冬の多肉植物の管理はなかなかむずかしいものです。みなさんの多肉ちゃんは、順調に育っていますか?
例えば、かわいいグリーンインテイリアとして多肉植物を室内に置いている方、寒さ対策で多肉植物を室内に避難している方もいると思います。
12月から室内に取り込んだとすると、そろそろ多肉植物も暴れ出す頃です。
暴れ出すというのは、茎がぴょ~んと伸び出したり、葉っぱがぱっか~んと開きだしたりすることを表現しています。
多肉植物は、室内管理をしていると、どうしても「徒長」しやすのですね。
わたしの多肉ちゃんたちも暴れ出しました。笑 いよいよ、戦いのときがきたのですね。
今回は、冬の室内管理で多肉植物が徒長してしまう原因と対策についてお話したいと思います。
多肉植物の徒長って何?どうなるのか画像で解説。
多肉植物を育てていると、1年のどこかで徒長という現象に遭遇します。
徒長というのは、茎がひょろひょろ伸び出して、葉っぱがだらしなく垂れ下がったり、スッカスカになってしまったりする不健康な状態をいうのですね。
徒長がはじまった多肉ちゃんは、そのまま朽ち果てるのとは違うのですが、健康な状態に比べると、ややデリケートになりがちだと感じています。
これは、わたしのオパリナちゃん。
いよいよ暴れ出しました。汗 下葉がとれるのは仕方ないのですが、伸び出していますね。
以前に紹介した、フーケリーくんみたいに、芯がニョキニョキ伸び出すような予感がします。
こういうお花みたいな形をしている多肉ちゃんたちは、徒長がはじまると、塔が立つように、中心からぐ~んと伸びてしまうのですよ。涙
これは、あんまり見せたくなかったけど、お勉強のために見てくださいね。
たぶん、朧月っていう多肉ちゃんなのですが、昨年の初秋に仕立て直ししたものです。
この子は、一切、外に出ることはなく、ずっと室内で暮らしていますが、とっても、残念な姿になってしまいました。汗
来春には、葉っぱをむしって、もう一回、軌道修正しようと思っています。
徒長の症状は、多肉植物の種類や育てている環境によって違います。
「こんな感じになるよ」っていうのが伝わればOKです。
多肉植物を徒長させない育て方。
多肉植物を徒長させない育て方ってあるのでしょうか。
これは、室内管理では、なかなかむずかしい課題だと思っています。
多肉植物は、屋外で育てていても徒長してしまうことがあるのですね。
多肉植物が徒長してしまう原因は、ざっくりと紹介すると3つのことがあげられます。
・日照が不足している。
・水やりの量が多い。
・肥料のあげ過ぎ
みなさんも本などで「見飽きたよ」っていうくらい、見たことがあると思います。
だけど、それくらいこの3つがポイントだということなのですね。
多肉植物の日照不足は徒長の原因になりやすい!
まず、室内管理だと、屋外に比べて日照不足になりやすいのです。
窓の近くに置いて、できるだけ日光浴をさせてあげるようにしてあげることは、大切なポイントです。
冬は、そもそもの日照時間も短くなっていますよね。涙 新潟は、曇り、雨、雪が多くでつらいです。
屋外でも、時間帯によって日陰になってしまう場所で育てていると、徒長が起こってしまうことも案外あるものです。
日照って、本当に加減がむずかしいのですね。
多肉植物への水やりも徒長の原因になります。
実は、水やりも徒長の促進につながることがあるのです。
多肉植物の水やりって、本気で管理しようと思うと、なかなか奥が深いのですね。
あげ過ぎると根腐れなどが起こってしまうし、水不足になるとしなびてしまうし。汗
冬場の多肉植物は、休眠状態になっているので、春や秋に比べると、水やりの頻度や量は控えめにするのがよいと思います。
わたしは、冬の水やりは、湿らせる程度20日に1回くらいあげていると思います。(もちろん、葉っぱの状態とかを見て、あげることもあります。)
ちょっと、面白い現象なのですが、多肉植物って、水やりをすると、ぱっか~んと葉っぱが開くように見えることがあるのですね。
そして、ちょっと時間がたつと、葉っぱも膨らんで、ちょっと締まって復活するように感じています。
葉っぱが動いていると思うんだけどなぁ。気のせいかなぁ?
肥料が原因で徒長することもあります。
最後に、肥料の問題です。
多肉植物にも肥料をあげることがあります。冬や夏は肥料をあげるには向かない時期だと思うのですね。
あげるなら、春や秋がよいと思うのです。夏や冬は成長が停滞しますから、そういう時期に、肥料やお水を積極的にあげてしまうと、逆効果になることが多いのです。
風通しや気温なども無下にできません。
徒長って、「徒長=日照不足」みたいな公式が成立して、定着しているような気がします。
だけど、徒長の原因って1つだけが影響しているとは思えないのですね。
これは、わたしの勝手な意見です。
例えば、気温や風通しなどの、普段はあまり意識されない「育てる環境」が全体的に影響しているように思うのです。
わたしも、何をどうすればうまくいく!というような決定打はないのですが、失敗から学んだことがあります。
例えば、カポックという観葉植物。とても強くて、ある程度、どんな環境でも育てやすいといわれています。
だけど、この子だけは、何度チャレンジしても、ダメになってしまうのですね。
たぶん、わたしのお部屋の環境では、適応しにくく、育ちにくいのだと思います。
ちょっと、話がずれてしまいましたが、植物によって、過ごしやすい環境、育ちやすい環境は違っていると思うのですね。
と、いうことで、今回は多肉植物の徒長について、原因や対策をお話しました。
室内管理で、徒長はつきもの。だけど、枯れてしまうよりは、何倍もマシです。
春がきたら、仕立て直しをしてあげれば、モリモリな多肉ちゃんに復活させることもできます。
徒長におびえて、いろいろ手をいれてしまうよりは、春を待った方が、きっとうまくいくことが多いですよ。
今回のお話が、みなさんの参考になれば、うれしいです。
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