多肉植物を買ってきたままの黒いポリポットやプラスチックの鉢で育ててよいのか迷っている方も多いと思います。
多肉植物を育てる環境づくりで、気を付けておきたいことのひとつは「植木鉢」と「土」です。
育てる多肉植物の大きさにもよりますが、最初の移し替えでおすすめの植木鉢は、ダイソーで売っているテラコッタ(素焼き)の小さな植木鉢です。ちょっとお得な3個入りです。
わたしなりに、多肉を育てている中でベストな植木鉢としてたどり着いたのがコレ。多肉植物をはじめたばかりの方、多肉初心者の方には、絶対におすすめです。
なぜ、この植木鉢がオススメなのかというと、多肉植物ならではの失敗をせずに育てることができるからなのです。
多肉植物を買ったときの土でトラブルが起こるかも。
多肉植物は、必ず、何かしらの鉢や容器に入って売られていますよね。その外観も購入のポイントだと思うのですが、それよりも、中の土に注目してもらいたいのです。
中の土は、ずっとそのままで育てる目的のものではなく、苗木として成立させるまでの一時的なものです。
なので、意外とカッチカチだったり、パッサパサだったり、運が悪いと湿った感じでカビが生えていることもあります。
そして、状態が悪くならないように、肥料が使われていることもあります。
ここで注意してもらいたいのは、本やインターネットで紹介されている多肉植物の育て方は、きちんと土の入れ替えをしていることを前提に書かれているということです。
意外と気が付かないことかもしれませんが、多肉植物を上手に育てるためには、土も大切な条件のひとつなのですね。
だから、はじめて多肉植物に挑戦する方は、ぜひ、土の入れ替えにチャレンジしてみてください。
難しく考えなくても大丈夫です。「多肉植物用の土」がちゃんと売られていますよ。
多肉植物を育てるときの土は、水はけがよいことは絶対の条件です。肥料はほとんど必要ありませんから、いろいろ何かを混ぜたりする必要もありません。
きれいな土に入れ替えることで、購入時の土が影響する病気などの対策にもなりますから安心感がもてますね。
過去記事がありますので、どうぞご覧になってください。⇒「失敗しない土選びと基本ルール」
ダイソーの素焼きの鉢は「ちいさい」からオススメ!
今回、わたしがおすすめしたいのは、ダイソーで売っている3個入りの素焼き鉢です。テラコッタと表記されていても同じようなものと考えて差支えありません。
この鉢は、ガーデニング用品が並ぶホームセンターでも、なかなか出会えない2.5号サイズ。直径は7.5cmくらいです。
黒いポリポットよりも、若干小さめのサイズですが「ちいさい」ことにポイントがあるのです。
多肉植物をダメにしてしまう原因のひとつは「土が多過ぎること」です。
植物を育てるときに、大きな鉢を選んでしまうと、かえって悪く影響することがあるのです。
どうして?と思うかもしれませんよね。多肉植物は水やりで失敗する方が多いのは間違いないのですが、水をやることが悪いのではありません。
水やりをした後、土がいつまでも湿っている状態が悪いのです。
大きな鉢で育てようとすれば、土の量も多くなりますよね。そうなると、水やり後は鉢の中の土が乾きにくく、湿った土がず~っと湿りっぱなしになってしまいます。
とくに、プラスチックの鉢は、完全にプラスチックが周囲を囲っていますから、余計に乾きにくくて、結果的に根腐れさせてしまうのですね。
小さな2.5号サイズの素焼き鉢であれば、土が多すぎることはないと思います。そして、素焼き鉢の特徴で、鉢が呼吸できるような構造をもっていますから土も自然に乾燥しやすくなります。
初心者の方が失敗しやすい「根腐れ」が起こりにくい環境をつくることができる点がよいのです。
鉢から水が染み出るので湿り気がわかりやすい。
素焼きの鉢の特徴ですが、水やりなどで土が濡れると、鉢にも水が染み出て色が変わります。(鉢が湿った色ってことです。笑)
水やりのタイミングがわからないというときには、少なくとも、鉢の外側の色が濡れた色になっていないことを確認しましょう。
素焼きの鉢は、そんなにすぐカラッカラに乾くわけではありません。しっかり、水やりをすると、意外と鉢の濡れた色が乾ききるには時間(日)がかかることがわかります。
土の表面の乾き具合、鉢の表面の乾き具合を、確認できる点はとても助かります。あとは、鉢の中の湿り気ですね。
鉢の中の湿り気は、割りばしを挿してみて、引き抜いたときに湿っているかどうかを確認する方法や、水やり前後で重さを計っておいて、重さで判断する方法などがあります。
わたしは、15日に一回とか、20日に一回とかというサイクルで、水やりをしています。カレンダーに印をつけて、忘れないようにしていますよ。
多肉植物は、水やりをしなくても1か月くらいは平気で生き延びますから、頻繁に水やりする必要はないのです。
過去記事がありますので、どうぞご覧になってください。⇒「失敗しない水やりの方法まとめ」
欲張りすぎないこと。一度に買うのは3個まで。
多肉植物は、あれこれ気になってしまうと、どんどん手を出してしまいます。笑
まさに、わたしがそうなのですが、何事もほどほどが大切です。今、わたしのお部屋は大変なことになっています。汗
今回、紹介したダイソーの鉢は3個セット。だから、新しく多肉植物を買うときは、3個セットの鉢に収まるだけにしておきましょう。
本格的に増やすなら、来年の春以降がおすすめです。これから冬ですし、チャレンジしようにも多肉くんたちは休眠の時期に突入です。
最後に、この鉢は本当に売れやすくて、すぐ在庫切れ、入荷待ちになってしまうそうです。見つけられたらラッキーかも♪受け皿は、別売りで3枚セットで100円です。
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