サボテンは100均などでも手軽に購入できる身近なグリーンインテリアです。大きさや形もいろいろあり、柱状のもの、玉状のもの、ウチワのような形のものなどがありますね。
サボテンは、それほど水やりを気にしなくても育てることができますし、はじめての室内植物には丁度よいかもしれません。
ですが、「サボテンを枯らしてしまった」という声が意外と多いのも事実です。それは、間違った認識をしていることが多いからなのです。
今回は、冬のサボテン管理方法と、うっかり枯らさないコツについてお話します。
冬のサボテン管理は、霜と凍結させないこと!
植物全般にいえることですが、冬のサボテン管理で絶対に気を付けないといけないのが「霜にあてないこと」「凍結させないこと」です。
寒さでやられてしまっては、復活させることはできないと思います。ですから冷気や低温には注意が必要なのです。
大抵のサボテンは5度くらいまでは耐えられるといいますが、深夜や明け方は冷え込みが厳しいですから、天気予報が示している気温よりも低くなること可能性があります。
雪が降る地域の方は、寒くなってきたら室内に避難させた方がよいでしょう。雪が降らない地域の方は、意外と外に出したままでも大丈夫みたいです。
冬のサボテンに水やり不要は大間違い!
サボテンは砂漠に生えているイメージがあまりにも印象的な植物ですよね。わたしだって、サボテンのイメージといえば砂漠を思い浮かべます。
砂漠は雨が少なくて、乾燥しているでしょうから、サボテンは乾燥に強くて、水がなくても生きていけると思われがちなのですね。これが間違いのはじまりです。
サボテンも生きていますから水やりは必要です。
だけど、他の植物に比べると、圧倒的に水やり頻度は低めです。そして、一回に与える水の量が問題なのですね。水やりをした後に、土の湿った状態が長く続くとサボテンは根腐れを起こしてしまいます。
水のやり過ぎが、サボテンを枯らしてしまう原因で圧倒的に多いはずです。
さて、冬のサボテンは、休眠状態に入っているものが多く、水やりをしても、それほど吸水してくれません。ですから、不要な水をじゃぶじゃぶ与える必要はないのです。
むしろ、乾燥気味に管理して、月に1回くらい、ごく少量のお水を与えるようにするのがよいと思います。成長のための水ではなくて、生きるために必要な最低限の水くらいの気持ちであげましょう。
葉水のように霧吹きをするという方もいるようですが、わたしは霧吹きをしません。サボテンのトゲは濡れると傷みやすいものもあるのです。ですから、むやみに本体を濡らすことは避けた方がよいと思います。
冬場のサボテンはエアコン、過湿器に要注意!
冬場のサボテンは、室内管理になることが多いです。そのときに気を付けたいのがエアコンと加湿器です。
夏場でもそうなのですが、エアコンの直風を植物にあててしまうのは、急激な乾燥をまねいてしまったりします。運が悪いと枯れてしまうもありますから、直風にあててはいけません。
加湿器もほどほどに使う分にはよいのですが、加湿器付近にはサボテンを置かないでください。加湿器の種類によっては、機器付近がやたら湿ってしまうものもあります。そして、サボテンは過度な過湿に弱いですから要注意ですね。
人間にとっての過ごしやすい環境が、植物にとってはよくないということもあるものです。エアコンと加湿器を使う方は、サボテンの置き場所に気を付けましょう。
昼間はできるだけ日光浴をさせましょう。
サボテンを健康に育てるためには日光に当てることは不可欠です。暗い部屋で育ててしまうと、サボテンが徒長して型崩れしてしまったり、弱りやすくなってしまったりします。
冬場であっても、日中はできるだけ日光浴をさせてあげましょう。寒さが厳しい地域の方は、窓の付近の温度に気を付けてくださいね。窓際は気温が低くなっています。
雪が多い地域では、日照の確保が難しいことが多いものです。わたしは、気休め程度の効果だと思いますが、植物育成ライトを当ててあげたりしています。(観葉植物だと効果があることが確認できましたよ。)
それから、水を与える量を控えめにすることで、徒長予防にもなりますから、小さなことの合わせ技で、なんとか冬をのりきりたいですね。
それでは、ここまでのお話をまとめてみますね。
サボテン冬越しでうかっり枯らさない4つのポイント
・霜と凍結には厳重警戒!
・水やりはごく少量くらいの気持ちで。
・エアコン、過湿器に要注意
・昼間はできるだけ日光浴
最後に、冬場のサボテン管理で「断水」するという方もいらっしゃいます。これも正しい方法のひとつです。
断水は寒さが厳しい地域の方にはよいと言われていますが、わたしは完全断水をやったことがありません。汗
断水ってどれくらいの期間のりきれるものなんだろ?実際にやったことのある方、是非、教えてくださいませ。
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