花の司、ハムシー

2017年の多肉植物エケベリア大人気でした。

エケベリアはお花が開いたような形をした多肉植物で、ホームセンターなどでも高級品種が店頭に並ぶほどの盛り上がりでした。

ところで、冬の季節になると多肉植物は全般的に品薄になるような気もしますが、実際はそうでもありません。

新潟では、とても不思議なことに、この季節になるとハムシー花の司という多肉植物がわんさかお店に並びだします。

今回は、ハムシーや花の司の育て方増やし方のポイントについてお話します。

ハムシーと花の司はよく似ている!もしかして同じ品種?

ハムシーと花の司はエケベリア属の多肉植物です。

ブログなどでも盛り上がりを見せている、つるんとした葉っぱとは違って、ふさふさの産毛が生えたような葉っぱがつきます。

やさしく触ってみるとわかりますが、すぐに取れるような毛ではなくて、わりとしっかり生えているんですよ。

ところで、ハムシーと花の司って見た目はほとんど同じような気がして、どっちがどっちと聞かれても、わたしは見分けがつきません。汗

諸説諸々あるのですが、茎の部分まで毛が生えているか、生えていないかで見分けると聞いたことがあって「へぇ~」と思ったことを覚えています。

ハムシーと花の司は、青々としている季節は見分けがつかないのですが、紅葉シーズンになると葉先というか、葉っぱのふちから色づくようになります。

まさに、これからのシーズンが見ごろになっていくと思うのですが、花の司の方が鮮やかなピンク色に染まりやすいように感じるのですね。

一度だけ見たことがあるのですが、本当にどピンク色に染まったものをみたことがあって、何かの間違いなのか、新発見なのかと一人で大騒ぎしたことがあります。笑

わたしは、細かなことよりも感覚で楽しんでいますから、まぁ、そんなものなんですよ。

ハムシーや花の司は寒さに強いって本当なの?

わたしは、ハムシーも花の司もそだてたことがあります。(ネームプレートでは、ちゃんと別々の名前が書かれていました。)

きっと、それぞれに個性があるでしょうから、育て方や好きな環境などにも違いがあると思うのですね。

ですが「どちらも育て方は変わらないんじゃない?」というのが正直な実感です。

この子達は、とにかく強くて、本当によく育ちます!リアルに大きくなりますから、育ってる感を楽しみたい方には絶対的におすすめです。

暑さや寒さにも、とても強い印象があります。ほかの子たちと比べると、本当に問題なく通年を過ごすことができる強靭さを秘めているのですね。

それと、冬は寒くても十分に乗り切ることができます。ただ、本やインターネットで書かれているような「霜にあたっても大丈夫」というのは疑問です。

もちろん、雪の下に埋まってしまうのもダメだと思います。

わたしは、ハムシーも花の司もうっかり霜にあててしまったうえに、その後、吹雪に見舞われバッチリ凍傷でダメにしてしまいました。涙

しばらくはドロドロになることもなく過ごしていたのですが、やっぱり時間が経つにつれて症状がでてきてしまったのですね。

ですが、霜や雪にさらすことなく、凍てつくような寒気に直接放置したりしなければ、傷んだり、枯れたりすることはないと思いますよ。

だって、事故がおこるまでは何の問題もなく過ごしていましたから!

ハムシーや花の司の育て方に違いはある?

花の司やハムシーは、とても素直でわかりやすい性格のおひとよしさんです。笑

どちらも、これといって育て方や置き場所に違いはないように感じています。

一見、平気な顔をしてにこやかに日常を過ごしていますが、お水が不足してくると葉っぱがあからさまにしおれてきたり、全体的にだるそうになったりします。

お水をあげれば復活しますし、この子たちが枯れてしまったという経験は、ほとんどないくらい元気に育ちます。

日当たりの良い場所で育てることは大事!屋外であれば、雨にあたっても平気です。

水やりは、深刻に考えすぎず、土が乾いたと感じたときにあげる程度で十分だと思います。

ところが、屋外管理のときには、どうにも困った問題がでやすいです。

それは、葉っぱに茶色い点やサビがでたようになってしまうことです。汗

これは運命なのか宿命なのか、どうにも避けて通るのはむずかしいというのが、わたしの現状です。

サビ病っぽい雰囲気もあるのですが、ほかの原因なのか、わからないのですね。(さび病だったら、もうちょっと広がるような気がするんだけど、それほどでもないしななぁ・・・)

ただ、今年チャレンジしてわかったのは、雨よけひとつあるだけで、症状はかなり出にくくなるということです。

ということは、やっぱり雨ざらしがよくなかったのかなぁ?と考察しています。

そうそう。産毛が生えたような葉っぱの多肉植物は、雨にさらしたり、多湿には弱いといわれています。こういうのは、どの品種でも共通なことだと思って育てると失敗が少ないですよ。

ハムシーや花の司の増やし方とおすすめの楽しみ方

ハムシーや花の司は、挿し木で増やすことをおすすめします。

わたしは、これまでに何度も挿し木をしてきましたが、一度も失敗したことがないのではないかと思えるくらい成功率が高いです。

とにかく、通年で挿し木しても大丈夫なのではないかと思えるくらいなのですね。

ですが、無理は禁物ですから、春や秋にチャレンジするのがおすすめです。緊急事態が発生したとき以外は、季節との相談も大事です。

ところで、ハムシーや花の司は本当に大きくなります。大きくなるというのは樹木のように育っていくという意味です。

わたしは、多肉植物らしく小さな鉢で愛でるのも好きなのですが、この子たちは大きな木にしてみたいという願望があるのですね。笑

すっごく楽しいと思うんですよ~。枝先にごっそり多肉が咲くような姿になりますから、わたしにとっては楽しみと喜びそのものになると思っているんですw

何度かフリーマーケットなどでも見たことがあるのですが、多肉植物って、わたしたちが普段目にしているものとは別物のような姿に育ち上がることが多いです。

小さな鉢で店頭に並ぶものは、ほんの枝先の部分だったり、本当に「芽」同然であったりします。

こういうビックリな姿なんかを展示してくれる植物園とかあったらいいと思いません?

定期的に収穫祭とか、分けてあげるよの会とかが開催されれば、人が集まるとおもうんだけどなぁ~。なんて。

ということで、今回はハムシー、花の司につてい紹介しました。

わたしの中では春秋のイメージが強い品種なのですが、この子って冬型なのかな?

寄せ植えや単品の苗も、たくさん店頭に並びだしています。無茶をせず、室内で鑑賞するのにもよいと思いますから、是非、店頭でさがしてみてくださいね!

今回の記事が、みなさんの参考になればうれしいです。