多肉植物は、通年で店頭にならんでいますよね。だけど、育てやすい時期、成長の時期、繁殖の時期など、細かく調べていくと、本当にむずかしくなってしまいます。
そこで出てくるのが「夏型」「冬型」という考え方です。これは、何を示したものなのでしょうか。そして、どのくらい大切なことなのでしょう。
今回は、夏型・冬型の考え方と、それにとらわれないで、多肉植物を楽しむための「ザックリはなのあ流」を紹介します。
多肉植物の夏型、冬型って何なのか?
多肉植物には、成長する時期と休眠する時期とがあります。
夏が成長期になる種類を「夏型」、冬が成長期になる種類を「冬型」といいます。
これを逆転させると、夏に休眠するのは「冬型」、冬に休眠するのは「夏型」と考えられますね。
なので、冬型の多肉植物は、夏の時期は成長しづらかったりします。夏型の多肉植物はその逆で、冬のじきは成長しづらいのです。休眠期に成長や変化がみえにくいのは、自然なことなのです。
とはいえ、成長期に当たっていても、暑さに弱い夏型。寒さに弱い冬型という種類もあります。結局は育ててみないとわからない。こうなってしまうのですね(笑)
水やりについても、夏と冬は、○○型に関係なく控え目にする季節ですから、実際のところは何型というのを気にし過ぎなくても十分に育てることができます。
春と秋は、夏型・冬型に関係なく過ごしやすい時期
ここで注目したいのは「春と秋はどちらの型でも育てやすい時期」に当たるということです。
夏場、冬場に弱ってしまった植物も、元気を取り戻せるチャンスです。
また、葉挿し、挿し木などで増やすのにもよい季節だと思います。繁殖させるときには、真夏、真冬、梅雨の時期を避けるようにします。
そうなると、春と秋はとても楽しみが多い季節になりそうです。
はなのあメモ
多肉植物には「春秋型」という区分を目にすることがあります。
「春と秋」が成長期になって、「夏と冬」は休眠期になるという考えです。
この区分けでも、結局は、春と秋は育てやすい時期になり、夏と冬は様子見の時期ということになりますよね。
水やりは、どの型であっても、夏と冬は、水やりを控えめにしてあげます。
ちょっと小難しいここが続いてきましたが、ちゃんと整理すると意外とすっきりしていると思います。
ここまでのお話しを、一度、お話をまとめてみますね。
多肉植物には夏型と冬型がある。
・成長期と休眠期をざっくりと知る時には便利な指標。
ザックリはなのあ流
・夏と冬は、水やり控えめで様子見の時期。
・春と秋は、成長、繁殖が期待できる時期。
区分や種類分けにとらわれすぎなくても、季節の変化に注意しておけば大丈夫です。
お店で買うとき、譲ってもらうときに「何型か」にとらわれるよりも、そのときの出会いや喜びを大切にして、多肉植物を楽しんでくださいね。
春・秋の季節は、多肉植物を育てやすい時期です。店頭に並ぶ品種も、全体的な数も、真夏に比べると多くなってきますよ。
ほしかった品種が、突然、店頭に並ぶこともありますから、気分転換に出かけてみてくださいね。
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