗(ハイドロカルチャー用、水挿し苗)
・容器、入れ物(基本は底穴の無いもの)
・ハイドロボール(土の代わり)
・ゼオライト(根腐れ対策)



以前に書いた記事でも紹介していますので、ご覧になってくださいね。(→「100均ではじめるハイドロカルチャー。最初に必要な4つのもの。」)

今回、わたしは容器に底水をためない方法でチャレンジします。だけど、観察もしたいので容器は自作しました。↓↓
ハイドロカルチャー_自作カップ

透明な使い捨てプラスチックカップです。バーベキューとかで使うようなもので、やや大きめのサイズのものです。(545ml入るみたいです。)

これに、底穴を開けます。千枚通しなどでは、ぐしゃっといきそうなので、お線香に火をつけて、それを押し当てるようにしました。

それでは、ハイドロカルチャーに仕上げていきましょう。

1.容器の底にゼオライトをいれます。


まず、容器にゼオライトを入れます。これは、根腐れ対策です。

量は、上からのぞいたときに、底面が見えなくなるくらいでよいです。

ハイドロカルチャーはゼオライトだけでもできるらしいので、分量に神経質になる必要はありません。わたしは、底から1cmよりは少なめくらいを自分の目安にしています。

ゼオライトは、水が入るとドロドロになってしまいますから、容器が透明だとちょっと気になるかもしれません。(カラーゼオライトという、色付きのものも100均にあります。)

でも、それでよいのです。心配しないでくださいね。

2.ハイドロボールをよく洗いましょう。


次に、容器にハイドロボールをいれていきます。これは土の代わりになります。

ハイドロボールは、粒の大きさが3種類あります。中粒か小粒のものが良いと思いますが、中と小でも大きさがかなり違いますから、自分で確認してから使うようにしましょう。

根が細い植物は、中粒だと大きすぎるかもしれませんから、わたしなら小粒を選びます。

今回、わたしは底穴のある容器で挑戦しますから、中粒を底石代わりに使います。その上に小粒をいれることにしました。

ここで注意点があります。

ハイドロボールはそのまま使ってはいけません。必ず、水洗いをしてから使ってください。

水洗いをしてみるとわかるのですが、ハイドロボールはかなり汚れています。黒い水が透明になるまで洗ってください。ザル付きボールの中で、お米を研ぐような感じでよいです。

2、3回繰り返すと、お水は透明になりますから、そこまで頑張ってくださいね。

3.ハイドロボールを容器にいれ、植物を植えます。


洗い終わったらハイドロボールを容器に移していきます。

まずは、ゼオライトが見なくなるくらいに、うっすらと入れてください。そしたら、ハイドロカルチャーで使う植物を、一度、容器にいれてみて、植え付ける深さを確認しておきましょう。

今回使う水挿しポトスくんです。↓↓
ハイロドカルチャー_水挿しポトス

ハイドロボールは、容器いっぱい(満タン)にする必要はありません。植物を高い位置で植えてしまうと、根が水まで届かなくなることもありますから注意しましょう。

必要以上に深く植え過ぎてしまうと、ハイドロボールに埋まってしまう茎部分が腐ってしまうことがあります。初めて挑戦したときに、わたしはこれで失敗してしまいました。

ほどよい感じで植えるに越したことはありません。はじめはわかりづらいと思いますが、「○○過ぎない」に心がけておけば、ちょっとくらいの誤差は大丈夫です。

大体の予定がきまったら、実際に植え付けてみましょう。ハイドロボールは、想像以上に軽いですから、植えた植物が倒れてしまわないようにするのは、結構むずかしいかもしれませんね。だけど、ここが楽しいところでもありますから、笑顔で手を動かしましょう(笑)

これで完成です。

最後に、容器の底に水をためてあげます。ハイドロボールで埋まっている高さ全体の5分の1くらいを目安にしてください。

なれてくると、さくさく作りあげることができます。

わたしが作ったポトスくんのハイドロカルチャーです↓↓
ハイドロカルチャー_ポトス

透明カップを100均で買った器にいれて飾ります。完成したときの感動って、何回やってもあるものですよ。結構いい感じです。(←自己満足も大切ですよね。)

わたしは、底水をためずに、中のハイドロが乾いてきたら水を流すようにする予定です。

底穴のない容器での水やりは、底水がなくなったら1日おいて、それから次のお水を足すくらいのペースでよいと思います。お部屋の環境によって、お水の減り方が違ってきます。

わたしの感覚だと、結果的に1週間に1回くらいのペースで水やりする感じです。多少水やりが遅れても、ハイドロボールが想像以上に保水していますから、カラッカラになることは少ないと思います。

がっつりガーデニングするのではなく、お部屋で管理できるハイドロカルチャー。できれば、窓際などの日当たりのよいところで管理してあげてくださいね!