秋は多肉植物にチャレンジするのには絶好のシーズンです。

はじめての方でもトラブルに見舞われることが少なくてすむと思います。

ところが、本やインターネットを見て、きちんとその通りに育てているのに、多肉植物がぐったりしてきたり、しおれてきたりすることもあるのですね。

今回はわたし体験をもとに、多肉植物がぐったりと元気がなくなってきたときの対処方法でうまくいった事例をお話します。

まずは多肉植物の状態をチェックしましょう。

多肉植物はだれでも簡単に育てることができる丈夫で強い植物と紹介されることが多いですね。

ですが、実際に育ててみると、そう簡単にはいかないこともあるのです。

とくに9月中は、暑さは和らぐものの、多肉植物の夏疲れが出やすい季節でもありますから、まずは状態チェックからはじめてみてくださいね。

ざっくりとチェックするなら、葉っぱ、茎、全体の姿(雰囲気)を見てあげましょう。

多肉植物の葉っぱがしおれてきたの対処方法。

多肉植物はご存知のとおり、葉っぱに水分を貯めておけるようになっています。

葉っぱがしおれてきたら水やりのタイミングといわれることもあるくらいなのですね。

わたしの体感では、全体的にしおれてくるようにも見えるのですが、株元に近い部分の方がしおれやすいように感じています。

だから、茎の先の方は意外と元気だったりするのですね。

それであれば、水やりをして日当たりと風通しの良い場所に放置します。屋外に置けるならば、その方がより良いと思います。

1週間くらい様子をみて、葉っぱがふっくらとしてくれば安心です。

それでも改善がみられなければ、下葉の役割が終わったと思って、そのまま育てるか、元気な部分だけをカットして挿し木にします。

多肉植物の茎がぐったりしてきたときの対処方法。

多肉植物の茎がぐったりしてきたときは、株元の方から変色がおきていないかをチェックします。

茎が腐るように変色している場合は、傷みかけている部分から1cm以上離れた場所でカットします。

ギリギリのあたりを切らずに、元気な部分をなんとか挿し木で復活させることを試みます。

それと、勇気をもって、軽く茎を揺すってみてください。

腐ったように柔らかくなっていて、体を支えることができなくなっていないかを確認します。

まだ茎にしっかりとした感触が残っていれば、先ほどと同じように水やりをして様子をみます。

それでも起き上がる事がなければ、カットして挿し木で仕立て直しをしてあげます。

多肉が成長する過程で茎をのばしてしるならば、そのまま放置して暴れん坊将軍にしてあげることもあります。

わたしは、茎に異変が出てきたら早めに仕立て直し(挿し木)に取り掛かってしまうことが多いのですが、生存率(成功率)は高いですよ。

多肉植物が全体的にぐったりしてきたときの対処方法。

これが一番困る症状です。

もしかすると根っこに問題があるのかもしれませんし、育てている環境が悪いのかもしれません。

わたしは、前回の水やりからの期間をみて、1週間くらい経っているなら水やり後に日当たりと風通しの良い場所に置いてあげます。

だけど、水やりから4日くらいだったら、水やりをせずにやはり放置します。

様子見は毎日チェックしておいて、もし、葉っぱが落ち出すとか、改善が見られない場合は、仕立て直しを検討します。

なんとか元気な部分が残っているうちが勝負だと思うのですね。

本格的に全体が傷んでしまったりすれば、手遅れになってしまいますから。汗

それでは、ここまでのお話をまとめてみますね。

多肉植物がぐったしてきたときの対処方法まとめ

・まずは、ぐったりの状態確認。

・前回からの水やりから1週間くらいたっていれば水やり。

・日当たりと風通しの良い場所に移動してみる。

・改善がなければ、カットして仕立て直し。

ということで、わたしが実践して上手くっている対処方法を紹介しました。

もちろん、すべてが上手くいくわけでもありませんし、場合によっては失敗することもあります。

植物は生きていますから、やってみないとわからないことも多いのですね。

はじめての多肉植物で、グッタリ現象がおこってしまったときの参考になれば嬉しいです。