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- 緑と花のある生活のすすめ
観葉植物、多肉植物を室内で育てるとき、誰もが最初から上手に育てられるとは限りませんよね。「枯れる」「腐る」に気を取られていると、それ以外の問題が出てきて、困ってしまうこともあります。
今回は、観葉植物、多肉植物を問わず、実際に育ててみてから気づいた問題。育てる中で起こる問題など、よくある失敗談や困り事をまとめてみました。
自分には起こらないことでも、他の人にどんなことが起こっているのかを知っておくことは、とても参考になります。そして、対策としてできることを考えてみました。
やっぱり、水やりで失敗している人が多い。
インターネットで色んな人のブログやアンケートなどを見ると、圧倒的に多い失敗、困り事は「水やり」です。だけど、すべてが「根腐れ」につながる内容だけではありません。いわれてみると、「確かに」と思えることが多々あります。
・水やりしすぎて、根腐れを起こしてしまった。
・水やりがわからず枯らしてしまった。
・水漏れや蒸れで、壁や床にカビが生えてしまった。
・ねばねばの液が床に着き掃除が面倒でした。
・フローリングを気にして葉水を怠りがち
・自宅を一週間以上空けることになって、その間のお世話ができない。
・大きな鉢植えは、たっぷり水やりするのが大変だった。
・陶器の鉢で育てているが、水やりすると重くて動かせない。
長期間、お世話ができない状況になることも考えられますね。旅行や出張にいくときは、確かにお世話ができません。期間にもよりますが、水やりは毎日しなくても大丈夫です。
そして、家を空ける期間が多くなりがちな場合は、多肉植物などの水やり頻度が少なくてもよい植物を選ぶのも、よいと思います。
最近のお部屋は気密性が高くなっていますよね。お部屋のコーナーや壁際などの湿気のたまりやすい場所などでは、カビにも気を付けないといけません。
鉢の中の土にもカビが発生することがあります。そのときは、カビた土を(部分的に)取り除くようにしましょう。
カビが発生しないようにするには、適度な空気の流れ、風通しのよさがポイントになります。サーキュレーターなどで空気を循環させることもよいと思います。そして、適度にお日さまの光が射し込むこともカビ予防には有効ですね。
「ねばねばした液」は、植物の蜜のようなものを指しているのか、虫が発生しているのが原因なのか分かりませんが、検討してみないといけませんね。
日当たりで失敗している人が多い。
植物を育てるときには、どうしても日光が必要になります。室内でも植物を育てることはできますが、どのお部屋、どの場所で育てるのかに加えて、必ず日当たりの具合をチェックしておきましょう。工夫しようとしたが故の失敗もありるところに、なるほどなぁと感じる困り事もありました。
・飾りたいスペースの日光が届かない。
・日当たりの悪さのため、どんどん枯れてしまう。
・日当たりが良くないので、なかなか上手く育たない。
・日が当たらないので、葉が黄色くなったり、枯らしてしまう。
・日当たりを調節したいが大きな鉢が重くて動かせない。
日当たりが悪い場所で植物を育てるとき、定期的に移動して日光浴させることは、とても大切なことですよね。だけど、大きな鉢になると、移動は本当に大変です。汗 男でも気合いを入れないといけないこともあります。
植物を選ぶときに、鉢を動かすことも考慮して、自分の管理できるサイズを選ぶことも大切ですね。
育てる環境にあわせて植物を選ぶとすれば、耐陰性があって「明るい日陰」で育つ植物がおすすめです。買ってきた直後は、環境の変化で葉っぱが落ちたりしますが、すこしずつ慣らしていけばきちんと育ちますよ。
植物ならでは困り事もあります。
植物と一言でいっても、お花が咲く、お花が魅力的な鉢植えもありますよね。わたしもお花を育てていますが、完全に屋外で育てるようにしています。まさに、その理由でみなさん困っています。まずは、失敗・困りごとの内容をごらんください。
・花の蜜を求めてアリが入ってくる。
・落葉したり、花びらが散ったり、また花粉が飛び散ったりして大変。
・花の花粉が壁に付き、色が取れなくなった
・花のにおいが思っていたよりもキツイ。気になる。
わたしはお部屋の中では、お花の鉢植えを置くことをひかえています。やっぱり、花粉がおちることが気になりますし、花粉症もちなので、嫌厭しがちです。
お花だけでなく、葉っぱだけのように見える観葉植物をお部屋におくときにも「におい」は重要なポイントですね。植物によっては、香りが強いものもあります。「グリーンな香り、草の香り」という感じです。
お部屋が閉め切りになることが多い方、寝室などに植物を置きたい方は、香りはチェックしてから購入することをおすすめします。多肉植物も香りの強いものがありますよ。
虫が出て困るという人が多い!コバエやアリは大問題。
・鉢植えを買ってきたら虫が発生。
・コバエが発生しました
・植物をおいていると虫が飛んだりすること。
・茎や枝にアリがたくさん登っている
・アブラムシがついて困った。
・虫が寄って来るのが一番困る。
・幼虫が出てきて部屋を歩き回っていた。
わたしは室内で観葉植物を育てていて、虫が出たことは一度もありません。汗
ちょっと単純なのかもしれませんが、室内で育てる観葉植物を例に考えてみると、虫が出る原因は「植物」か「土」のどちらかだと思います。
購入時期にもよりますが、鉢植えの場合は、どんな土が使われているかわからないですよね。腐葉土のような土が使われている場合は、虫がでてしまうこともあります。これは、腐葉土の持ち味なので仕方ないと思います。
わたしは、鉢植えや黒ポットで購入するときは、土の様子やニオイをチェックしてから購入しています。そして、できるだけ早い段階で土を入れ替える(植え替え)をするようにしています。もしかすると、これが虫対策になっているのかもしれません。
植物自体に虫が住み着いていることも考えられますが、葉や茎の様子をよく見て、問題なさそうなもの、傷などがないものを選ぶようにするくらいしか、はじめは対策がないかもしれません。
育てる環境も影響します。適度な日当たりがある場所、湿気がたまらないように風通しのよい場所で育てることも虫対策に有効です。そして、葉水も虫害対策に有効なお手入れですから、是非、取り入れてみてくださいね。
虫が出てしまった場合は、薬で駆除することもができます。はじめてのときは、売り場の店員さんに状況をお話して、相談してみるのが絶対におすすめです。
ネットで調べるのも有効なのですが、自分の抱えている状況と「文字」で表された情報には、ニュアンスなどの違いが出ているかもしれません。悪いことをしたわけでも、何でもないことですから、自信をもって店員さんに声をかけてくださいね。
植物を育てていると、環境や状況によって、いろんな悩みごと、困りごとがあるものですよね。自分以外のケースを知っていると、とても参考になったり、今後の役に立ったりします。
ときどきは、こんな情報も提供できたらなぁーと思っていました。また機会があれば、書いてみたいと思います。
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