高砂の翁

余計なものは持たないくらし、不要なものは捨ててしまう決断力「断捨離」が相変わらずのブームですよね。

わたしも、多肉植物を断捨離します!

と、いうか、やってしまいました。見事にやらかしました。

高砂の翁をダメにしてしまったのです。「春になったら増やしてやろう!」なんてはり切っていたのに、とても残念です。

こんなに見事にやってしまったのは、久ぶりのことで大ショック!こうなってしまったら、処分するしかないと思って、断捨離を覚悟したのです。

ですが、鉢に手をかけた瞬間、すぐに断捨離できない矛盾が起こりました。

今回は、高砂の翁を枯らしてしまった原因と大勘違い。そして、高砂の翁を処分できなくなった理由についてお話します。

高砂の翁を枯らしてしまった理由は明確!


多肉植物の観察は日課のようになっています。だけど、全然、苦ではありません。むしろ、ストレス解消に丁度よいくらいです。笑

いつものように多肉の様子をうかがっていたのですが、高砂の翁は、ま~ったく変化がないので「おかしいな」と思っていたのです。

冬越しのために、室内にとりこんでいるのですが、他の多肉植物は、少なからず徒長してしまっています。

なんで、翁は変化がないんだろう?

そう思って、触ってみたら、葉っぱがポロポロ取れだしたのです。取れるというか、チョリッチョリになって、枯れたようになっていました。

元気に育っているのではなく、完全に水切れしていたのです。涙。

冬の水やりは、極力ひかえるようにしていたのですが、翁は水を欲していたのだと思います。

冬の間、多肉植物は「ほとんど水を必要としない」といわれていますよね。だけど、完全に断水するには、多肉植物の大きさや育ち具合にもよるのです。

そして、わたしの部屋はエアコンで暖房をいれていますから、とても乾燥していることも悪かったですね。汗

高砂の翁を自分で育てるのは初めてでしたが、この子は霧吹きだけでも、もっとこまめにしてあげればよかったなぁ・・・

これだけ、多肉植物のことをブログで書いていても、失敗することだってあります。だけど、情けないですな。

高砂の翁。高砂おじいさんを枯らしてしまってごめんなさい。

落ちた葉っぱをかき分けていたら、茎の中から・・・まさかの!?

高砂の翁、虫害

これ、抜け殻だよね?虫だよね?まさか・・・はわわわわ。

まさか、水切れもしていたけど、こいつも原因か!?

な、何も見なかったことにしよう。うん。これ、何かの間違いだよね。


そして、もうひとつ奇跡が起きていたのです。

高砂の翁の子葉っぱから芽が出てきた!


高砂の翁の葉挿し

わたしの高砂の翁は、子宝草のように、茎?の先っちょに子葉っぱがわんさわ生えていました。

パラパラになってしまった高砂の翁の葉っぱを処分しようと思ったとき、ふと小さな希望が目にとまったのです。

葉っぱの先に、小さな緑色。そうなのです!新芽がでていたのです。

いやぁ~。高砂の翁がおめおめと死滅するわけがないと信じていました。(←反省をわすれてはいけませぬぞby翁)

みなさま、ご覧下さいまし!ちっちゃいけど、ちゃんと芽が出ているでしょ♪

多肉植物の醍醐味は、葉っぱからも新芽が出てくることがある!ってことです。

これぞ、まさに奇跡。神秘ですな。そして、ついに言えそうです。「放っておいたら、勝手に芽が出てきた」って。笑

概ねの部分は処分するしかなさそうだけど、この新芽を信じて育ててみることにしました。

だけど、この時期に、こんなちっちゃい芽が育つのかなぁ・・・心配。

と、いうことで、今回のお話のポイントです。


・多肉植物の室内管理は、乾燥に要注意。
・多肉植物の水切れに注意!枯れてしまう前に水やりを。
・多肉の葉っぱから新芽が出る可能性を信じよう!


冬の間も、室内でも楽しみが絶えることはなさそうです。

多肉植物は、屋外で育てている方が多いと思いますが、室内ならではの事件ということで、今回はお話させていただきました。

とりあえず、この子を避難させねば~♪