底面潅水、底面給水

クリスマスに大活躍してくれたコニファー。購入した後で気づいたのですが、鉢に覗き穴があいているタイプでした。(笑)

はじめて鉢植え植物を手にされる方は、この穴の存在に違和感を覚えながらも、役割に気づかないこともありますよね。

これは、底面潅水(ていめんかんすい)という方法で水やりをするための穴です。

はじめから、このようは鉢で売られている場合は、水やりの方法タイミングの加減がわかりやすいのでおすすめです。

今回は、底面潅水用の鉢の使い方と仕組み、水やりの方法についてお話します。

底面潅水(ていめんかんすい)って何?


はじめて植物を育てようと思って情報収集していると、意外と漢字で書かれた用語が並んできて、面倒に感じてしまうことがありますよね。

わたしも、この仰々しい漢字の単語を目の当たりにしたときは、思考停止しましたw

潅水(かんすい)っていうのは、簡単にいってしまえば水やりのことです。

イメージしやすい水やりは、ジョウロを使ってシャワーのように水を浴びせる方法ですよね。それも潅水の方法のひとつです。

底面潅水は、鉢の底から水を吸わせるようにする、水やりの方法です。底面給水って表現していることもありますよね。

出荷前のシクラメンは、鉢底潅水で管理されていたりします。12月の初旬にNHKの「趣味の園芸」で見ました。

仕組みの説明を聞いたときには、とっても勉強になりました。肥料なんかも水に混ぜて鉢底からあげるみたいですよ。

底面潅水用の鉢は水やりに要注意!


底面潅水、底面給水

実は、コニファーの購入時に店員さんから「水切れに注意してくださいね。」とアドバイスをいただきました。

底面潅水用の鉢は、のぞき穴の部分からお水を注いで水やりをします。

ちょっと、穴の奥をのぞいてみると、白いヒモみたいなものがあるのわかります?

このヒモの部分が水につかると、そこから土に水が行き渡る仕組みになっています。このタイプの鉢は、二重構造になっているのですね。

水やりは、のぞき穴から水を注いで、鉢底から注ぎ口までの高さの8分目くらいを目安にあげるようにします。お水がなくなったら、水やりのタイミングです。

給水時に、鉢底の受皿を満水状態にしてはいけません。

これをやってしまうと、大抵、植物をダメにしてしまいます。絶対に空気の入る余地を残しておかなければいけないのです。

そして、常に水をためておくように注ぎ足すのはよくありません!

いつでも湿った状態をつくることが底面潅水の目的ではないからです。あくまでも、水やりの方法のひとつです。上から注ぐか、底からあげるかの違いなのですね。

そうそう!

鉢底の水がなくなったからといって、すぐに注ぎ足さなくても枯れるようなことはありません。

あんまり神経質になりすぎると、かえって植物にストレスがかかったりしますから、楽しみながらお世話をしてあげてくださいね!

ときどきは、上から水をあげるようにすることも大切です。月に一度くらいは、普通の水やりで、老廃物を流してあげるようにしてあげましょう。

それでは、ここまでのお話をまとめておきますね。


底面潅水用の鉢を使った水やりのポイント


・水やりは鉢底から注ぎ口までの8分目くらいの高さが目安。
・お水が無くなったら、水やりのタイミング。


鉢底から給水させる方法は、なかなか気が付かないことも多いですよね。

多肉植物を育てるときや、苔玉への水やりにも活躍してくれるテクニックのひとつですから、知っておくと役に立つことがありますよ♪

コニファーくんのお飾りもお片付け完了!いよいよ年末までのカウントダウンを感じますね。

年内のお仕事もあと2日。早くお休みにならないかなぁ~。クリスマスローズを見に出かけたいのでつw
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