ちっちゃな熊の手みたいな多肉植物、熊童子の育て方をお話します。
葉っぱがころころフサフサで、よく見ると爪もあるみたいに見えますよね。熊童子は、本当に「熊の手」って呼ばれることもあるんですよ。
触ってみると、本当に柔らかな毛が心地よくてくせになりそうな感じがします。
秋になると紅葉して、指先が紅色っぽく色づいてきます。とっても上品な色付き方をしますから、これも楽しみのひとつなんですよ♪
今回は、プロの方に教えてもらった、熊童子の増やし方についてもお伝えしますね。
熊童子は暑さと寒さに弱いので様子見が大切!
熊童子は、とってもデリケートな性格の多肉植物です。わたしは、2度ほど失敗しています。汗
春や秋は生育期になりますから、とくに気にすることなく他の多肉植物と同じようにそだてることができます。
ですが、夏と冬は気をつけないといけません。
新潟の夏は蒸し暑くなるので、湿度が高いのも悪条件なのですが、どうも暑くなると葉っぱが落ちやすくなるような気がしています。
それで枯れてしまうことはないのですが、かなり心配になるくらいの姿になってしまうことがあるのですね。
直射日光に当てすぎると、葉っぱがこんがりと焼けてしまうこともありますから、木陰や明るい日かげに置いて育てるのがよいのかもしれません。
ちょっと小耳にはさんだのですが、夏は高温多湿になると休眠状態になるらしいので、水やりも控えめにした方が無難です。
冬は寒さに要注意です。寒気や霜にあててしまうと、一気に枯れ込んでしまいますから、これは本当に気をつけてあげてくださいね。一発KOで再起不能もありえます。
熊童子の水やりは爪の形が目安になります。
熊童子は指先の形に注目しながら育てると、水やりの加減を調節しやすいといわれています。
わたしも教えてもらったことなのですが、葉っぱの先っちょが爪のようになっているか、ぷっくり指先になっているかは、水やりが影響しているそうです。
基本的には、土が乾いたらお水をあげるようにします。
水やりが多めだとぷっくり。を控えめで管理すると爪がでてくるのですね。すぐに形が変わるわけではないのですが、たしかにそうなるんです。
だから、好みにあわせてぷっくり型に育てたり、男前なイケメン型に育てたりしても面白いと思います。
あんまりぷくぷくにし過ぎると、重みで傾くというか、倒れかかってくる感じになることもありますから、ほどほどにしてあげてくださいね。
ただし、夏と冬は全体的に水やり頻度や量を控えめにしておいたほうが無難です。この季節だけは、無茶をしないようにしましょう。
熊童子のにおいがくせになる。是非、嗅いでみて!
これは、以前にもお話した気がするのですが、熊童子って、ちょっとクサイんです。
これがまた、何ともいえない香りなのですね。だけど、もう一回、確認してみたくなるような香りなんですね。笑
例えると、ウサギ小屋とかのちょっと獣臭のような気もするし、薬草とか香草っぽいような気もするしって感じなのです。
熊童子(熊の手)って、とっても印象に残る姿をしていますから、この記事で画像をご覧になった方は、実物をみたときにも、すぐ「コレだ!」ってわかると思います。
夏から秋にかけては、店頭に並ぶことが多くなるような気がしています。見つけたら、是非、におってみてください!
臭いがすれば熊童子で間違いないと思います。そして感想を聞かせてくださいね♪
プロに聞いた熊童子のおもしろい増やし方を紹介します。
多肉植物の増やし方といえば「葉挿し」か「挿し木」が定番ですよね。
熊童子は、どちらでも増やすことができるといわれています。
わたしは、増やすとか以前の段階で失敗していますから、まだチャレンジしたことがありません。
ですが、先日、多肉植物のプロの方に熊童子の増やし方を見せてもらうことができました。
そしたら、葉挿しで増やそうとしているところだったのですけど、想像と違う葉挿しの方法だったのですね。
この画像を見てください!葉っぱ、土に挿さっていますよね。
通常の葉挿しは、土の上に葉っぱを転がしておくだけでよいといわれています。だから、土にささっているなんて信じられない光景でした。
そこで、園芸農園の方にお話をうかがうと、とっても納得のできる答えが返ってきました。
「こうやって挿した方が発根率が高いし、失敗はほとんどありません。2週間は水やりもしないで放っておきます。」
だけど、2週間も放っておいたら、葉っぱがしおれてきたときに心配。わたしは適度に霧吹きとかしていたので、その点も聞いてみました。
「葉っぱがしおれるのは水が不足してきている証拠。そうなってくれれば、水を求めて根っこが出てくるんだよ。」
うわ~。説得力ある説明だぁ。
わたしは、とてもしっくりきました。なんだか点と点がつながって、線になった気がしています。
やっぱり、わからないことはプロに聞いてみるのが一番はやいですよね!こういう些細なことでも交流がもてたことが、とってもありがたかったし、嬉しかったです。
ということで、今回は熊童子(熊の手)の育て方についてお話をしました。
多肉植物の名前って、とってもユニークなものがあって楽しいですよね。うさぎの耳って呼ばれるツキトジなんかもセンスがあると思うんです。
ホームセンターの多肉植物には、名札がついているものがたくさん並んでいますから、名前で選んでみるのも面白いかもしれませんね。
今回の記事がみなさんの参考になればうれしいです。