11月に突入しました。お店にはシクラメンやジャコバサボテンがきれいなお花を咲かせていますね。植物やお花は黙っていても季節を感じさせてくれますから、ちょっとした季節時計だなぁと感じています。
さてさて、お店で売られている植物は、購入するとそのまま育てている方も多いですよね。購入するときの状態にもよりますが、プラスチックの鉢に植えられていることが多いのではないでしょうか。
プラスチックの鉢のまま使っていてもよいのですが、ちゃんと調べてみると結構、困った事情を抱えていることがわかりました。
今回は、プラスチックの鉢のよいところと、悪いところについてお話します。
プラスチックの鉢のよいところ
プラスチックの鉢のよいところは、何といっても軽さです。植木鉢は土をいれる都合があるので、どうしても重くなってしまいがちです。
その点、プラスチック製の植木鉢は、鉢自体がとても軽いですから、持ち運びや移動にも便利ですし、鉢を吊るして使いたいときにも非常に優れています。
そして、もうひとつ見逃がせないのは、素焼きの鉢よりも割れにくいということです。これは、本当にすばらしいことで、ちょっとくらいぶつけたり、倒したりしても割れないのはありがたいですね!
お値段も陶器の鉢や素焼きの鉢に比べると、うんと安くて手ごろなお値段です。わたしでも手に入れやすいという点は本当にうれしい!最近は、ちょっと小洒落たデザインのものもありますし。笑
わたしもプラスチックの鉢を吊り鉢に使っていますが、本当に軽くて、そこそこ丈夫ですからとても助かっています。素焼きの鉢だと、吊るすにはちょっと勇気が必要です。ちょっとした衝撃でヒビが入ったりしても困りますし。汗
あと、鉢と鉢をぶつけてしまったときに欠けたりしないのもよいですね。素焼きの鉢だと、鉢同士をぶつけてしまって割ってしまうことも、結構、あるのです。汗
とくに、植え替えなどに夢中になっていて、うっかりガチンとか、移動するときにぶつけちゃったりとか。結構、凹んでしまうんですよね。アレって。
お店で売られている植物がプラスチックの鉢に入っているのは、流通させるときの都合を考えると、当然の選択なのかもしれませんね。移動も多いですし、鉢がぶつかってしまうこともありますよね。
わたしたちのところへ、ベストな状態で植物を届けてくれるための工夫で、プラスチックの鉢が使われているのだと思います。
プラスチックの鉢の悪いところ
プラスチックの鉢が悪いところは、いくつかあります。あくまでもわたしの見解でお話しますね。
まずは、水はけの問題です。ブラスチックの鉢は、底穴以外、完全にプラスチックでおおわれていますから、湿り気がたまりやすく、土が乾きにくい一面があります。
湿気に弱い植物にとっては、とてもつらい状況です。根腐れしやす環境ともいえますね。
これは、グリーンネックレスの一件で思い知りました。そして、素焼きの鉢を試してみてわかったのですが、ぜんぜん違っています。
素焼きの鉢、テラコッタの鉢は、鉢の素材の特性で、鉢自体が呼吸できるように小さな通気口のようなものが無数にあります。(目には見えません。)ですから、プラスチックの鉢に比べて、土が自然と乾きやすくなります。
これが、とても大切なことだと思うのです。
若干の違いというお話も聞きますが、わたしが素焼きの鉢を使ってみた感じでは、湿気に弱い植物を育てるときには、本当にうまく育つようになりました!これにはビックリです。
グリーンネックレスの一件はコチラ⇒「グリーンネックレス再挑戦。失敗から改善した育て方3つのこと。」
そして、熱が伝わりやすいという点も問題なのです。
夏は鉢に直射日光が当たると、中の土が温まりやすく、水やりのタイミングを間違うと蒸し風呂状態です。これは、植物にとっては大ダメージ。同じように、冬は冷気が伝わりやすく、凍結しやすいというのも困ります。
夏と冬は植物にとっては、生命の危機でもあります。わたしも今年の夏、いくつかの植物がダメになってしまいました。枯れるというよりも、腐ってしまったたような感じです。汗
プラスチックの鉢が絶対にダメというわけではありません。例えば、植物を育てる場所を工夫するとか、鉢カバーをつかって対策をするとかすれば十分対応できます。使うときには、少し気遣いが必要なのです。
それでは、ここまでのお話を一度まとめてみますね。
プラスチックの鉢のメリット
・とても軽い。
・割れにくい。
・安く買うことができる。
プラスチックの鉢のデメリット
・水はけが悪い。湿気がたまりやすい。
・直射日光に当たると、鉢の中が高温になりやすい。
・冷気で冷えやすい
・見た目がちょっと安っぽいかも。
屋外で管理するにしても、室内で管理するにしても、プラスチックの鉢は一時的な使い方がいいのかなぁと思っています。
だけど、使いやすいという感覚は大きいですよね。なんだかんだいっても、わたし使っていますし。
シーズンにもよりますが、ホームセンターなどでは、オシャレな鉢カバーのセールがかかったりもしますよ!鉢カバーはあくまでもカバーなので、底穴が開いていません。
とてもオシャレなデザインなので、そこに土をいれて植木鉢にしたくなりますが、カバーとして使ってくださいね。
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