観葉植物や多肉植物は、水やりのタイミングがとてもむずかしいですよね。植物を育て慣れている人でも、失敗して根腐れを起こしてしまうこともあります。
水やりのタイミングは、「土が乾いたら」が基準になります。ところが、この基準が見た目ではわかりにくいから失敗してしまうのですね。
今回は、水やりのタイミングで失敗しないための3つの方法を紹介します。
「土が乾いたら水やり」の間違い、勘違い。
水やりのタイミングは、植物の育て方の説明書などを見ても「土が乾いたらたっぷりと」のように表記されていることがありますよね。
ですが、この文章、表記を勘違いしてしまうことが多いのです。「土が乾いたら」というのは、土の表面のことだけではありません。
鉢の中の土の状態も考慮しないといけないのです。
鉢の中の土が、まだ湿っているのに、次の水やりをしてしまうと、これが悪循環のはじまりになって、根腐れにつながってしまいます。
と、いうことは、鉢の中の土の乾き方がわかれば、水やりのタイミングを間違えずに済みますよね。
それでは、鉢の中の土の乾き具合を知るための方法を紹介します。
水やり前後に重さをはかる。
わたしは、この方法を知ったときに、ひっくり返りそうなほど衝撃をうけました。植物を育てるときに、重さをはかるという発想がまったく無かったからです。
だけど、言われてみればその通りなのです。水やり前と水やり後に重さをはかっておけば、水が残っているのか、そうでないのか、どれくらい残っていそうかがわかりますよね。
後で知ったのですが、植物を育て慣れしている人は、鉢を持ったときの感覚で、土の乾きや水分の残り具合が分かるようになってくるそうです。
これは驚愕ですよね。わたしも、できるようになりたいです!これは本当にすごくないですか?(笑)
割りばしを土に挿して、湿り方を調べる。
この方法も、はじめて知ったときには衝撃的でした。当たり前すぎるのに、割りばしを挿すなんて方法は、まったく思いつかなかったのです。
だけど、これも見た目でチェックできるし、やり方も簡単ですから、とても有効な方法です。
やってみるとわかるのですが「竹串」だと、細すぎて湿り気の確認がしづらいです。竹串の表面の加工の仕方によっては、触ってみても水分を感じにくいことがあります。
割りばしを使うときは、使用済みのものではなく、新しいものを使ってくださいね。お弁当を食べた後の割りばしを挿してはいけませんよ。
そして、割りばしを挿して水分チェックをするときは、挿してすぐ抜くのではなくて、挿した後に少し時間をおいてから抜くとわかりやすいですね。
一度、やってみることをおすすめします。これから、冬になりますから、観葉植物も多肉植物も、休眠期になるものが多くなります。
水のやり過ぎは根腐れにつながりますから、いまの時期のうちに、チェック方法だけでも試しておきましょう。
カレンダーや手帳に水やりした日を書いておく。
水やりは、慣れてくるとタイミングや間隔も上手にコントロールできるようになってきます。だけど、室内で育てるような観葉植物や、水やりの間隔を調整しなければならな多肉植物は、毎日、水やりをすることはありません。
何日か間が空いてしまうと、前回の水やりのタイミングを忘れてしまうのです。また、何種類かの植物を育てている場合、それぞれに水やりのタイミングを合わせていると、絶対に「いつ水やりをしたのか」が、わからなくなってしまいます。
はじめて育てる植物であれば、最初の1年目は、様子見しながらの管理になりますから、ぜひ、カレンダーや手帳をつかって、水やりした日を記録しておきましょう。
少し間隔が遅れるくらいでも大丈夫ですが、育てる環境によっても、マニュアル通りにはいかないことが多いものです。そのときにも、記憶ではなくて記録が有力な情報になってくれます。
それでは、ここまでのお話をまとめておきましょう。
失敗しない水やりの方法
・水やり前後の重さで水分量の確認をする。
・割りばしを使って湿り気を確認する。
・カレンダーや手帳で、水やりの日を管理する。
水やりは、本当にむずかしいです。根腐れを起こしてしまうと、植物全体にダメージを与えることになってしまい、多くの場合は復活させることができません。
庭に植えているような花や野菜であれば、毎日でもよいのでしょうが、室内管理の鉢植えや、多肉植物は水やりに十分注意してあげましょうね。
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