寒さに強い多肉植物といえば、センペルビウム!だけど、どれくらいの寒さまで耐えられるのかというと、いまいちピンときませんよね?
前回の記事を書いていて、ふいに実家においてきた繁殖中のセンペルビウムのことを思い出しました。汗
きっと、多肉棚の上に置きっぱなしなので、あの地獄の大寒波の中、完全に屋外。しかも、雪をがっつりかぶっていたことでしょう。
今回は、完全屋外の極寒の中に放置してしまったセンペルビウムたちがどうなったのかを報告したいと思います。
センペルビウムは寒さに強いの勘違い。
センペルビウムは寒さに強い多肉植物の代表です!これは間違いなく本当です。
ですが「寒さに強い」といっても、どのくらいの寒さなのかとか、どんな環境なのかといった情報が欠けていることがあるのですね。
わたしの感覚としては「雪があたらないような軒下や、屋根付きの棚などに入れた状態でならば、新潟の冬でも乗り切れる」といったところ。
氷漬けになったり、雪に閉ざさてしまっては、さすがにアウトと言われても仕方ないと思っています。
ですから「寒さに強いといっても限界がある」ということは、心のどこかにおいておかないといけませんよね。
とはいっても!わたしが住んでいるのは新潟。新潟の冬は雪は積もるし、寒さに閉ざされることもあります。
そんな環境でも、屋外に放置しておいて生き残れるかを知っておくことは重要!
さぁ、わたしのセンペルビウムたちはどうなってしまったのでしょうか?
新潟の冬もバッチリOK!センペルビウムは寒さに耐えられた!
急に気になりだしたわたしは、実家のセンペルビウムを捜索に行ってきました。笑
思っていたところとは違った場所にあり、完全に「置き忘れた」ことがバレバレなほどの状況でしたw 屋外にある父の工具棚の上にポーンって感じです。
さぁ、鉢の中がどうなっているか覗いてみると、センペルビウムの子株たちはバッチリ生きていました!正確に言うと、生きている子株もありました~♪って感じです。
遠目に見ると、冬前とたいして変わらない様にも見えるのですが、近くに寄ってみると、事件勃発していることに気づきます。
ほら!ランナーから切り離して挿した子株ちゃん。ダメになっている子がいつくかあります。枯れているっぽいですよね?
もちろん、全部が全部壊滅しているわけではなく、まだ生きていそうな雰囲気があるものもありますよ。
これについては、ちょっとだけ自信のある体験があるのでお話させてくださいな♪
センペルビウムの子株やランナーを切るタイミングがあります!
センペルビウムは、ランナーが出てきて親株の周りに何個か子株ができてきます。
できた子株は、そのままにしておいても大丈夫。放っておいても、土にふれているところから発根して根付くようになるのですね。
鉢の中で育てているものを放置しておくと、鉢いっぱいにギュウギュウのセンペル丼ができあがるんですよ♪
だけど、ギュウギュウになってからでは、手入れにとまどってしまうので、わたしはランナーをカットして挿し木してあげました。
センペルビウムのランナーにできた子株は、どのタイミングで切り離すのがよいのか?これについては、なかなか情報にたどりつくことができないかもしれません。
そこで、わたしなりに体験をとおして学習したことを紹介しますね。
センペルビウムのランナーから子株を切り離す目安は、季節というよりも子株の大きさです。子株が1.5cmくらいの大きさになったら、バッチリOKだと思っています。
1cm未満の小さな株は、切り離してしまうと、たとえ発根したとしても冬をのりきれないことがあります。ですから、秋の成長期の段階で、まだ株の育ちがあまいと思ったら、そのままにしておく方がよいですよ。
今回、寒さでダメになってしまったものは、どれも子株が小さくて1cmあるかどうかのもの、それ未満のものがほとんどでした。
寒さに耐えたセンペルビウムはブヨブヨ、ドロドロとは無縁!
ところで、元気そうに見えるセンペルビウム。本当に傷んでいないのかを指で触って確かめました。
そうしたら、想像以上の感触にビックリです!葉っぱはしっかり締まっていてハリや硬さが残っています。ブヨブヨになることも、フニャフニャになることもありません。
株元はグラグラすることもなく、しっかりと足元をかためてくれていました!思わず「わぉ・・・」と声をもらしてしまいました。なんだか父性に目覚めた感じですw
そうそう!センペルビウムは、冬になると下葉の方から枯れ込んでいくような姿になります。ですが、これは普通のことで病気でもなんでもありません。
はるになったら、枯れた部分を取り除いてみてくださいな。丁寧に枯葉をとると、根っこがでていることに気づくと思います。
だから、冬の枯れ込んだような姿を目の当たりにしても、株がお亡くなりになったと即断してしまわないでくださいね♪
ということで、今回は、わたしが屋外に置き忘れていたセンペルビウムと、寒さ耐性の検証結果をお話しました。
新潟の冬でも乗り切れるというのは、まんざら幻想ではなさそうです。
センペルビウムには、いろんな品種がありますから、今年は紅色に紅葉するタイプを集めてみたいなぁと思っています。
春秋が成長期になりますから、わたしの欲しているセンペルさんに会えることを楽しみに多肉狩りしたいと思います。
今回の記事が、皆さんの参考になればうれしいです!