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- 緑と花のある生活のすすめ - クリスマスローズの育て方
今回は、クリスマスローズの株分けと植え替えの手順や方法を紹介します。
10月も下旬になりました。クリスマスローズの手入れをはじめるには、丁度よい頃だと思います。
わたしも何度か挑戦している植え替えですが、今回は株分けにもチャレンジしてみました。
クリスマスローズの株分けと植え替えに挑戦
クリスマスローズは、冬の寒い時期に咲くお花で「冬の貴婦人」とも呼ばれています。雪が降っても、多少の雪をかぶってもへこたれません。
新潟では、シーズンになると「クリスマスローズ展」などのイベントも開催され、たくさんの人でにぎわいます。見ごろは、1月の中下旬~ゴールデンウィーク頃まで。
夏の期間は動き(成長)が停滞しますが、夏の暑さが落ち着て「涼しいと感じる頃」からが、手入れを始めるには良い時期になります。(目安は10月中下旬です。)
今回は、わたしの体験をもとに、クリスマスローズの株分けと、植え替えの方法や手順を紹介しますね。
クリスマスローズの植え替えの方法
クリスマスローズの植え替えは、毎年する必要はありません。株の育ち方にもよりますが、2~3年ごとに行えば十分です。時期的には、10月~1月に行います。
鉢で管理する場合は、鉢の大きさを2回り大きいサイズに上げながら植え替えるとよいと、生産農家の方に教わりました。
わたしは大き目のプランターで4株育てていたのですが、ここ数年は植え替えをしていませんでした。さすがに窮屈そうになってきたことと、株の真ん中がスカスカになってきたので、株分けをして植え替えることにしました。
クリスマスローズの株本や土の表面にはコケが生えたりします。このコケは、植え替えのときに落として問題ありません。
黒くなっている古い根っこも、取り除いてOKです。根鉢は崩しすぎない方が安全です。(←ココは人それぞれです。)
今回の植え替えに使う土は、市販の「クリスマスローズの土」です。
スリット鉢(6号)に植え替えることにしました。スリット鉢は、鉢の側面に切り込みが深く入っていて、水はけよく管理することができます。
クリスマスローズは、水はけのよい環境で育てることがポイントになりますから、初めての方でも失敗が少なく管理できます。
クリスマスローズの土は、上の写真のような状態になっています。
粒が大きく、水はけのよい土で配合されていますから、そのまま使っても基本的には大丈夫です。ですが、育てる環境によっては、軽石や鹿沼土を1~2割くらい混ぜてあげるとよいそうですよ。
わたしが毎年参加している「クリスマスローズの育て方講座」では、地域に合わせた土の配合を研究・実践した結果を教えてくれます。
「前回は軽石、その前は鹿沼土を1~2割程度混ぜるとよい」とお話されていたと記憶しています。
そうそう!スリット鉢のすき間から、土がこぼれるのではないかと心配される方も多いのですが、土の粒が絶妙に押し合って、意外とこぼれません。
それと、好みにもよると思いますが、鉢底石は使わなくても大丈夫です。
植え替えをするときは、あまり深植えにしすぎないようにするのがポイントです。株本におひさまが当たるくらいを目安に植え付けます。
それと、植え替えのときには、割りばしなどでザクザクとつついて、根っこの隙間に土を入れたりするのですが、あまりやりすぎると、株が傷んでしまうこともあります。何事もほどほどが大事です。
10月のクリスマスローズは、枯れ葉が目立つのですけど、株元には新芽が出はじめましたよ~♪
クリスマスローズの株分けの方法
さてさて、わたしのプランター育ちのクリスマスローズ。掘り返してみると、めちゃくちゃ根っこがはびこっていました!
こんなに大きな塊ができているとは思わなかったので、ちょっと嬉しいですw
株分けをするときは「この辺から割れそうだなぁ~」と感じられるような、株本の割れ目(スカスカになっている部分)から割ってしまいます。
上の写真だと、丁度、真ん中から分ける感じですね。
株を割るときには、プラスドライバーやハサミで割るという話を聞きますが、わたしは講座で習ったように、包丁でザクっといくことにしました。
実際にチャレンジするのは初めてなのですが、先生から聞いていたとおり、すっごく気持ちよく、サクッと切り分けることができました!これは本当におすすめです。
これが、切り分けた株の断面の図でございます。
断面が気になると思いますが、そのまま植えてしまって大丈夫です。
くり返しになりますが、株本や土の表面のコケは、落としてしまって問題ありません。それと、黒くなっている古い根っこも、取り除いてOKです。
こんな感じに仕上がりました!もうすでに、小さな芽が動き出しています^^
予定よりも鉢数が増えてしまったのですけど、何とか10月中に作業を終えることができて一安心です。
クリスマスローズの肥料も忘れずに。
クリスマスローズをしっかり大きく育てるためには、肥料をあげることも大切です。園芸店などでは、専用の固形肥料が販売されていますよ。
2か月に1回を目安に、10月、12月、2月、4月頃に固形肥料をあたえて、きちんと栄養補給させることが大事で、これは、クリスマスローズの講座で毎回必ず出てくるポイントになります。
今回は株分けをした直後ですから、ダメージを負った状態ですので、少し経過観察してからあげるようにしたいと思っています。
ということで、今回はクリスマスローズの植え替えについて紹介しました。
わたしが暮らす新潟市では、朝晩に白鳥の声が聞こえるようになってきましたよ~。今シーズンのクリスマスローズがどうなるのか楽しみです^^
今回の記事がみなさんの参考になればうれしいです。